日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2018年2月3日(旧暦では2017年12月18日)

金武の水路に住み着いているリュウキュウヨシゴイは朝や夕方、天気の悪い日には大抵見ることができます。今回はオスだけですが、同じ水路にメスも住み着いています。

タシギは15羽ほどがいました。越冬モードのタシギは、秋の渡りの時期に比べると写真が撮りやすい。^^

リュウキュウヨシゴイ

リュウキュウヨシゴイのオス。20メートルほど離れていたらほとんど警戒されることもありません。

タシギ

タシギ。

タシギ

水路の底に嘴を差し込み小さなミミズのような獲物を捕まえていた。

タシギ

越冬タシギは、カメラを向けると警戒して身構える個体は少なく、大抵はこのようにリラックスして餌探しをしている。

Category: 野鳥
2018年2月4日(二十四節気の立春、旧暦では2017年12月19日)

きょうは二十四節気の一つ立春を迎えました。リュウキュウオオコノハズクは、アオバズクやコノハズクより繁殖期が早く訪れるようで、数十メートルの至近距離でにオスとメスと思われる個体が仲良く餌取りをしていました。2ペア発見。

恋の季節が始まり、雨も降っていてオオコノハズクの活性も上がり、ポイントを3箇所ほど巡ると8個体に会えました。一晩に8個体は今までで最高記録。^^ 撮影も5個体できた。

帰り道、もう一箇所のポイントに立ち寄り2桁を狙ったのですが、見事に外し、追加はならずでした。仮眠してから寄ったので着いた時間が午前4時と遅すぎました…。^^;

リュウキュウオオコノハズク

やっと羽角が立った写真が撮れました。馴れた個体なので緊張している訳ではないのですが、羽角を立てたままでした。今までにも何度か見たり撮影したりしている個体ですが初めてのこと。

リュウキュウオオコノハズク

上の写真の個体とペア。オオコノハズクの雌雄はどうやって判別するのだろうか? こちらの個体の方はさらに人馴れしています。

リュウキュウオオコノハズク

感じのいい枝に止まってくれたけど、表情が悪い。怒ってるわけではないんだけどね…。^^;

リュウキュウオオコノハズク

さらにもう1ペア発見。オオコノハズクには珍しく、少し高い場所に止まっていた。光が届かなかったので、露出補正で数段持ち上げてあるのでノイズだらけになってしまった。

リュウキュウオオコノハズク

上の個体とペア。人馴れしていないようでこんな写真しか撮らせてくれなかった。^^;

リュウキュウオオコノハズク

オオコノハズクは、雨に誘われて現れるカエルなどを狙っている。

Category: 野鳥
2018年2月14日(旧暦では2017年12月29日)

昨年8月15日に沖縄本島で初めて確認されたナンヨウショウビンは、漫湖で長逗留中。今月でちょうど6カ月が経ちました。

曇りがちな冬の沖縄ですが、ここ数日、晴れ間がのぞくようになりました。いつになるか分かりませんが、ナンヨウショウビンが繁殖地へ戻ってしまう時が日に日に近づいています。いつ抜けてもおかしくないので、この休日、ラムサール条約湿地の漫湖でナンヨウショウビンを拝んで来ました。

漫湖水鳥・湿地センターの木道からナンヨウショウビンお気に入りの枝を見ると早速、現れました。しかし、まだ潮が高く木道からは死角になり、とよみ大橋から見える位置へ飛んで行ってしまった。

重たい機材を担いで橋まで移動するのも難儀なので潮が満ちてくるのを待つと、30分後、先ほどの場所へカニをくわえて戻って来ました。それからは、木道から見える場所で数匹カニを捕まえて数人の観察者を楽しませてくれました。

ナンヨウショウビン

お気に入りのヤエヤマヒルギの支柱根に止まるナンヨウショウビン。足元にはカニを叩きつけたときに付着した泥が見えます。

ナンヨウショウビン

カニをくわえて戻って来たナンヨウショウビン。

ナンヨウショウビン

カニは足がついたまま丸呑みにします。

ナンヨウショウビン

くちばしも泥だらけ。カニを呑み込みしばし休憩。来月ごろには繁殖地へ旅立つのだろうか。

ナンヨウショウビン

このメヒルギの枝もお気に入り。またカニを捕まえた。

Category: 野鳥
2018年2月16日(旧暦では2018年1月1日)

シマアジは三角池のコガモの群れに混じっていました。1月6日に見つけてから1カ月ほど経ち、換羽もだいぶ進んだ模様。

豊崎のムネアカタヒバリは、なぜか30羽ほどのスズメの群れに混じっていた。なぜ?^^;

