日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

Dec. 23, 2023

オオノスリやシベリアハヤブサ、チュウヒ、サシバ、チョウゲンボウ、コミミズクなど石垣島で越冬する猛禽類がそろってきました。

獲物となるカモやオオバン、小鳥たちは猛禽が現れるとピリピリしています。

オオノスリ幼鳥。毎年、現れますがこの個体は警戒心も弱く、観察撮影がしやすいです。

Dec. 23, 2023

オオヒシクイとともに小さなヒシクイが2羽。ロシアヒシクイとかヒメヒシクイとかの亜種と思われますが、識別は困難ですね。

小さな沈砂池にはオシドリやキンクロハジロ、ヒドリガモなどが滞在中。正体不明なカモもいましたが、雑種にしては親の想像がつかず、家禽が混じっているのかもしれません。

オオヒシクイと小型のヒシクイとヒメヒシクイと思われる個体。

Dec. 8, 2023

サバクヒタキが現れました。沖縄本島や与那国島では記録がありましたが、その間の島々では記録がなかった鳥です。聞いたことのない鳴き声が聞こえたので周囲を見回していると民家から1羽の鳥が飛び出しました。

道路を挟んだコンクリートの屋根に止まった瞬間、サバクヒタキと確信。カバンに入っていたカメラを取り出して慌てて撮影しました。完全に油断していました。

数カット撮影するとサバクヒタキはどこかへ飛んでいってしまいました。越冬することを期待して機会があればまた探してみたいと思います。

いきなり現れたサバクヒタキ。慌てて撮影しました。

Dec. 7, 2023

今季はなかなか安定して見られないカンムリワシの幼鳥が農耕地にいました。数日前から滞在のチョウセンチョウゲンボウは牧草地が気に入ったようで落ち着いた様子で狩りをしていました。

ジャワアカガシラサギは長逗留中ですが、夏羽に変わる前の3月ごろにいなくなるのが近年の傾向です。

ソリハシセイタカシギは4カ所で6羽が滞在中。こちらは、いつまでいるでしょうか。

カンムリワシ幼鳥。鳴き声が聞こえてくるので探してみるといました。

Nov. 30, 2023

今季は少ないカンムリワシ幼鳥。小さな田んぼに住み着いていますが、チョウゲンボウと争いが絶えません。

ベニバトは複数箇所で滞在。

チョウゲンボウに煽られて逃げるカンムリワシ幼鳥。

Nov. 30, 2023

カシラダカが30羽ほどの群れで飛来。石垣島でこれほどの数が見られるのはかなり珍しいです。ヒレンジャクは4羽がカポックについています。ツグミも増えて来て、ノビタキは複数滞在。ツメナガセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイも増えています。

羽づくろいするカシラダカ。

Nov. 30, 2023

田んぼにはソリハシセイタカシギ、セイタカシギ、コアオアシシギ、アオアシシギ、アカアシシギ、クサシギ、タシギ、コチドリ、タゲリなど越冬中。タシギは数十羽滞在していますが、チュウジシギは見つからず…。

ソリハシセイタカシギ第1回冬羽。

Nov. 30, 2023

キンクロハジロ、マガモ、オナガガモを今季初認。ハシビロガモ、ヒドリガモ、コガモは分散しながらも滞在中。カリガネ、ヒシクイ、マガンも長逗留。

キンクロハジロのオス。

Nov. 20, 2023

石垣島のヤツガシラ飛来。春に比べると少ないですが、今季も複数が確認されています。

今期初となるツグミも確認。シロハラの鳴き声も聞けましたが、姿は見えず。ジョウビタキやノビタキも増えて来ました。

カリガネやヒシクイ、マガンも滞在中です。ホシムクドリやムクドリ、カラムクドリ、ミドリカラスモドキ、ヒレンジャクなども逗留、飛来しています。

遠くにヤツガシラ。

Nov. 15, 2023

カリガネ、タヒバリ、タゲリ、ハイタカ、オニアジサシを一気に今季初撮影。ベニバトは引き続き、複数箇所で滞在中。

タシギは越冬モードの個体が増えています。ハマシギ、クサシギ、セイタカシギ、アオアシシギ、コアオアシシギ、アカアシシギなども数は少ないですが、島内の田んぼで越冬中。

猛禽類はカンムリワシが見やすくなり、チョウゲンボウやサシバ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、ハヤブサなどが増えています。

ベニバトのオス幼鳥。猛禽類に怯えて田んぼに降りて来ません。

Nov. 11, 2023

ベニバト2カ所で4羽、コムシクイはあちこちの茂み、ヨシゴイも昨年に続き好調で頻繁に見られます。ムクドリの群れは、多い順にカラムクドリ、ムクドリ、ホシムクドリ、インドハッカ。数日前まではギンムクドリとバライロムクドリも一緒にいましたが、分裂してしまったようです。ミドリカラスモドキも6羽交じっています。

