日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2024年10月17日

今季初となるオシドリが到着。オスのエクリプスでした。

オシドリのオス。エクリプスなのでオシドリ感は低いですね。

2024年10月12日

シマアジ10羽の群れが到着しました。成鳥、幼鳥が混じっているようでした。

ホオジロハクセキレイを今季初確認。石垣島のハクセキレイは例年、ホオジロハクセキレイが一番に到着し、その後、ハクセキレイ、タイワンハクセキレイが同じぐらいのタイミングでやってきます。ツメナガセキレイは数が増えたり減ったり。越冬組はもう少し数を増やすと思われます。

クロハラアジサシは通過個体が数を増やしています。10月下旬ごろからは幼鳥の割合が増えてきます。セイタカシギは移動中と思われる20羽程度の群れを各所で見ることができます。

シマアジのオス。全てエクリプス。

2024年3月9日

石垣島のヤツガシラは2015年の当たり年 に匹敵する多さです。 沖縄本島に赴任中の2019年もとてもたくさんのヤツガシラが飛来 しました。今年も毎日どこかで必ずヤツガシラに出会えます。どの個体も警戒心が薄く観察もしやすいです。この日は、石垣島の南部、西部、北部とまんべんなく確認されました。

クロウタドリも2羽が滞在中。こちらも警戒心のあまりない個体で安心して撮影できます。^^ 餌場も分かったのでさらに見やすくなりそうです。

石垣島北部で初めてカタグロトビを確認しました。2016年に初めての繁殖行動が確認され、2017年にはヒナが巣立ってから7年ほどで、島内全域に分布を広げたことになります。今後は、宮古島や沖縄本島に生息域を拡大する可能性もありますね。

ホオジロハクセキレイは最大50羽の群れを筆頭に、島内どこでハクセキレイを見てもほとんど本亜種です。ハクセキレイを探す方が大変です。ムネアカタヒバリも戻り組が多く飛来。コチドリも一緒に採餌しています。

面倒なので写真は撮っていませんが、カラムクドリ、ギンムクドリ、ホシムクドリやツメナガセキレイ

今月、本土から鳥関係の知人が5組来島しますが、このままならいい鳥旅行になると思われます。^^

草むらにヤツガシラ発見。例のごとくゴキブリを捕食していました。

2024年3月5日

仕事で石垣島北部へ行ったついでに鳥見。ヤツガシラやクロウタドリがそろそろ入っているかなと寄り道するとあっさり発見。ヤツガシラは2カ所で2羽。クロウタドリは1羽でした。ヤツガシラは沖縄本島や宮古島、西表島でも多く見られており、今季は当たり年かもしれません。

ほかにもコムシクイやオオムシクイ、ジョウビタキ、ムギマキなどいました。ハクセキレイも増えていますが、ほとんどホオジロハクセキレイで一番大きな群れは30羽近くいました。例年、ホオジロハクセキレイが先にやってきて、しばらくののち、ハクセキレイがやってきます。

後では、カンムリワシの幼鳥、成鳥やズグロミゾゴイも出会いが多いです。

田んぼではツルシギ4羽が空から降ってきました。海の方からやってきたので、数日前に西表で確認されていた個体たちかもしれません。

枝で休憩するヤツガシラ。このまま落ち着いてしまっていました。

2023年10月25日

石垣島に滞在中のセイケイ の田んぼにハイイロチュウヒが数日前から現れるようになり、現場を荒らしまくっています。友人らも何人か石垣島にセイケイを見にやって来ていますが、警戒して出が悪くなっているので苦労しています。

レンカクも滞在中。こちらは平和に過ごしています。シマアジは2週間ほど前から何度も確認しているのですが、やっと写真に記録できました。

今季初となるマガンとホオジロハクセキレイも確認しました。

田んぼにはエリマキシギやハマシギ、アオアシシギ、コアオアシシギ、ヒバリシギ、トウネン、タシギ、セイタカシギなどのほかに、コシアカツバメやノビタキ、ツメナガセキレイ、キセキレイ、ムネアカタヒバリ、コホオアカなどもいてにぎわっています。

警戒心の全くないハイイロチュウヒの幼鳥。非常いアグレッシブに狩りを行う個体で、風切羽の上面が泥で汚れています。

2023年2月28日

農耕地を車で走っているとオレンジ色の鳥が。双眼鏡で見てみると鮮やかなハチジョウツグミでした。庭にはビンズイが8羽飛来。集落で越冬している群れです。一冬で、だいぶ人馴れしてきました。

