日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2020年7月7日(二十四節気の小暑、旧暦では2020年5月17日)

近所の海岸と田んぼで秋の渡りチェック。7月ともなれば、渡り鳥の世界ではすでに秋の移動が始まっています。楽しい季節がやってきましたね!!

海岸では、ツバメチドリやメダイチドリ、シロチドリ、トウネン、イソシギ、ソリハシシギが田んぼでは、タカブシギやヒバリシギ、アオアシシギ、アカアシシギ、コチドリが長旅で疲れた体を休めていました。

また、海岸や岩礁ではベニアジサシやエリグロアジサシ、コアジサシが繁殖しており大変賑やかです。

ツバメチドリ

ツバメチドリ幼羽から第1回冬羽へ換羽中。河口に水浴びに来ていました。石垣島でもツバメチドリは繁殖しており、おそらく、この個体も石垣島で生まれたものと思われます。

ツバメチドリ

海をバックに飛ぶ、ツバメチドリ成鳥。冬羽への換羽が始まっています。

メダイチドリ

メダイチドリ冬羽へ。

メダイチドリ

上とは別の個体。

トウネン

トウネンは25羽の群れが河口に集まっていた。

ソリハシシギ

ソリハシシギは数羽が水浴びをしたり、獲物を捕まえたりしていた。

シロチドリ

シロチドリのメス。

コチドリ

コチドリのオス。コチドリは結構な数が入っています。

タカブシギ

タカブシギ成鳥。ピカピカの幼鳥が来るのはまだ先です。^^

タカブシギ

タカブシギは田んぼに15羽ほど入りました。

ヒバリシギ

ヒバリシギ成鳥。長旅で羽が擦れていますね。

アオアシシギ

アオアシシギは2カ所合わせて6羽。夏羽から冬羽へ変わりつつあります。

アカアシシギ

単独でやってきてアオアシシギの群れの近くにいたアカアシシギ。

イソシギ

いつも単独のイソシギ。渡りも単独なのかな?

ベニアジサシ

ベニアジサシが営巣する岩礁。写真には20羽ほど写っています。

エリグロアジサシ

砂浜に降りたエリグロアジサシ。

エリグロアジサシ / クロサギ

なぜか繁殖中のクロサギを執拗に攻撃するエリグロアジサシ。

コアジサシ / シロチドリ / メダイチドリ

左からオオメダイチドリ、コアジサシ、シロチドリの大きさ比べ。

コアジサシ

コアジサシも数羽が海岸沿いを訪れていました。もう巣立ってもいいころなので、近いうちにヒナを連れてくることでしょう。

Category:野鳥
2020年7月7日(二十四節気の小暑、旧暦では2020年5月17日)

リュウキュウアオバズクが2日に分けて巣立ちました。家族で並ぶシーンはありませんでしたが、可愛らしいヒナを撮影できました。リュウキュウコノハズクも各所で順調に子育て中で今か今かと楽しみにしています。

イシガキヒヨドリも子育て中のようでバッタを捕まえて巣へ運んでいました。

ムラサキサギも子育て中のはずですが、今年は繁殖が観察できず…。

リュウキュウアオバズク

1番目の子は前日に巣立ったアオバズク。今年も数カ所で観察していますが、巣立ちビナが見られたのは今季初。

リュウキュウアオバズク

少し離れたところからわが子を見守る親鳥。

リュウキュウコノハズク

最近、巣穴から顔をのぞかせるようになったコノハズクのメス。ヒナがだんだん大きくなって室が狭くなってきているのでしょう。

リュウキュウコノハズク

近くで巣を見張るコノハズクのオス。上の個体とペア。やっと昼間にいる場所が分かりました。^^

リュウキュウコノハズク

上とは別のペア。メス個体。

リュウキュウコノハズク

上の個体とペアのオス。子育てに疲れてボロボロです。^^;

イシガキヒヨドリ

バッタを捕まえた子育て中のヒヨドリ。この後、巣へ運んで行きました。

ムラサキサギ

牧草地のムラサキサギ。若い個体かもしれません。

Category:野鳥
2020年7月4日(旧暦では2020年5月14日)

仕事で移動中につまみ食い。アカショウビンやコノハズク、アオバズク、クロハラアジサシが見られました。

写真には撮っていませんが、キンバトやカンムリワシ、ムラサキサギ、コアジサシ、エリグロアジサシなども車を運転しながら横目でチラ見。^^

リュウキュウアカショウビン

公園内にいたアカショウビンのオス。

リュウキュウアカショウビン

こちらは海岸近くにいたアカショウビンのオス。

リュウキュウアカショウビン

県道沿いにいたアカショウビン。こちらもオスです。

リュウキュウコノハズク

日陰で休憩するコノハズクのオス。

リュウキュウアオバズク

アオバズクのオス。いつもの定位置でスタンバイ。

クロハラアジサシ

牧草地ではクロハラアジサシが飛び回っていた。

クロハラアジサシ

成鳥夏羽なのですが、繁殖に参加しなかったのかなー?

