ズグロチャキンチョウ、イワミセキレイ、コムシクイ、カラムクドリほか
久しぶりにズグロチャキンチョウが現れました。1週間ほど前に同じ田んぼで一瞬、確認できた個体と同じかの性が高いです。スズメ数百羽の群れに混じっていました。
イワミセキレイはいつもの林道に登場。今季、6個体目です。この時期の飛来だと越冬の可能性も高いですね。昨年は同所で越冬したイワミセキレイもいました。ただ、越冬モードに入ると林内にいることが多く、観察がしにくくなります。
コムシクイは10月上旬から姿を見せだしています。渡ってきたばかりは数羽の群れでいることが多いですが、現在は島内に分散してそれぞれが小さな縄張りを確保しています。このまま多くの個体が春まで滞在します。4月に入ると再び群れを形成して北上の準備し、さえずる個体も出てきます。
アトリも姿を見せています。スズメの群れにも合流し、田んぼで2期米のもみを食っていました。
カラムクドリはムクドリ主体の数十羽の群れに、ホシムクドリ20羽ほどとともに数羽が混じっていました。島内の越冬カラムクドリ自体の個体数は多く、数十羽の群れも公園などでよく観察されます。
この時期のジシギはタシギがほとんどですが、十数羽の群れの中にチュウジシギが2羽だけいました。2期米の収穫が始まると消えていなくなると思います。ほかのシギはアカアシシギやアオアシシギ、コアオアシシギ、セイタカシギ、タカブシギ、クサシギ、イソシギ、ヒバリシギなどが田んぼに逗留中。
カモも増えてきて、今季初のマガモを観察しました。石垣島や沖縄のマガモは以前はかなり少なかったですが、年々、観察される数が増えているような気がします。
スズメの群れの中で大きく目立っていたズグロチャキンチョウ。スズメをしょっちゅういじめていました…。
林道のイワミセキレイ。今季も越冬するといいですね。
農地の林縁部などで地鳴きを聞く機会が増えてきたコムシクイ。木の間を忙しく動き回りながら採餌している姿を観察できます。
上と同個体。ジシギもいいですが、ムシクイもいいですね。^^
米を食うアトリのオス。夏羽から冬羽へ移行中です。
島で一番個体数の多いカラムクドリですが、ムクドリ主体の群れには数羽。採餌スタイルが違うので、合流してもすぐに別れて行動しています。
同じ群れいいたホシムクドリ。こちらはムクドリと採餌スタイルが似ているので、長いこと群れを形成しています。
雨に降られるシマアカモズ。人通りが多いところにいました。
貴重になってきたチュウジシギ。今季は越冬個体が見られるでしょうか。
タシギはたくさん滞在。多くの個体が越冬していきます。
冬羽のコアオアシシギ。まもなく2期米収穫で水がなくなるので、シギたちもいなくなると思います。
アカアシシギは成鳥、幼鳥が滞在。この個体は、まだ夏羽を残した状態の成鳥。
タカブシギは数を減らしていますが、まだまだ滞在中。
今季初のマガモが飛来。オスの成鳥でした。
カンムリワシは林道や田んぼなどによく出ています。こらから3月ぐらいまでは、道路脇にも現れるので運転に注意です。
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