移動組と思しきハクセキレイやツメナガセキレイも日替わりで観察できます。

石垣島では珍しいカワラヒワは刈り残しの水稲について滞在中。

鮮やかなハチジョウツグミ。距離があっても肉眼で気付くほど目立っていました。

2023年1月24日

ハクセキレイ、ツメナガセキレイ、ムネアカタヒバリ合わせて100羽ほどの群れの中に1羽だけ異彩を放つ個体を発見。

周りの(キマユ)ツメナガセキレイとは換羽の進み具合が違うこともさることながら、明るい青灰色の頭部や太く長い眉斑、白い目の下や喉元などニシツメナガセキレイ( Motacilla flava beema )かロシアツメナガセキレイ( Motacilla flava flava )の可能性があります。

ちなみにニシツメナガセキレイはツメナガセキレイとは別種とする分類もあるそうで、その場合、ロシアツメナガセキレイはニシツメナガセキレイの亜種となります。

ただ、この個体は第1回冬羽なのでもう少し換羽が進まないと決め手にならないようです。大量にいるセキレイの中からこんな個体を探し出すのも楽しいですね。

ハクセキレイの群れには、ハクセキレイのほかにタイワンハクセキレイとホオジロハクセキレイがいました。

かなりの違和感を放つニシツメナガセキレイかロシアツメナガセキレイと思われる個体。ただ、マミジロツメナガセキレイの第1回冬羽から夏羽への換羽中も目の下が白くなるケースがあります。

2023年1月12日

みなさん今年もよろしくおねがいいたします。

新年は、正月早々に新型コロナウイルスで家族全員がダウンしていました。どこにも行けずに8日まで寝正月な幕開けとなりました。^^;

鳥初めは、9日からとなりました。昨年からクロヅル、アカツクシガモ、ツクシガモ、コハクチョウ、チョウセンチョウゲンボウ、サシバ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、ツグミ類、セキレイ類、ノビタキ、アカガシラサギ、ムクドリ4種などが越冬中です。

正月と言えば「鷲ぬ鳥節」に歌われるカンムリワシの幼鳥ははずせません。

2022年12月14日

以前は、冬になるとある程度の群れで飛来していたミヤマガラスがここ数年は確認できずにいましたが、今季は3羽がやってきました。時折、オサハシブトガラスの群れと合流していました。

警戒心のあまりないミヤマガラス。3羽、全て幼鳥。第1回冬羽へ換羽中。

2022年3月27日

農地はツメナガセキレイの大群が通過して行っています。その中にキガシラセキレイが2羽混じっていました。ほかの場所ではハクセキレイの群れの中に1羽確認されており、現在3羽のキガシラセキレイが滞在中です。

ハクセキレイの群れには、ホオジロハクセキレイやタイワンハクセキレイがそこそこの割合でいます。

まだまだ第1回冬羽が大半をしめますが、一部、夏羽も見え始めています。

2022年3月8日

昨年の秋から今年にかけてオス3羽、メス1羽を確認したヨシガモ。シーズンで4羽も見るのは、沖縄ではかなり珍しいです。オカヨシガモのメス4羽と行動を共にしていました。

タシギは越冬組に渡り組が加わり多少賑やかになってきましたが、タシギ以外のジシギの確認はまだです。

繁殖シーズンに入っているタマシギが数日間、同じ草むらの中にいます。巣作り中なのでしょうか。

ズグルミゾゴイも繁殖シーズン到来で婚姻色が出だしています。

ハクセキレイも移動が活発で、20羽程度の群れをいくつか見ました。ホオジロハクセキレイも混じっています。

ツグミも増えたり減ったりで入れ替わりが激しい模様。春の渡りが始まっているようです。

水の張られた田んぼにはセイタカシギやアマサギ、アオサギが飛来していました。こちらも春の渡りの最中だと思われます。

ヨシガモのオス。幼羽から第1回生殖羽へ換羽中。

2022年1月7日

昨年12月から断続的に現れているヤツガシラ。今年に入っても順調に複数羽が飛来しています。ヤツガシラは春、秋ともに飛来数の変動が大きいですが、秋は特に極端です。今年は多いですね。

田んぼにはホオジロハクセキレイやツメナガセキレイ、タヒバリ、ムネアカタヒバリ、コホオアカなど。キマユホオジロ、ミヤマホオジロもいましたが、撮影できませんでした。 キマユホオジロは昨年12月中旬に撮影 していますが、その時も苦労しました。^^;