Category:野鳥
2020年7月2日(旧暦では2020年5月12日)

昨年も分からなかったリュウキュウコノハズクの営巣木がやっと分かりました。今季、五つ目の繁殖確認です。

このペアの雌雄は繁殖期序盤にすでに判明していました。しばらくするとオスしか見ることがなくなっていましたが、そのころ、メスが抱卵に入ったのでしょう。ここ数日はメスも頻繁に観察できるようになったので、ヒナは順調に育っていることと思われます。

リュウキュウアオバズクは6カ所で繁殖を確認しており、そのうちの一つは6月30日に巣立ち、もう一つも今夜あたり巣立ちそうな予感です。

リュウキュウコノハズク

メスのコノハズク。腹部の羽毛が乱れているのは抱卵斑だろうか。

リュウキュウコノハズク

上と同個体。少なくとも2日前からメスも夜、外に出て狩りを行うようになりました。巣の中では卵がかえり、ヒナがいると思われます。

リュウキュウコノハズク

上の個体とつがいを形成するオスのコノハズク。

リュウキュウコノハズク

上と同個体。懐中電灯めがけて飛んできたヤエヤマクマゼミを捕まえた棚ぼたコノハズク。獲物がでかすぎたのか、すでにヒナたちは満腹になっているのか自分で全部食ってしまいました。

リュウキュウコノハズク

コノハズクのメス。上のペアとは別。深夜0時をすぎてもまだヒナたちに餌を運んでいました。

リュウキュウコノハズク

上の個体とペアのオス。こちらは定位置で見張り。

リュウキュウコノハズク

上のカップルの昼間の姿。メス個体。

リュウキュウコノハズク

こちらはオス個体。羽角などが擦れてきています。

リュウキュウアオバズク

巣立ち間近のアオバズク。今のところ1羽しか見えません。

Category:野鳥
2020年6月30日(旧暦では2020年5月10日)

子育て中にもかかわらず、昼間の見張りが見つからない不思議なリュウキュウアオバズクが今夜は、雌雄そろって夜の見張りをしていました。どちらがオスでどちらがメスなのか分かりにくいペアなので今後、検討してみます。

アオバズクを確認した後、リュウキュウコノハズクのポイントへ到着すると早速コノハズクを発見したのですが、何か闇の方から聴き慣れない叫び声がします。懐中電灯片手に車を降りて声のする方へ行ってみると高さ3メートルほどの木の根本から「ギャーギャー」という声。よくよく調べてみるとヤエヤマオオコウモリの幼獣が草の中に落ちていました。

親も近くにいるのですが、地面に降りることができないようで木にぶら下がって心配そうに幼獣を眺めているばかり。仕方がないので親指にあたる翼から飛び出た爪をつまんで草むらから引っ張り出した上で三脚を使い、木の枝へぶら下げることに成功しました。しばらく見ていると親がやってきて感動の再会を果たし、暗闇へ消えていきました。

クマネズミほどのサイズの小さな幼獣でしたが、翼から伸びる親指の爪と足の爪のゴツさと鋭さに驚きました。これはとても素手ではつかめないですね…。

救助中、何より怖しかったのは、私の頭上を「バッサ、バッサ」と終始、飛び回る母親オオコウモリでした…。^^;

リュウキュウアオバズク

メスだと思われるアオバズク。

リュウキュウアオバズク

こちらはオスと思われる個体ですが、いまいち確証が持てませんので、ここのペアの今後の検討課題です。

リュウキュウコノハズク

今夜もいつもの場所にいたコノハズク。コノハズクの左にいる黒い虫はヒメマルゴキブリのメスです。

ヤエヤマオオコウモリ

落っこちて叫び声を上げていたオオコウモリの幼獣。

ヤエヤマオオコウモリ

なんとか木の枝に移動させることに成功しました。

ヤエヤマオオコウモリ

地面に落ちたわが子を心配そうに見つめるオオコウモリの母親。

ヤエヤマオオコウモリ

感動の再会を果たした親子。

Category:ほ乳類 / 野鳥