2020年11月19日(旧暦では2020年10月5日)
昨年は12月上旬に撮影できたノゴマ ですが、ことしは1カ月早く撮影することができました。しかも美しい成鳥のオス個体で貴重な冬羽です。
農道と河川の間の奥行きのない茂みの中からノゴマの地鳴きが聞こえてくるのでしばらく観察していると小さな影が動いているのが確認できました。
双眼鏡でのぞいてみると真っ赤な丸い模様が飛び込んできました。昨年はメス個体だったのでこのオスは押さえたいと粘って20分ほどするとなんとか写真が撮れる場所に現れました。
アトリは収穫の終わった水田にいました。キジバトがたくさんいる中で遠慮がちに摂餌したり、休んだりしていました。
ノゴマ
ノゴマのオス成鳥冬羽。昨年見つけたのはダム湖畔で今回は川のほとり。ノゴマは水の近くが好きなのでしょうか。
ノゴマ
ノゴマは「ググッ」と地鳴きしながら雑木林を移動していました。
ノゴマ
しばらく観察したかったのですが、潅木や草むらの中をどんどん移動していました。
アトリ
2020年11月19日(旧暦では2020年10月5日)
幼鳥時代から石垣島で越冬している暗色型のサシバ(通称ブラックサシバ) が3年連続で飛来しました。 昨年は成鳥になって帰ってきて 3月まで滞在しました。これから先も毎年、元気に石垣島に帰ってくることを願います。
河川沿いではチュウヒがハイタカに追われていました。ハイタカは先月からあちこちの田んぼで見ることができますが、どこも警戒心が強いです。
サシバ
2018年の秋に幼鳥で現れてから3年連続の飛来となった暗色型サシバ。
サシバ
ブラックサシバは沖縄本島の個体も含めてどれも警戒心が強いです。
チュウヒ / ハイタカ
2020年11月19日(旧暦では2020年10月5日)
先月からヨシゴイの情報を石垣島BIRD観察さんに何度も教えてもらっていたのですが、タイミングが全く合わず撮影できていなかったヨシゴイがやっと撮れました。石垣島には毎年、数は少ないですが越冬でやってくるようです。リュウキュウヨシゴイを見慣れているのでヨシゴイは違和感ありありですね。
ヨシゴイの近くにはリュウキュウヨシゴイも現れました。ヨシゴイよりリュウキュウヨシゴイの方が大きいとのことですが、野外では違いは分かりませんね…。^^;
農地ではアカガシラサギが天地替えしたサトウキビ畑で採餌していました。田んぼには、越冬タシギが多く滞在中です。
ヨシゴイ
リュウキュウヨシゴイ
リュウキュウヨシゴイ幼鳥。こちらも警戒心が弱かったです。
アカガシラサギ
タシギ
2020年11月19日(旧暦では2020年10月5日)
ハクセキレイsp. ですが、だれだか分かりません。頭部から上尾筒まで灰色で黒はまったく入りません。過眼線もなく、胸部のエプロンはまだら模様です。見つけた時の第一印象はホオジロハクセキレイ第1回冬羽でしたが、双眼鏡でのぞいてみるとずいぶん白くて違和感を覚えました。
ホオジロハクセキレイ
なにかよく分かりません。とりあえずホオジロハクセキレイのメス第1回冬羽としておきます。
ホオジロハクセキレイ
胸の黒いエプロンもほとんどありません。ホオジロハクセキレイの個体差の範囲なのか色彩変異なのか…。
2020年11月18日(旧暦では2020年10月4日)
チョウセンチョウゲンボウが田んぼに飛来しています。行動範囲は広く、神出鬼没ですが、警戒心の弱い個体で近くで観察できます。
夕方になるとカタグロトビのペアが畑に現れ、獲物を狙っていました。求愛給餌も期待したのですが、獲物がいないようでどこかへ飛んでいってしまいました。こちらも行動範囲が広いです。
チョウセンチョウゲンボウ
チョウセンチョウゲンボウのメス第1回冬羽。幼羽も残っています。
チョウセンチョウゲンボウ
バッタかなにかを追っているようでしたが、狩りは失敗していました。
チョウセンチョウゲンボウ
チョウセンチョウゲンボウは全体に色が淡く、胸の縦斑は細く小さいです。
カタグロトビ