2024年11月13日(旧暦では2024年10月13日)
越冬すると決めたのでしょうか。ナンヨウショウビンは滞在3週間ほどとなりました。
誰もいない時間を見計らうかのように登場して、大きめのカニを仕留めるとそのまま呑み込もうと四苦八苦していました。自転車が通行するとカニをくわえたまま、どこかへ飛んでいきました。
ナンヨウショウビン
ナンヨウショウビン
ナンヨウショウビン
ナンヨウショウビン
地面から突き出た流木に止まるナンヨウショウビン。お気に入りの場所です。まだ夏羽を多く残した成鳥でしょうか。
カワセミ
ひとまわり小さいカワセミも現れました。投棄された自転車から獲物探し。
2024年11月11日(旧暦では2024年10月11日)
久しぶりに与那国島へ出張があったので、空いた時間で鳥見。なんとカンムリカッコウに遭遇しました。祖納の民家で発見。ヒヨドリに付きまとわれてうっとうしそうでした。カラノスリらしきも1羽確認。
島内にはカシラダカやノジコ、コホオアカなどエンベリが多く入っていました。キビタキやジョウビタキ、エゾビタキも島のあちこちで滞在。久部良ミトゥにはホシハジロが1羽入っていました。
カンムリカッコウ
カンムリカッコウの幼鳥。民家裏を流れる水路を利用しているようでしたが、ヒヨドリに追われてどこかへ飛んでしまいました。
インドハッカ
シロガシラ
シロガシラは海岸沿いで大きな群れがいました。渡りなのでしょうか?
キビタキ
キビタキ
この角度だとリュウキュウキビタキではなくキビタキと分かりやすいですね。
カシラダカ
道路上で採餌するカシラダカ。渡ってきたばかりのようで、車やバイクが通っても逃げることなく必死に何かの種を食っていました。
カシラダカ
こちらもカシラダカ。数羽の群れがいくつか確認できました。
ノジコ
ノジコは島の南部で3羽を発見。沖縄では数少ないです。
エゾビタキ
エゾビタキも複数確認。11月ですが、渡りはまだ続いているようです。
タヒバリ
タヒバリ
ずいぶんほっそりした印象のタヒバリ。渡りで脂肪を使い切ったのでしょうか。
ジョウビタキ
ジョウビタキは鳴き声も含めてかなりの数が滞在していました。
タゲリ
カラノスリ
カラノスリ成鳥。ノスリも複数羽。このほかに猛禽はサシバ、チョウゲンボウ、ミサゴ、ハヤブサを確認。
ホシハジロ
2024年11月7日(二十四節気の立冬、旧暦では2024年10月7日)
石垣島は、季節外れの台風22号の影響で強い北寄りの風が吹いています。前日、前々日に確認されているタカサゴクロサギを探しながら「なんか入らないかなぁ」と思っていると「オウチュウがいるよ」とのメールが着信。現地に向かうと警戒心の薄い幼鳥のオウチュウがいました。トンボなどを捕食しているようでした。
夕方には知人ら複数からソリハシセイタカシギの群れがいると連絡。スーパーで夕飯の材料を買って帰宅するタイミングで近くにいたので、こちらも寄ってみると、なんとソリハシセイタカシギ11羽の群れがやってきていました。2020年に与那国島で7羽の群れが入りましたが、それを大幅に上回る数でした。生き物は群れるほど美しさと迫力が増しますね。
オウチュウ
オウチュウ
この個体は幼鳥なので、胸から下尾筒にかけて白い斑がが入ります。
オウチュウ
翼下面にも白い斑が入ります。オウチュウは過去の観察例から少なくとも生まれた翌年の 第1回夏羽 の状態でも翼下面の白い斑が残っているようです。
ソリハシセイタカシギ(アボセット)
ソリハシセイタカシギ11羽の群舞。モノトーンなソリハシセイタカシギと曇天でアッシュグレーに染まる海が枯淡な雰囲気を醸し出します。
ソリハシセイタカシギ(アボセット)
頭上を旋回するソリハシセイタカシギの群れ。成鳥9羽、幼鳥2羽の構成です。
ソリハシセイタカシギ(アボセット)
西表島を背景にソリハシセイタカシギ。ある種のカタルシスが得られるような感覚に陥りました。
ソリハシセイタカシギ(アボセット)
石垣島や沖縄では見慣れたソリハシセイタカシギですが、群れになると魅力が増します。
ソリハシセイタカシギ(アボセット)
午後4時ごろに海上からこの浜へ降り立ったそうです。
2024年11月6日(旧暦では2024年10月6日)
いつもは見かけてもスルーするカタグロトビですが、獲物を狙っているところだったので、久しぶりに撮影しました。
電線からしきりに草むらを気にしているカタグロトビの成鳥を発見。最初に止まっていた電線から一段低い電話線に移動。体の向きを変えると急降下しました。数秒後、草むらから飛び出てくると足には、すでに締められたクマネズミをつかんでいました。
電話線に持ち帰りネズミを食うのですが、尾羽を上下にしきりに動かし鳴き声もあげる様子が確認できました。近くにメスでもいて餌を奪いにくるのかと思いましたが、そのまま東へ向けて飛んでいきました。カメラで追うともう一羽のカタグロトビがやってきてネズミを奪うシーンを見ることができました。写真を拡大してみるとメスではなく幼鳥に獲物を渡していたようです。
石垣島のカタグロトビは真冬を除いて年中、繁殖しています。ワンシーズンに2回ほど子育てするので、個体数はかなり増え、多い日は一日に10羽ほど見ることもあるほどです。
カタグロトビ
カタグロトビ
カタグロトビ
カタグロトビ
カタグロトビ
空気抵抗がなるべく小さくなるように獲物を縦にして運ぶカタグロトビ。
カタグロトビ
カタグロトビ
遠くで幼鳥(右)に獲物を奪われる姿を確認できました。
カタグロトビ
ここのカタグロトビは毎日、朝と夕に現れて獲物のネズミを捕まえています。石垣島内でも比較的警戒心の弱い個体で車が下を通っても逃げることはありません。
カタグロトビ
遠くからでも胸から腹にかけての白っぽさが目立ちます。
2024年11月6日(旧暦では2024年10月6日)
クロツラヘラサギ2羽が島内をうろうろしながら滞在中。少しずつ秋らしくなり、シマアジやコガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、オナガガモなども増えてきました。
クロツラヘラサギ
クロツラヘラサギ
タゲリ
シマアジ
コガモ
オナガガモ
ヒドリガモ
ヒドリガモも単独での飛来。カルガモと行動を共にしていました。
ハシビロガモ
ハシビロガモ
ムナグロ
セイタカシギ
セイタカシギ
コアオアシシギ
ハマシギ
沖縄はハマシギ少なめですが、今季は最大20羽の群れが入っています。
ヒバリシギ
クサシギ
タシギ
タシギ
アオサギ