2021年6月30日(旧暦では2021年5月21日)
石垣島のリュウキュウアオバズク、リュウキュウコノハズク、リュウキュウアカショウビンの琉球御三家の巣立ちラッシュが続いています。アオバズクは5巣、リュウキュウコノハズクも5巣、アカショウビンは7巣を観察中ですが、数が多過ぎてとてもじゃないですが、全部は見られません…。^^;
田んぼには、ソリハシセイタカシギやセイタカシギ、クロハラアジサシが飛来。
カンムリワシはいつものところにいつもの繁殖に参加していない若い個体がいました。アカショウビンと餌場を共有していますが、軋轢はないようです。
夜探では子連れのオオクイナが藪の中で寝ていました。
リュウキュウアオバズク アオバズクはすでに3カ所で巣立ち。ヒナの数は1〜2羽の若干少なめです。こちらは1羽だけの巣立ちでした。左がヒナで右がメス。
リュウキュウアオバズク リュウキュウコノハズク リュウキュウコノハズクの巣立ちビナ2羽。 昨年は3羽が巣立った ペアですが、ことしは2羽だけのようでした。
リュウキュウコノハズク 別ポイントのリュウキュウコノハズク。この日の夜に1羽が巣立ちました。
リュウキュウコノハズク リュウキュウコノハズクは5巣を観察中。リュウキュウコノハズクは毎年、繁殖成績がいいです。この個体はヒナのいる樹洞を見つめています。まもなく巣立ちですね。ここは 昨年、2羽が巣立ち ました。
オオクイナ オオクイナのオス。このポイントは2ペアが合わせて3羽のヒナを連れています。
リュウキュウアカショウビン 巣の前で見張に立つアカショウビン。この翌日に巣立ちました。このアカショウビンが繁殖しているポイントは ツミが子育て中なのとカタグロトビは巣立ったヒナ3羽とその親鳥2羽がうろうろしているという危険ポイントです。
リュウキュウアカショウビン リュウキュウアカショウビン 市街地近くの三面張りの水路に水浴びに来たアカショウビン。例年の水浴びポイントです。
ソリハシセイタカシギ(アボセット) 一度は姿を消したソリハシセイタカシギがふたたび舞い戻ってきました。
クロハラアジサシ セイタカシギ セイタカシギもソリハシセイタカシギとともにいなくなっていたのですが、こちらも戻ってきました。
カンムリワシ 繁殖に参加していない若いカンムリワシ。いつもの餌場でのんびりしています。
2021年6月24日(旧暦では2021年5月15日)
先日、石垣島へ飛来して日本初記録となったギンカモメ はまだ滞在中です。しばらくは居つきそうな感じです。きょうは石垣島のギンカモメ情報を聞きつけた県外の人が何人もやってきました。最高で20人近くになりました。石垣島でこんなにたくさんの人が集まるなんて初めて。ギンカモメの集客力はすごいですね。みなさんマナーは良かったです。
ハシブトアジサシは3羽到着。潮の引いた海岸でカニを捕まえまくっていました。
オオアジサシはほとんどは繁殖地の尖閣諸島へ飛び去っていきましたが、一部はまだ石垣島に残っています。
エリグロアジサシはすでに抱卵しているペアもおり、ハシブトアジサシが近くを飛ぶと鬱陶しそうにしていました。
ギンカモメ ギンカモメは忽然と姿を消したりするのですが、だんだん行動が分かってきました。満潮時の退避場所も判明しました。
ハシブトアジサシ ハシブトアジサシ ハシブトアジサシ ハシブトアジサシ ハシブトアジサシ 飛び込みを横から。ほかのアジサシとは全く違う飛び方でどんなに遠くてもハシブトアジサシだと分かります。
ハシブトアジサシ 砂浜に座ってみていると正面からこちらへ向かって飛んできた。
ハシブトアジサシ エリグロアジサシ オオアジサシは一時いよりは数を減らしていますが、まだ残っています。繁殖に参加しない個体なのでしょうか。
2021年6月24日(旧暦では2021年5月15日)
今季、2カ所目のリュウキュウアオバズクが巣立ちました。ヒナ2羽は仲良く並び、近くでは親鳥たちが見張っていました。動画も撮りましたが動きはほとんどありません…。^^;
3年前に見つけたポイントで毎年、営巣していますが、どの樹洞をつかっているのかは不明。
リュウキュウアオバズク 巣立ったばかりのアオバズクのヒナ。2羽で仲良く並んで可愛らしいですね。
リュウキュウアオバズク リュウキュウアオバズク
2021年6月23日(旧暦では2021年5月14日)
南半球のオーストラリアなどに分布してほとんど移動しないはずのギンカモメが石垣島に現れました!! 写真は多めの13態掲載します。最後に動画もあります。
朝、職場でミーティングを終えた直後、わたしの師匠である石垣島bird観察さんから「なんか変なカモメがいるんだけど」とメールが着信。写真を開くとなんとギンカモメ!! 電話で「ギンカモメですね!! すぐ行きます!!」と場所を確認してから急行。取材の時間が迫るぎりぎりまでギンカモメを堪能することができました。
まさかギンカモメが国内で見られるとは夢にも思っておりませんでした。この先、二度と見ることはないでしょうね。
翌日の紙面用に取材するため日本で唯一、ギンカモメを飼育する福岡市動植物園に逸出などの可能性がないか聞くと羽数を確認しているので逃げた個体はいないとの返事でした。同園では2003年に国内で初めてギンカモメの繁殖に成功したそうですが、現在では増え過ぎて困るので繁殖をコントロールしているそうです。福岡に行った際には、ぜひ福岡市動植物園を訪れてみようと思います。
ギンカモメ ギンカモメの成鳥。羽がすれっすれです。どのようなルートで南半球の留鳥が石垣島にたどり着いたのでしょうか。
ギンカモメ ギンカモメ 翼を広げたギンカモメ。後ろ姿から初列風切のミラーなどを確認。
ギンカモメ ギンカモメ ギンカモメ 左足を少し痛めているようで浮かし気味にしていました。
ギンカモメ ギンカモメ ギンカモメ ギンカモメ ギンカモメ ギンカモメ ギンカモメ ソリハシシギ キアシシギ アオアシシギ / キアシシギ
2021年6月23日(旧暦では2021年5月14日)
近所で繁殖していると思われるキンバト。雨降りの中、せっせとエサを食っていました。よく会うので最近は、警戒心も解けてきたようで近くで観察できます。
キンバト キンバトの成鳥メス。ずいぶん近くで観察、撮影できました。
キンバト キンバトが食っているのはヤンバルアカメガシワの実。エサをしばらくとっては茂みに入っていたので繁殖していると思われます。