日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2024年10月29日(旧暦では2024年9月27日)

衆院選取材で沖縄本島へ出張したついでに鳥見。沖縄4区は当確が出たのが、午後23時すぎ。急いで記事を書いて出稿してホテルへ帰ってシャワー。日付が変わって午前3時ごろにやんばるへ到着しました。

ほぼ3年ぶりのやんばるでの夜探でしたが、鉄板ポイントを2カ所巡ってリュウキュウオオコノハズク3個体に出会えました。フラッシュを忘れたので、レンタカーのヘッドライトとハンディライトでなんとか撮影もできました。午前5時前には車内で仮眠。帰りは金武と泡瀬干潟を経由してダイシャクシギやホウロクシギ、カモ、シギなどを見てきました。

リュウキュウオオコノハズク

リュウキュウオオコノハズクが繁殖もしているいつもの場所にいくとやはりいました。一般にも有名な「ウオッ、ウオッ、ウオッ、ウォー」という尻下がりの鳴き声も聞くことができました。

リュウキュウオオコノハズク

ハンディライトで撮影。LEDライトは色がめちゃくちゃになってしまいますね。上と同個体。

リュウキュウオオコノハズク

地上に降りていたリュウキュウオオコノハズク。リュウキュウオオコノハズクの鳴き声はリュウキュウコノハズクやアオバズクよりも多彩で、こちらは「ミュー、ミュー、ミュー」と鳴いていました。 2022年1月に記録した鳴き声 を同じです。

リュウキュウオオコノハズク

右目を負傷しているようです。通行車両にでも接触した過去があるのでしょうか。こちらはレンタカーのヘッドライトで撮影。やはり色が正確じゃないです。上と同個体。

サシバ

カラス2羽に追われて鳴いていたサシバのオス。

ツバメチドリ

ツバメチドリの冬羽。単独でさみしそう。

ホウロクシギ

ホウロクシギ成鳥。

ダイシャクシギ

ダイシャクシギ成鳥。

ダイシャクシギ

海面を飛ぶダイシャクシギ。上と同個体。

イソシギ

イソシギ幼鳥は大きなイモムシを呑み込むのに必死です。

セイタカシギ

セイタカシギも大きなイモムシを捕まえた。田芋の葉に付いているようです。

タシギ

ジシギは30羽近く確認しましたが、全てタシギでした。

キアシシギ

カニを捕まえたキアシシギの幼鳥。

ヒドリガモ

ヒドリガモのメス成鳥。

ハシビロガモ

ハシビロガモのメス幼鳥。

ハシビロガモ

ハシビロガモのオス幼鳥。

ハシビロガモ

ハシビロガモのオス成鳥。エクリプスから生殖羽へ換羽中。

ハクセキレイ

ハクセキレイのメス。オスから求愛を受けていました。

Category:野鳥
2024年10月25日(旧暦では2024年9月23日)

石垣島にナンヨウショウビンが飛来しました。 過去に沖縄本島の漫湖で2017年8月から翌2018年4月まで滞在したナンヨウショウビン がいました。

当時、那覇支局に赴任していたこともあってナンヨウショウビンは、いやというほど見ていますが地元で見るのもいいものですね。今回の個体は、沖縄本島の個体より鮮やかなような気がします。

ナンヨウショウビンの亜種は50を数えるそうですが、今回も同じ亜種 Todiramphus chloris collaris のように見えます。今年は宮古島でもナンヨウショウビンが友人により撮影され、八重山のある島でもそれらしい姿が確認されています。今年はナンヨウショウビンの当たり年かもしれません。今後、ほかでも見つかる可能性がありますね。

ナンヨウショウビン

鮮やかなブルーの背面が美しいナンヨウショウビン成鳥。夏羽後期と見られるので、長期滞在してくれたら冬羽が拝めるかもしれません。

ナンヨウショウビン

腹側は真っ白で足は黒いナンヨウショウビン。亜種は T. c. collaris と見られ、分布はフィリピンとその周辺のようです。沖縄本島や宮古島、過去に西表島で毎年、越冬していた個体も同じ亜種に見えますね。