枝で休むヤツガシラ。まったりしてしまって長らくこのままの状態。

2021年12月27日

久しぶりにコホオアカを撮影。エンベリが少ない沖縄では確実に毎年、観察できるのですが、草にもぐりがちで撮影する機会は少ない…。

ツメナガセキレイは群れが島内を移動しながら越冬しています。その群れの中にハクセキレイやキセキレイ、タヒバリなどが入っています。

2021年12月2日

サンカノゴイが数日前から滞在中。神出鬼没で目の前の草むらにいても出てこず、なかなかタイミングが合いませんね。^^;

リュウキュウヨシゴイ、ヨシゴイは毎日、元気にけんかしてます。^^;

ベニバトも複数箇所で複数羽。今年生まれの幼鳥がほとんどです。

ハクセキレイ、ツメナガセキレイ、ムネアカタヒバリ、タヒバリなども滞在中。

今季は、タゲリの数が目立って多く、20羽ほどが滞在しています。

田んぼのシギは、ヒバリシギ、ハマシギ、アカアシシギ、アオアシシギ、タシギあたりが越冬中です。

タウナギを食うサンカノゴイ。

2021年10月30日

沖縄では数少なく、石垣島では稀なヨシガモが飛来していました。ホオジロハクセキレイ、マガンも今季初確認しました。

オオハシシギは 10月20日に飛来した個体 がまだ滞在中で同じく 20日に別の場所で確認していたオグロシギ と一緒になっていました。

ヨシゴイは複数箇所で複数羽が逗留中。今季は観察する機会が多いです。

石垣島では珍しいヨシガモ。エクリプスから繁殖羽へ換羽中。

2021年3月7日

シギの春の渡りのヒバリシギの群れが到着しました。春、秋ともに沖縄や八重山で渡りの初陣を飾るのはヒバリシギです。

ヒバリシギを見ていると10羽近い数のホオジロハクセキレイの群れも舞い降りてきました。こちらも北上組と思われます。全てオス個体でした。

越冬していたコガモやハシビロガモもほとんど姿を消し、残りはわずかです。石垣島など沖縄では数少ないマガモも1羽だけいました。

石垣島で繁殖するカルガモはこの時季、増えてきました。繁殖組と通過組がいます。

ツグミの仲間も渡りが始まり、民家の屋根に渡る決意を固めた数羽が群れていたりします。

ヒバリシギ成鳥冬羽。わずかに越冬しますが、この群れは8羽の渡り組でした。

2021年2月10日

2月に入り、暖かい日はリュウキュウサンショウクイが枝の天辺でよくさえずっています。メジロやシジュウカラ、イソヒヨドリなどの活動もかなり盛んになってきています。

越冬中のムネアカタヒバリも換羽が進み、夏羽に変わりつつあります。越冬中のノビタキもかなり黒っぽくなっています。

ホオジロハクセキレイやハクセキレイ、ツメナガセキレイ進み方はさまざまですが、夏羽に変わりつつあります。

越冬中のツグミやシロハラ、アカハラもまだまだ滞在中。年によりかなりばらつきがありますが、今季はそこそこの数が越冬しています。

リュウキュウサンショウクイのオス。

2021年1月7日

新年最初のバードウオッチングで見つけたマキバタヒバリ は今日も健在でした。このまま石垣島で越冬してほしいですね。

タヒバリやムネアカタヒバリの群れと一緒に行動していました。タヒバリ属3種の混群は姿をまったく消すこともあるのですが、そこは餌場に執着するタヒバリ属でしばらくすると舞い戻ってきます。

マキバタヒバリは一番、草に潜る傾向が強く、飛んでシャッフルされるたびに探し出すのが大変ですが、そこが面白いでもありますね。

きょうもいたマキバタヒバリ。第1回冬羽かな。ある図鑑には黒ずんだ爪が識別に使えると書いてありますが、きょう見た限りではタヒバリもムネアカタヒバリも爪が黒ずんだ個体が普通にいますね…。^^;

2020年12月15日

ハクセキレイ数十羽のうち、3分の1ほどがホオジロハクセキレイでした。その中にタイワンハクセキレイが2羽。ツメナガセキレイやキセキレイ、ムネアカタヒバリ、ヒバリなども合わせて相当数が群れを形成しています。日々、増減があるので入れ替わりもあるようです。

タイワンハクセキレイ第1回冬羽。