2019年4月6日(旧暦では2019年3月2日)
仕事の合間に石垣島のバードウオッチングポイントを回ってみるとリュウキュウアカショウビンやシベリアアオジ、クロツラヘラサギ、ムラサキサギ、ホウロクシギ、シマアカモズに会えました。
アカショウビンはすでにペアになっていて2羽で巣穴掘りをしていました。シマアカモズは6個体ほど確認しました。ムラサキサギも牧草地やサトウキビ畑で数個体確認できました。
シベリアアオジは草むらの中にいてなかなか出てきませんでした。磯辺川の河口にはクロツラヘラサギは5羽。先日までは4羽だったそうでいつの間にか1羽増えていました。クロツラヘラサギを見ているいとホウロクシギが横切っていきました。
リュウキュウアカショウビン
アカショウビンはペアで巣穴掘りをしていました。この個体はおそらくメス。
シベリアアオジ
シベリアアオジのメス。飛び立つと尾羽の外側の白色が目立った。
ムラサキサギ
シマアカモズ
シマアカモズ
クロツラヘラサギ
近所の磯辺川河口では、クロツラヘラサギが5羽休んでいた。
ホウロクシギ
シロハラクイナ
沖縄本島では少ないシロハラクイナも石垣島にはたくさんいます。
2019年4月5日(二十四節気の清明、旧暦では2019年3月1日)
引越しの搬入も終わり、5日より本社で仕事に復帰。2本の取材の合間に鳥を探してみるとなんと石垣島で16年ぶり2例目となるミヤマヒタキを見つけてしまいました!! (沖縄タイムスで石垣島初記録と報道がありますがあれは間違いです)
すぐさま石垣島の師匠の石垣島BIRD観察さんと野鳥ガイドのスポッターさんへ連絡。貴重なミヤマヒタキに帰島していきなり出会えるとは幸運でしたが、引越しの荷物に紛れて三脚を忘れて手持ちで撮影。ミヤマヒタキは抜けるのが早いと有名ですが、明日もいるかなー?
近くには、警戒心のめちゃくちゃ強い夏羽が美しいニシオジロビタキがいましたが、こちらは姿は見えども撮影は叶わずでした。石垣島をはじめ八重山は4月に入り、小鳥の渡りも活発になっているようです。
今なら野鳥ガイドのスポッターさんがミヤマヒタキ見せてくれますよ!! (スポッターさんは商売っ気がないので私が勝手に宣伝しておきます。^^)
ミヤマヒタキを見てしまって運を使い果たしたからか、その後のアカショウビンやヤツガシラには出会えませんでした…。^^; ヤツガシラは沖縄本島で散々見たし、アカショウビンはこれから嫌というほど見られるのでまぁいっか。
ミヤマヒタキ
小さくて可愛らしいミヤマヒタキ。石垣島での記録は16年ぶり2例目で撮影されたのは今回が初めてとなりました。
ミヤマヒタキ
ミヤマヒタキ
ミヤマヒタキ
ミヤマヒタキは色合い以外はサメビタキっぽいですね。獲物もサメビタキのように空中キャッチしていました。元の枝に戻る頃にはすでに餌を呑み込んでいた。
ミヤマヒタキ
正面から見るとこんな感じ。どこから見ても可愛らしいミヤマヒタキでした。
2019年4月1日(旧暦では2019年2月26日)
夕方、ヤンバルクイナ を見た後、リュウキュウオオコノハズクを探すも気温が下がり風も強くなり、なかなか見つからず。一旦、宿に戻って子どもと妻が寝静まった午前4時すぎに再び、リュウキュウオオコノハズク探しに出ると、なにやら聞きなれない声がします。
懐中電灯で探してみると、見つけたリュウキュウオオコノハズクが変な声のする方へ飛びました。目で追うと求愛給餌でした。求愛給餌後、交尾をするとオスは、やってきた方角へすぐに戻っていきました。メスはその場にとどまったままで、しばらくすると数メートル離れた樹洞に入っていきました。樹洞に入ると中からこれまた聞きなれない声でしきりに鳴いていました。
どうやらリュウキュウコノハズクと同じで営巣木の近くで求愛給餌や交尾をするようです。
3日後、友人が確認しに行くと、やはり樹洞からしきりに鳴き声が聞こえたそうです。ここで子育てすると決めたようですね。5月半ばにはヒナが巣立つことでしょう。その頃、再び訪れたいと思います。
リュウキュウオオコノハズク
2019年3月31日(旧暦では2019年2月25日)
沖縄本島赴任3年が終わるので、最後に家族でやんばるに1泊旅行してきました。
やんばるに行けば必ず会えるヤンバルクイナですが、道路じゃない自然な環境で写真を撮ろうと思うと待ち時間が億劫なので、夜ばかりを狙っていました。しかし、最後のやんばるなので鳴き声を頼りに出てくるだろうと予測した草むらにレンズを向けガードレールに身を隠して20分ほど経過したところで1羽のヤンバルクイナが現れました。アスファルトと違い、緑の中のヤンバルクイナはいいものですね。^^
ついでに道路を挟んで鳴き交わしていたヤンバルクイナも狙ってみると、イノシシが掘り返したと思われる場所へ出てきました。
最後のやんばるでヤンバルクイナを2羽首尾よく撮影することができました。久しぶりの昼間のヤンバルクイナでした!!
ヤンバルクイナ
灌木の中かから聞こえるヤンバルクイナの声を聞いていると一定の方向へ少しずつ移動していることが分かりました。その方向の草むらを狙っているとヤンバルクイナがひょっこりと顔を出しました。
ヤンバルクイナ
くちばしに泥がついています。灌木の中で餌でも掘っていたのでしょうか。
ヤンバルクイナ
警戒心の強いヤンバルクイナはこの後、足早に茂みに入り逃げていきました。
ヤンバルクイナ
道路を挟んで上のヤンバルクイナと鳴き交わしていた個体。こちらも待っているとイノシシが掘り起こしたと思われる開けた場所に一瞬だけ出てきました。
2019年3月27日(旧暦では2019年2月21日)
なんと今季11羽目となるヤツガシラが現れました!! 金武町の伊芸地区で3月11日に今季初となるヤツガシラ を見つけてから16日間で南部の糸満市から北部の国頭村まであちこちで観察撮影することができました。^^ 鳥仲間が見つけた個体を合わすと14羽のヤツガシラが沖縄本島で確認されました。
どこの個体も3日以内には抜けてしまいました。春の渡りはヤツガシラに限らず動きが早いですね。
ここには 昨年末から越冬しているニシオジロビタキ がいますが、今日はヤツガシラにつきまとって採餌していました。ヤツガシラが餌探しで地面を突いたりして驚き出て来た虫でも狙っているのか?
ヤツガシラ
砂浴びをしたり、餌となる昆虫を捕まえたりしていたヤツガシラ。
ヤツガシラ
ゴキブリを探し当てると空中へ放り投げて一飲み。ヤツガシラは、沖縄で栄養をつけてさらに北を目指します。繁殖地へ無事に到着してほしいものです。