ナンヨウショウビン

干潟に降りてカニを狙っているようでした。沖縄本島のナンヨウショウビンはカニを専食していましたが、石垣島の個体はカニのほかにヤドカリらしきを食っていました。

Category:野鳥
2024年10月19日(旧暦では2024年9月17日)

冬羽姿に衣替えしたハリオシギに出会えました!! チュウジシギ、タシギと合わせてジシギ40羽の中から発掘しました。「ハリオシギはまだ残っているはず」と信じながら探し、やっと見つかったのが、肩羽や三列風切などを冬羽に換羽し終えた成鳥だったので気分はさらに最高です!! 貴重なハリオシギの冬羽でした。

滞在中のジシギたちは、チュウジシギが数羽で残りは全てタシギでした。

ハリオシギ

見よ!! この冬羽に覆われたハリオシギ成鳥の美しき出で立ちを!!

ハリオシギ

ハリオシギは、小さなミミズのような生物を捕らえました。上と同個体。

ハリオシギ

頭をかくハリオシギ。異次元の愛くるしさを見せています。上と同個体。

ハリオシギ

ご褒美タイムです。初列風切まだ旧羽、初列雨覆は一部が換羽済みのようです。上と同個体。

ハリオシギ

超ご褒美タイム。ハリオシギの尾羽はなかなか見えないのですが、ストーカーしたかいがありました。これでもかと針のように細い尾羽を見せつけています。上と同個体。

ハリオシギ

幼羽や成鳥の夏羽後期とは全く違う印象の冬羽ハリオシギ。

チュウジシギ

チュウジシギ幼鳥。2枚ほど第1回冬羽が出ています。チュウジシギにしては遅い換羽です。

チュウジシギ

チュウジシギ幼鳥。こちらの換羽は上の個体より、進んでいます。

チュウジシギ

チュウジシギ第1回冬羽。

タマシギ / チュウジシギ

チュウジシギ第1回冬羽とタマシギのオス成鳥。

タシギ

タシギの幼鳥。

タシギ

こちらもタシギ幼鳥。

Category:野鳥
2024年10月17日(旧暦では2024年9月15日)

今季初となるオシドリが到着。オスのエクリプスでした。

オシドリ

オシドリのオス。エクリプスなのでオシドリ感は低いですね。

アカアシシギ

アカアシシギ第1回冬羽。

タカブシギ

タカブシギ第1回冬羽。

ヒバリシギ

ヒバリシギ。

トウネン

トウネン。

ハマシギ

ハマシギ第1回冬羽。

コチドリ

コチドリ。

ホオジロハクセキレイ

ホオジロハクセキレイのメス。第1回冬羽。

Category:野鳥
2024年10月16日(旧暦では2024年9月14日)

石垣島で確認できるメボソムシクイ上種はコムシクイとオオムシクイ、メボソムシクイなのですが、ほとんどはコムシクイです。

たまーにメボソムシクイにも出会えますが、今回は、そんな貴重なメボソムシクイに接近して写真を撮ることがかないました!! 鳴き声も聴けた上にP10も写せました。体の色味も違いがありますね。

ちなみにオオムシクイはワンシーズンに1個体見つけられるかどうかの少なさです。いつか、動画と写真に収めたいですね。

メボソムシクイ

メボソムシクイに大接近。珍しく警戒心の薄い個体でした。

メボソムシクイ

こちらも識別の手掛かりとなるP10が確認できます。

石垣島で観察できるのはコムシクイとメボソムシクイと考えて差し支えないので、鳴き声以外にも色味で見当がつけられそうです。今後、検証していきたいですね。

メボソムシクイ

メボソムシクイの貴重なP10が見えています!!

Category:野鳥