2023年10月25日(旧暦では2023年9月11日)
石垣島に滞在中のセイケイ の田んぼにハイイロチュウヒが数日前から現れるようになり、現場を荒らしまくっています。友人らも何人か石垣島にセイケイを見にやって来ていますが、警戒して出が悪くなっているので苦労しています。
レンカクも滞在中。こちらは平和に過ごしています。シマアジは2週間ほど前から何度も確認しているのですが、やっと写真に記録できました。
今季初となるマガンとホオジロハクセキレイも確認しました。
田んぼにはエリマキシギやハマシギ、アオアシシギ、コアオアシシギ、ヒバリシギ、トウネン、タシギ、セイタカシギなどのほかに、コシアカツバメやノビタキ、ツメナガセキレイ、キセキレイ、ムネアカタヒバリ、コホオアカなどもいてにぎわっています。
ハイイロチュウヒ 警戒心の全くないハイイロチュウヒの幼鳥。非常いアグレッシブに狩りを行う個体で、風切羽の上面が泥で汚れています。
ハイイロチュウヒ 急降下してコウライキジにちょっかいをかけていました。
ハイイロチュウヒ ハイイロチュウヒが田んぼを低く飛び回るたびにシギや小鳥たちはパニック。セイケイも大慌てで茂みに隠れてしまいます。
ハイイロチュウヒ 何かに標的を定めてホバリングするハイイロチュウヒ。
カタグロトビ ハイイロチュウヒが飛び回っていると、この田んぼを縄張りとするカタグロトビの親子がスクランブル発進していました。上の個体が幼鳥で下が親鳥。
レンカク シマアジ マガン クロハラアジサシ 大きなギンヤンマを捕まえたクロハラアジサシ。飛行の名手も鳥には敵わないようです。
コシアカツバメ コシアカツバメ幼鳥。10羽程度の群れが田んぼを飛び回っていました。
コシアカツバメ ノビタキ ホオジロハクセキレイ 今季初のハクセキレイは亜種ホオジロハクセキレイでした。毎年、ホオジロハクセキレイが最初に到着します。
バン エリマキシギ スズメ 部分白化のスズメ。このエリアのスズメは部分白化などの色彩変異個体がよく見つかります。
2023年10月20日(旧暦では2023年9月6日)
石垣島のセイケイ滞在4日目。動画は3日目のものです。毎日、同じ行動パターンで米を食ったり、水を飲んだりしています。移動時の飛ぶコースも同じです。最近は、散歩の人にも驚かなくなりました。
セイケイ セイケイ セイケイ セイケイ セイケイは、この大きな足を使って餌を引き寄せて食っていました。
セイケイ セイケイ セイケイ 田んぼを走るセイケイ。米を食っているか、こちらの田んぼで水を飲んだり植物の茎を食うのが一日の行動です。
オオヨシキリ オオヨシキリ スズメ ムネアカタヒバリ
2023年10月18日(旧暦では2023年9月4日)
セイケイは滞在2日目となりました。この日は、条件よく撮影することができました。自動車やバイク、自転車に対する警戒心はほとんどないので長逗留しそうな雰囲気です。
どの図鑑にも載っていないセイケイが石垣島で越冬するとなれば、大変な人気者になりそうです。くれぐれも農家の方の迷惑にならないようにしましょう。
セイケイ 30メートルほどの距離で撮れたセイケイ。ただならぬ雰囲気をまとっています。
セイケイ 田んぼに移動したセイケイ。稲を引き抜いて根本を食っていました。
セイケイ セイケイ 刈り取りが放棄された田んぼでは残された米を食っていました。
セイケイ 頭だけ見たらバンと間違えそうですが、大きさが全く違います。セイケイは、思う以上に大型です。
セイケイ 稲科の雑草の種子があれば、そちらを好んで食べていました。
2023年10月18日(旧暦では2023年9月4日)
小鳥たちも数を増やして来ました。ムネアカタヒバリやツメナガセキレイは至るところで見られます。
ムネアカタヒバリ ツメナガセキレイ (キマユ)ツメナガセキレイ冬羽。大きな群れだと100羽単位で動いています。
ツメナガセキレイ ツメナガセキレイ ノビタキ ノビタキのメス。同じ田んぼに2羽いて、たまに喧嘩していました。
サシバ カンムリワシ 2023年10月17日(旧暦では2023年9月3日)
初記録となるセイケイを発見しました!! セイケイは1970年代に本土で3例、1995年に沖縄本島で1例あるそうですが、どれもカゴ抜け判定されているそうで正式な記録がありません。なので、今後の調査で国内初記録となる可能性大です。
予定していた取材が取りやめになったので、しかたなく田んぼに寄ったら見つけてしまいました。最初はツルクイナかと思ったのですが、双眼鏡に入れるとはてなマークが頭の中を巡りました。「えっ、タカヘ」「いや、タカヘは飛べないな」「もしかしてセイケイ!!!!!!」と、そのヤバさが現実のものになりました。
セイケイ属は世界中にいくつかおり、以前は亜種の扱いでしたが、スプリットしてIOCのリストによると少なくとも7種類はいるようです。その中ではフィリピンセイケイに一番近いように感じました。
2023年日本野鳥類目録の第8版では検討種になっています。この機会に報告論文でも書いて検討種からランクアップさせたいですね。
セイケイ まったく頭にない鳥が出てくると何かまったく分かりませんね…。^^;
セイケイ レンカク レンカクの幼鳥も飛来しましたが、セイケイに完全にお株を奪われていました。
レンカク レンカク ジャワアカガシラサギ ムラサキサギ チュウジシギ ハリオシギは全くいなくなりましたが、チュウジシギは多少残っています。
ツルシギ エリマキシギ ウズラシギ オシドリ オシドリのオスも飛来していました。ほかにシマアジもいるそうですが見つけられず…。