日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2024年10月14日(旧暦では2024年9月12日)

夏休みは仕事が忙しく旅行に行けなかったので急きょ、宮古島へ家族旅行。伊良部島にあるサシバの渡り調査地点を見学してきました。とても平坦で、調査地の津波避難施設も3階建てと低く、石垣島の山頂での調査とはずいぶん勝手が違いました。海上に出たものの南下をあきらめて戻ってくる個体は下地島に次々と降りていました。

調査をしていた方の話では、サシバを狩猟していたころは、伊良部島と下地島を隔てる水路沿いのモクマオウ林で夜になると懐中電灯を手にした人が大勢やってきて遠くから見るとお祭りかなにかをやっているように見えたそうです。もちろん、今はサシバを獲るような人はいません。

ちょっとした雑木林には、渡り途中のエゾビタキがたくさんいました。オオルリも2羽確認しました。カラスバトも鳴き声を頼りに比較的簡単に見られましたが、子どもたちと散歩中だったので撮影には至らず…。

サシバ

農地から撮影したサシバ。宮古島は山がないので、農地や住宅街などからもタカ柱を見ることができました。

サシバ

低高度で数十羽のタカ柱ができていました。石垣島とは大きく事情が異なるようです。

伊良部島の調査地からの風景。山がありません。

サシバの調査の拠点となる津波避難施設。

オオルリ

オオルリのオス第1回冬羽。

エゾビタキ

エゾビタキの成鳥。車両が近くを通過しても逃げない警戒心のない個体でした。

Category:野鳥
2024年10月12日(旧暦では2024年9月10日)

シマアジ10羽の群れが到着しました。成鳥、幼鳥が混じっているようでした。

ホオジロハクセキレイを今季初確認。石垣島のハクセキレイは例年、ホオジロハクセキレイが一番に到着し、その後、ハクセキレイ、タイワンハクセキレイが同じぐらいのタイミングでやってきます。ツメナガセキレイは数が増えたり減ったり。越冬組はもう少し数を増やすと思われます。

クロハラアジサシは通過個体が数を増やしています。10月下旬ごろからは幼鳥の割合が増えてきます。セイタカシギは移動中と思われる20羽程度の群れを各所で見ることができます。

シマアジ

シマアジのオス。全てエクリプス。

シマアジ

シマアジのオス。真ん中が幼鳥でほかはエクリプス。

ホオジロハクセキレイ

ホオジロハクセキレイのオス第1回冬羽。

ツメナガセキレイ

ツメナガセキレイ第1回冬羽。

クロハラアジサシ

クロハラアジサシ成鳥。冬羽へ換羽しつつあります。

クロハラアジサシ

単独でいたクロハラアジサシの幼鳥。

セイタカシギ

セイタカシギの群れ。成鳥と幼鳥で構成されていました。

Category:野鳥
2024年10月5日(旧暦では2024年9月3日)

秋らしくジロクロハラアジサシやシマアジ、エリマキシギ、コムシクイがどんどん数を増やして田んぼがにぎやかになっています。ジシギも一気に数を増やし、タシギ40羽に対してチュウジシギ2羽。ハリオシギは見つけられませんでした。

ハジロクロハラアジサシ

ハジロクロハラアジサシ幼鳥。今季3羽目。

クロハラアジサシ

クロハラアジサシ幼鳥。

クロハラアジサシ

クロハラアジサシ成鳥冬羽。

エリマキシギ

エリマキシギ幼鳥のメス。

チュウジシギ

ジシギはほぼタシギに入れ替わり、数が少なくなっているチュウジシギ。

チュウジシギ

遠くにチュウジシギ。ハリオシギに見えるかもしれませんが、換羽状況や羽の模様、顔つきからチュウジシギです。

タシギ

田んぼのジシギはほぼタシギです。このエリアの田んぼはジシギ40羽のうちチュウジシギは上の2羽だけでした。

トウネン / ヒバリシギ

ヒバリシギ成鳥(左)とトウネン幼鳥。

タカブシギ

個体数が一番多いタカブシギ。

アオアシシギ

アオアシシギ冬羽。

セイタカシギ

セイタカシギ幼鳥。この時季にしては多くの幼羽を残しています。

オジロトウネン

オジロトウネン幼鳥。3羽いました。

アオアシシギ / アカアシシギ / キアシシギ

アオアシシギとアカアシシギとキアシシギで信号。

トウネン

トウネン成鳥。ほとんどが幼鳥の中、1羽だけ成鳥がいました。

ムナグロ

ムナグロの成鳥。

シマアジ

今季初のシマアジ。オスのエクリプスだと思われます。

コガモ

少しだけ増えたコガモ。

コムシクイ

畑の周りの植え込みにコムシクイ。数羽の鳴き声がするので観察していると目の前に現れました。近すぎてピントが合わず…。

セッカ

セッカ数羽が集まっていました。

ツバメ

田んぼの上空を飛び交うツバメ。ジシギの尾羽を広げる係です。^^

アカハラダカ

アカハラダカのメス成鳥。天候がすぐれず、渡れないアカハラダカたちが多く島に滞在しています。

アカハラダカ

アカハラダカのオス成鳥。

Category:野鳥
2024年10月4日(旧暦では2024年9月2日)

数日前から草むらからの鳴き声を確認していたセジロタヒバリがやっと撮影できました。

ムネアカタヒバリも大量に到着しているので、探し出すのは根気のいる作業でしたが、鳴き声を頼りに待っていると雨上がりのあぜにひょっこりと出てきました。狙い通りに見られるとうれしさも格別ですね。^^

アカハラダカの渡りは9月初旬から始まっていますが、最近は台風の影響で悪天候が続き、石垣島で滞在する個体が目立ちます。多い時は電線に3羽ほど止まっていました。天気が回復したら一気に渡っていくことでしょう。

渡り途中のエゾビタキや越冬組のコムシクイなども増えています。コムクドリは500羽ほどの大群が市街地の公園などを移動していました。

セジロタヒバリ

セジロタヒバリ第1回冬羽。

セジロタヒバリ

上と同個体。セジロタヒバリの特徴がよく出ています。

セジロタヒバリ

上と同個体。後方から。

セジロタヒバリ

2羽目のセジロタヒバリ。こちらも第1回冬羽。上の個体と行動を共にしていました。

ツメナガセキレイ

ツメナガセキレイ第1回冬羽。

アカハラダカ

アカハラダカのオス成鳥。

エゾビタキ

エゾビタキ成鳥。

コムクドリ

コムクドリは街中の公園などに大群でやってきました。

タシギ

タシギは増えてきた。

カンムリワシ

カンムリワシは観察しやすい季節に入りました。

Category:野鳥
2024年9月28日(旧暦では2024年8月26日)

先日のヒマラヤアナツバメ に続き、ニシイワツバメも石垣島に登場しました。

仕事前のわずかな時間の観察でイワツバメと思って写真も適当に撮っていましたが、後から聞いたらニシイワツバメでした。もっと特徴が出る写真を撮っておけばよかったと後の祭りです。ニシイワツバメは10月1日に沖縄本島の名護岳でも確認されています。

ニシイワツバメ
Category:野鳥