日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2024年5月31日(旧暦では2024年4月24日)

あまり行かない雑木林を久しぶりに訪れるとリュウキュウサンコウチョウのペアがうろうろしていました。同じ枝に並ぶこともあり、ペアリングが済んでいる模様。おそらく繁殖すると思うので推移を見守りたいと思います。

リュウキュウコノハズクは複数個所で抱卵していますが、まだまだヒナは小さいようです。一方、リュウキュウコノハズクで早期に繁殖に入ったペアはヒナがすでに大きくなっているようで、メスも巣外に出ています。間もなく巣立ちすると思われます。

リュウキュウサンショウクイの巣だった幼鳥がわが家に訪れました。メジロやシジュウカラと虫を取っているようでした。

リュウキュウサンコウチョウ

サンコウチョウのメス。

リュウキュウサンコウチョウ

上の個体とペアのオス。尾羽が短いタイプでした。

リュウキュウコノハズク

リュウキュウコノハズクのオス。ここの巣からは、6月中旬にはヒナが巣立つと思われます。

リュウキュウアオバズク

アオバズクのメス。巣の近くで見張り。

リュウキュウアオバズク

上の個体とペアのオス。道を挟んでウオーキングの人から手が届きそうなところに陣取って見張りをしています。

リュウキュウサンショウクイ

わが家の玄関からリュウキュウサンショウクイの幼鳥を撮影。巣は分かりませんでしたが、毎年、近所で繁殖しています。

Category: 野鳥
2024年5月29日(旧暦では2024年4月22日)

ホトトギスが近距離で観察できました。成鳥と若い個体で、松林で採餌していました。周辺にはオニカッコウが6羽ぐらいいて、トケンが集中して多いエリアでした。

大雨などありましたが、リュウキュウアオバズクの抱卵は順調のようで、オスがしっかり見張りをしていました。年々、警戒心がなくなり、散歩の人が目の前を通っても気にする様子はありません。

コアジサシは昨年に続き、クルーズ船用のターミナルビル建設予定地に30羽近く飛来。すでに抱卵している個体もいました。
昨年はPAC3配備で巣が全滅 <https://shimasoba.com/blog/2230/> して今いましたが、果たして今季はうまくいくのか…。シロチドリはふ化して間もないヒナから少し飛べるようになっているヒナまで数羽が走り回っていました。

シロハラクイナは子育て真っ最中でヒナを連れたペアによく遭遇します。繁殖期は長いので、しばらくは成長のステージがさまざまな家族連れにであると思います。

稲刈りが終わった田んぼではムラサキサギやアオサギ、チュウダイサギ、コサギなどが獲物を狙って集まっています。

ホトトギス

幼羽が残るホトトギス。近くで観察できました。

リュウキュウアオバズク

見張りのアオバズク。手が届きそうなところを歩行者が通っても気にしない…。

コアジサシ

コアジサシのコロニー。今季は成功してほしいですね。

シロチドリ

少し飛べるようになったシロチドリのヒナ。

シロチドリ

草むらの中に何羽かヒナが潜んでいるようでした。

シロハラクイナ

道路にできた水たまりで水浴びするシロハラクイナの親子。

ムラサキサギ

翼を広げてほかの個体を威嚇するムラサキサギ。逃げ腰でした。

ムラサキサギ

上の個体と対峙するムラサキサギ。羽を膨らませて距離を詰めていました。

アオサギ

タウナギを捕まえたアオサギ。タウナギが豊富にいるようで、カンムリワシやムラサキサギ、チュウダイサギなどもタウナギを食っていました。

Category: 野鳥
2024年5月21日(旧暦では2024年4月14日)

石垣島に飛来したリュウキュウガモは滞在3週間の長逗留となっています。この日は活発に動き、採餌行動や飛翔する姿を確認することができました。昔は沖縄を北限として生息していたリュウキュウガモ。和名に琉球とついているので、今後、記録が増えて分布が復活することを期待します。

リュウキュウガモを一目見ようと知人が4組来島。みなさんオニカッコウとセットで石垣島の野鳥を楽しんでいます。今週も数組がリュウキュウガモ狙いでやってくる予定です。リュウキュウガモを見たい方は スポ ッターさんへガイドの予約 を!!

リュウキュウガモ

この日は活動的だったリュウキュウガモ。

リュウキュウガモ

休んでいた草むらから飛び出したリュウキュウガモ。ほぼ垂直に離陸しました。

リュウキュウガモ

こちらへ向かって飛んできます。リュウキュウガモの特徴でもある長い足が目を引きますね。日本で記録のあるカモの仲間で飛翔時に足の長さが尾羽を超えるのはリュウキュウガモだけの特徴です。

リュウキュウガモ

ファームウェアのヴァージョンを2系にしてからAFのフリーズに悩まされるα1ですが、この時はしっかり追尾。貴重なリュウキュウガモの飛翔写真を量産することができました。^^

リュウキュウガモ

着水するリュウキュウガモ。

リュウキュウガモ

浮草の間を移動するリュウキュウガモ。

リュウキュウガモ

水中にある水草か藻類のようなものを食っていました。

リュウキュウガモ

リュウキュウガモのかわいらしさは、カリガネのようなアイリング由縁でしょうか。

Category: 野鳥
2024年5月20日(二十四節気の小満、旧暦では2024年4月13日)

毎日、見られているリュウキュウガモ。この日は警戒心が強めでした。朝も夕方も首から上ぐらいしか見えませんでした…。

アカガシラサギや沖縄や八重山では数少ないケリが飛来していました。

リュウキュウガモ

顔だけ出すリュウキュウガモ。

リュウキュウガモ

オオバン(手前)とリュウキュウガモ。この日は警戒して姿があまり見えないリュウキュウガモでした。

アカガシラサギ

ほぼ夏羽のアカガシラサギ。今季もたくさん飛来しています。

ケリ

石垣島では数少ないケリが到着。ちょっと疲れた様子でした。

Category: 野鳥
2024年5月18日(旧暦では2024年4月11日)

石垣島のリュウキュウガモは再発見 以降、継続して観察できています。釣り人が来ると驚いて遠くへ移動し、草むらに隠れてしまいます。土日は釣り人が多いようですね。

衰弱で救護されていたカンムリワシ幼鳥の放鳥を取材してきました。左足に「6」の数字が刻印された赤い脚環が標識されています。名前はリハビリを担当した方により「未来」と名付けられました。関係者や報道陣に見守られながら、力強く羽ばたいていきました。

リュウキュウガモ

対岸で水草の上に鎮座するリュウキュウガモ。

リュウキュウガモ

釣り人に警戒して午後は草むらから首を出すだけになっていました。

カンムリワシ

力強く羽ばたくカンムリワシの幼鳥。救護されてから1カ月半での放鳥となりました。

カンムリワシ

負荷したのが昨年の今ごろなのでちょうど満1歳となります。まだまだ幼羽に覆われていますが、かなり摩耗が進んでいますね。

Category: 野鳥