ガン、カモもぼちぼち増えて来ました、数の多いコガモやハシビロガモ、ヒドリガモのほかにヨシガモやメジロガモ、シマアジ、マガン、カリガネなども確認されています。

オオバンも10月末に初認して以来、どんどん増えています。田んぼのシギは数を減らしてセイタカシギ、オジロトウネン、タシギ、アオアシシギ、コアオアシシギ、アカアシシギ、クサシギ、イソシギなど。

ベニバトは幼鳥を初確認。

Nov. 4, 2023

仕事帰りにキセキレイ50羽とツメナガセキレイ20羽ほどの群れが、ねぐら入り前の大集合をしていたので、交じり物を探しているとイワミセキレイが1羽いました。ふつうは林道に生息するのですが、まさかサトウキビ畑でイワミセキレイに出会えるとは驚きです。

この日の翌日にも同じ場所でキセキレイの群れに交じっていたので、昼間はどこかの林道にいるものと思われます。同じ群れにハクセキレイ1羽もいました。このままキセキレイたちと越冬してくれるとうれしいですね。

ベニバトは2羽が滞在中ですが、カタグロトビやハイイロチュウヒ、ハイタカなのが毎日、やってくるので落ち着かない様子です。なぜかシマアカモズもベニバトやキジバトと行動していましたが、猛禽が恐ろしいからなのでしょうか。

サトウキビ畑でイワミセキレイに合うという貴重な体験ができました。ねぐらは他のセキレイととるようです。

Nov. 1, 2023

今季はなかなか数が伸びないベニバトですが、やっと複数羽で入りました。これで6羽目ぐらいの確認です。

カタグロトビは最近、成鳥2羽、幼鳥1羽と複数羽で現れます。この日は2羽が田んぼを乱舞。小鳥たちを蹴散らしていました。

カンムリワシは今年の幼鳥は少なめですが、成鳥との出会いはだんだん増えて来ました。自宅からも鳴き声がよく聞こえます。

農耕地には小鳥も飛来。ムネアカタヒバリ、ツメナガセキレイ、アトリなどを確認。アトリは今季初の撮影となりました。

ベニバトのオス2羽。数日前にはメスも滞在していました。

Oct. 27, 2023

一時は、見るのが難しくなっていたセイケイですが、この日からまた見やすくなって来ました。出現率を悪くしていた原因のハイイロチュウヒの姿が見えなくなったからかもしれません。

仕事が40分も待たされたので、腹いせに田んぼに寄ったらちょうどセイケイが農道を歩いていました。

セイケイを見るために石垣島に来ている知り合い数名に連絡して、みんなで見ることができました。「見えた!! 来た甲斐があった!!」と喜んでくれると、なんだかこちらも嬉しくなりますね。^^

農道を歩きながらこちらへ向かってくるセイケイ。

Oct. 25, 2023

石垣島に滞在中のセイケイ の田んぼにハイイロチュウヒが数日前から現れるようになり、現場を荒らしまくっています。友人らも何人か石垣島にセイケイを見にやって来ていますが、警戒して出が悪くなっているので苦労しています。

レンカクも滞在中。こちらは平和に過ごしています。シマアジは2週間ほど前から何度も確認しているのですが、やっと写真に記録できました。

今季初となるマガンとホオジロハクセキレイも確認しました。

田んぼにはエリマキシギやハマシギ、アオアシシギ、コアオアシシギ、ヒバリシギ、トウネン、タシギ、セイタカシギなどのほかに、コシアカツバメやノビタキ、ツメナガセキレイ、キセキレイ、ムネアカタヒバリ、コホオアカなどもいてにぎわっています。

警戒心の全くないハイイロチュウヒの幼鳥。非常いアグレッシブに狩りを行う個体で、風切羽の上面が泥で汚れています。

Oct. 20, 2023

石垣島のセイケイ滞在4日目。動画は3日目のものです。毎日、同じ行動パターンで米を食ったり、水を飲んだりしています。移動時の飛ぶコースも同じです。最近は、散歩の人にも驚かなくなりました。

だんだん近くまで来るようになったセイケイ。

Oct. 18, 2023

セイケイは滞在2日目となりました。この日は、条件よく撮影することができました。自動車やバイク、自転車に対する警戒心はほとんどないので長逗留しそうな雰囲気です。

どの図鑑にも載っていないセイケイが石垣島で越冬するとなれば、大変な人気者になりそうです。くれぐれも農家の方の迷惑にならないようにしましょう。

30メートルほどの距離で撮れたセイケイ。ただならぬ雰囲気をまとっています。