シマアジ

寝てばかりのシマアジ成鳥メスでしたがやっと起きてくれた。^^

シマアジ

探してる時はこんな感じでコガモたちと休んでいた。

シマアジ

シマアジを1月に見つけた時は、家に帰って写真を整理している時でした。左下にこっそりシマアジが写っています。このころに比べると羽衣の様子が随分違うのですが冠羽が進んでいるのか。

ムネアカタヒバリ

スズメに混じって餌を探していたムネアカタヒバリ。

ムネアカタヒバリ

先週は、ムネアカタヒバリ4羽ほどいましたがきょうは、2羽だけでした。

Category: 野鳥
2018年2月17日(旧暦では2018年1月2日)

キバラガラを探しに行ったのですが見つからず、代わりと言ってはなんですが、リュウキュウサンショウクイの群れを観察。サンショウクイは人を恐れない個体が多いのですが、この個体は特になれていてわずか2メートルほどの距離までやってくる。

リュウキュウサンショウクイ

枝から枝へ飛び移りながら小さな虫を探していた。

リュウキュウサンショウクイ

数羽の群れで移動しているようで、時折「ヒリリー」っと鳴き交わしていた。

Category: 野鳥
2018年2月23日(旧暦では2018年1月8日)

本部町の八重岳とやんばるでリュウキュウオオコノハズクを撮影。八重岳での観察は初めてですが、いそうな場所にはやはり居るものです。やんばるへ行く途中に観察したのち、やんばるからの帰途でも再び確認できました。オオコノハズクお気に入りの餌場のようです。

ところで「やんばる」とは恩納村と金武町から北を言うのですが、わたしは「国頭村、大宜味村、東村」をやんばると呼んでいます。これは、ことしの夏ごろに「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(旧呼称:「奄美・琉球」)として西表島や奄美大島などとともに世界自然遺産に登録されるであろう沖縄島北部がこの3村を指すことからです。

閑話休題。

で、そのやんばるで見てきたオオコノハズクは、いつもの場所でいつもの人馴れした個体。今回も近距離でゆっくりと観察、撮影することができました。オオコノハズクたちは、早いペアではそろそろ抱卵に入っています。

リュウキュウオオコノハズク

リュウキュウオオコノハズクが畑の低木に止まっていました。私がひざをついて目線ぐらいの高さです。

リュウキュウオオコノハズク

こちらは牧草地を囲むギンネムの木に止まっていた。牧草地に住むネズミでも狙っているのだろうか。

リュウキュウオオコノハズク

畑の杭にとまるオオコノハズク。見つけたときは遠かったけど、しばらくすると近くまでやってきた。

リュウキュウオオコノハズク

獲物を見つけた模様。手前のガードレールの影になって何を捕まえたかは不明。

リュウキュウオオコノハズク

くちばしの傷跡でいつもの個体と分かります。

Category: 野鳥
2018年2月28日(旧暦では2018年1月13日)

漫湖のナンヨウショウビンはまだいます。朝夕と潮の満ち引きに合わせて姿を見せてくれます。遭遇率は98%ぐらいでしょうか。いつ繁殖地へ帰ってしまうか気もそぞろで見守っております。漫湖で会った奈良から来沖のご夫婦には「shimasobaさんですか?」と声を掛けていただきました。見たいと言ってた鳥は見ることができたかなー?

漫湖が完全に潮で満ちるとカワセミがやって来て魚をとっていました。

豊崎では、ムネアカタヒバリ9羽の群れやムクドリ、シロガシラなどがいました。近くの草原にはアジアゾウがいました。沖縄では、空き地にウマやウシ、ヤギがつながれていることは珍しくないですが、アジアゾウは初めて見たゾー。

ナンヨウショウビン

ナンヨウショウビンは、いつもより少し遅れて登場しました。栃木や奈良からナンヨウショウビン目当てでやって来た皆さんも見られてよかった。

カワセミ

満潮を迎えるとカワセミがやって来て小魚を捕まえていた。

ムネアカタヒバリ

豊崎にはムネアカタヒバリが9羽いました。 先日は2羽 でしたが増えていた。

ムネアカタヒバリ

こちらのムネアカタヒバリは、夏羽に変わりつつあり、顔が赤くなって来ている。

ムネアカタヒバリ

ムネアカタヒバリたちはカタバミのような植物の種子をついばんでいるようだった。

ムクドリ

ムクドリは数羽の群れ。繁殖期に入っているようで巣材を運ぶ個体もいた。

シロガシラ

シロガシラたちも恋の季節を迎えているようで騒がしい。

草原には、アジアゾウがいた。

Category: 野鳥