2020年5月30日(旧暦では2020年閏4月8日)
先日見つけたリュウキュウコノハズク が産卵したようでメスが、樹洞に入っていました。コノハズクの雌雄の違いはよく分かりませんが、これまで観察してきた中での傾向から先日撮影した個体はメスだと判断していましたが当たっていたようです。^^
リュウキュウアオバズクも石垣島各所で抱卵に入っています。現在、3ペアを観察中。先日、抱卵に入ったと思われるアオバズク情報をスポッターさんから聞いたので見てきましたが、巣内はもぬけのからで付近にアオバズクの姿もありませんでした。数日前の大雨で営巣をやめたのかカラスの被害にあったのか…。
林道や公園ではカンムリワシやズグロミゾゴイに出会うことができました。林道ではキンバトを観察する機会が多いですが、こちらもそろそろ抱卵に入る時期と思われます。
リュウキュウコノハズク
抱卵中のコノハズクのメス。人の気配がするので巣穴から顔をのぞかせたのでしょうか?
リュウキュウアオバズク
巣を見守るアオバズクのオス。長いこと同じ営巣木を使っているペアです。
カンムリワシ
林道ではカンムリワシのメスがヒカゲヘゴに止まっていました。
ズグロミゾゴイ
2020年5月30日(旧暦では2020年閏4月8日)
巣穴は掘ったりしているのですが、まだ抱卵には至っていないペアが多いようです。これからが産卵シーズンなので出会いも徐々に減っていくと思いますが、ヒナが成長するにつれ、ふたたび見やすくなります。
この日は公園や林道を回り、数え切れないほど多くのアカショウビンに出会うことができました。
リュウキュウアカショウビン
リュウキュウアカショウビン
上と同じ個体。美しい緑にアカショウビンの赤色がよく映えます。
リュウキュウアカショウビン
上の個体とつがいのメス個体。観察しているアカショウビンの中で最も警戒心の薄い個体です。
リュウキュウアカショウビン
リュウキュウアカショウビン
上の個体とペアとなっているメス個体。こちらも比較的警戒心が薄いです。
リュウキュウアカショウビン
オスと思われるアカショウビン。初めて観察する個体です。
リュウキュウアカショウビン
こちらは海岸林にいたアカショウビン。こちらもオスと思われます。
2020年5月30日(旧暦では2020年閏4月8日)
ハジロクロハラアジサシとクロハラアジサシの群れが沈砂池に飛来していました。合わせて約40羽の群れの中にハジロクロハラアジサシの成鳥夏羽が2羽が交じっていました。
沈砂池を群れでひらひらと飛び回りながら水面の獲物をついばんでいました。有刺鉄線の張り巡らせたフェンスがじゃまなのと逆光気味で条件は悪かったですが、美しい夏羽のハジロクロハラアジサシを久しぶりに見ることができました。
クロハラアジサシはほとんどが成鳥の夏羽でしたが、2羽ほど第1回夏羽も交じっていました。
オオアジサシは海上を40羽以上が飛び回っており、数羽のクロハラアジサシも交じっていました。
ハジロクロハラアジサシ
ハジロクロハラアジサシ
クロハラアジサシ
オオアジサシ
雲の隙間からのぞいた青空をバックにオオアジサシが飛んでくれました。
オオアジサシ
オオアジサシの背面は中間的なグレーです。換羽の状態もよく分かりますね。
クロハラアジサシ
オオアジサシとともに海上を飛び回っていたクロハラアジサシ。
ハジロクロハラアジサシ
ハジロクロハラアジサシ
ハジロクロハラアジサシの背中はかなり黒っぽい灰色です。
クロハラアジサシ / ハジロクロハラアジサシ
ハジロクロハラアジサシ(右)とクロハラアジサシのタンデム飛行。背中の色の違いが分かります。そしてハジロクロハラアジサシの脇や腹などは真っ黒です。
クロハラアジサシ
飛び回るのはただの沈砂池ですが、視界に金網が入らないとなかなかいい雰囲気です。
クロハラアジサシ
クロハラアジサシ
2020年5月26日(旧暦では2020年閏4月4日)
軽く見回り。雑木林にアカショウビン、大雨で水が溜まったサトウキビ畑にはウズラシギ、トウネン、コアオアシシギ、アオアシシギ、セイタカシギ、コサギ、チュウサギなどが集まっていた。石垣島のシギの春の渡りはほぼ終わっているのでうれしい出会いでした。
近くの沈砂池には、クロハラアジサシ21羽の群れが入っていました。
カタグロトビの子育ても順調のようです。
リュウキュウアカショウビン
暗い雑木林のアカショウビン。通路の水たまりに水浴びに来ているようです。
リュウキュウアカショウビン
車が下を通っても逃げない程度に警戒心のない個体です。
ウズラシギ
ウズラシギ夏羽は3羽ほどいました。。久しぶりに見た。^^
トウネン
トウネンは1羽だけ。ウズラシギたちについて回っていた。
セイタカシギ
コアオアシシギ
アオアシシギ
アオアシシギも遠い。昨日までの雨がうそのようにあがり、温度の上がった地表の影響で大気が揺らいでピントがまともに合いません…。^^;
2020年5月25日(旧暦では2020年閏4月3日)
息子を保育園へ送る準備をしていると鳥友から「ミドリカラスモドキがいるぞ。しかも成鳥」との連絡。ミドリカラスモドキの幼鳥は石垣島で何度か見たことありますが、成鳥は初めて。石垣島の記録としても成鳥の飛来は初めてと思われます。
早く見たいという、はやる気持ちを抑えつつ保育園に息子を送った後、現場へ直行しましたが、残念ながら姿は見えず。しかし、しばらく待ってみるとアカメガシワの枝の中から黒い影が飛び出て電線へ止まりました。ミドリカラスモドキです。
数日前から別の場所で幼鳥が出ておりこの日も滞在中ですが、そちらはタイミングが悪く見ることができませんでした。成鳥のミドリカラスモドキはバッチリ撮影もできたのでよしとしましょう。^^
ミドリカラスモドキは、アカメガシワの実がお気に入りのようで、電線に飛んでは何度も戻ってきていました。
電線でシロガシラと並ぶとほぼ同じ大きさで、目で見る印象よりも小さいようですが異国情緒漂う姿は田んぼでも目立っていました。^^
ミドリカラスモドキの「ピヨーッ」という金属的な笛のような鳴き声とカラスに追われた時の「ギャーッ」という警戒鳴きも聞くことができました。
ミドリカラスモドキ
ミドリカラスモドキの成鳥。電線に止まる以外は、葉の茂った木に潜ってしまいなかなか見つけるのが大変でした。
ミドリカラスモドキ
警戒心はあまりありませんでしたが、カラスとディスプレイ飛行をするキジバトにはよく反応していました。
ミドリカラスモドキ
光の角度によっては、金属光沢を帯びた美しい姿を見せてくれました。ミドリカラスモドキの名が示す通り、深い緑色の羽と赤い目が印象的です。
ミドリカラスモドキ
ディスプレイ飛行のキジバトがミドリカラスモドキの上空を通り抜ける時は、このような逃げの体勢をとっていた。いつでも降下して茂みに隠れられるようにしているのだろうか。