日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2024年2月20日

暖かい日が続き、リュウキュウキビタキの鳴き声が林道を走っていると聞こえるようになりました。キンバトの鳴き声もありました。わが家からアカショウビンの鳴き声も確認。暖冬の影響なのか、いつもより早い時期の確認です。

カンムリワシは繁殖期序盤を迎えており、田んぼやサトウキビ畑、林道などどこにいってもペアで確認できます。

ツメナガセキレイは越冬数のピークを迎えることなく、今季を終えそうです。これも暖冬の影響で、大陸から南下する群れが少なかったのでしょうか?

リュウキュウキビタキ第2回夏羽へ。

2024年2月10日

昨年から複数箇所で越冬していますが、なかなか写真の撮れないビンズイ。この日は鳴き声で発見。芝生に6羽が降りていました。ちょこまか動き回る小鳥が多い中で、ビンズイのゆったりとした動作は癒されますね。

ビンズイの近くにはツグミもいました。今冬はツグミやシロハラ、アカハラがとても少ないです。林道を走っていると茂みの中から地鳴きは聞こえますが、農耕地に出てくる個体がほとんどいません。年によっては、ハチジョウツグミだらけの冬もあるのですが、何らかの理由で年回りがあるようです。

田んぼには、ツメナガセキレイとムネアカタヒバリの数十羽の群れ。十数羽のハクセキレイの中にタイワンハクセキレイもいました。今季はタイワンハクセキレイが少なくホオジロハクセキレイが多いです。

オジロトウネンやアオアシシギ、タカブシギ、コチドリなどもぱらぱらと滞在中。

やっと撮影できたビンズイ。自宅周りにも数羽がいるのですが、警戒心が強くて写真に収められません。

2024年2月7日

石垣島ではカタグロトビやカンムリワシの幼鳥が姿を見せてバードウォッチャーを楽しませています。チョウゲンボウやサシバ、ハイタカは越冬中。オオノスリやハヤブサ、チュウヒなども滞在しています。

ジャワアカガシラサギとアカガシラサギは仲良く同じ田んぼで越冬中。昨年からの滞在で無事に年も越しました。わずかながら夏羽も出てきています。

目線の高さで観察できるポイントのカタグロトビ。いつものお気に入りの枝で赤い目を光らせています。

2024年1月31日

今季の石垣島は越冬含め、猛禽類が充実しています。オオノスリは島内の2カ所で3羽確認。ハヤブサは幼鳥から若鳥、成鳥まで例年になく多い個体がいるようです。チョウゲンボウもあちこちにいます。

カタグロトビは子育て終盤に差し掛かり、カンムリワシの幼鳥は暖かくなると餌探しに活発です。

子育て中のカタグロトビ。ヒナたちはまもなく巣立ちを迎えます。

2024年1月30日

海岸や田んぼではシギやチドリが越冬中。特に多いのは海岸のオオメダイチドリ、メダイチドリ、キョウジョシギ。石垣島としては珍しく、ダイゼンの群れも越冬中。

今季の田んぼのシギは数が少なく、アオアシシギ、コアオアシシギ、タシギ、タカブシギ、クサシギなどが見られます。

コアオアシシギ冬羽。

2024年1月25日

石垣島で越冬するカモが勢ぞろいしました。ハイイロガン6羽やヒシクイ、オオヒシクイのほか、田んぼで多いのはカルガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモで、ダム湖にはキンクロハジロの大群がいます。ほかはマガモ、コガモ、オナガガモ、オカヨシガモ、ヨシガモが滞在中。今季はマガモとカルガモの雑種をよく見ます。

2024年3月3日追記

1月末ごろまで石垣島に滞在していたハイイロガン6羽は2月下旬、久米島で滞在中です。ミコアイサもいるそうですが、石垣島でハイイロガンはミコアイサと同じダムに行くこともあったので、こちらも石垣島からの移動かもしれません。

ハイイロガンは昨年から長逗留。5羽そろっています。

2024年1月16日

沖縄本島の友人らから「シロアゴヨタカが出ているぞ」と連絡をもらい、弾丸で見てきました。弊社主催事業の駅伝大会の取材を全速力で終わらせ、ANAの最終便に飛び乗り、那覇空港へ到着。シロアゴヨタカと最初に気付いた竹下君に迎えてもらい、ヨーロッパ帰りの若き実業家と共に読谷の現場へ急行しました。

竹下君含めて沖縄本島の知り合いが勢揃いで、探索が始まるとすぐにシロアゴヨタカを発見。「これは余裕だな」と相変わらずの自分の鳥運の良さを自賛しながら「時間は、明日の始発便までたっぷりあるので、みなさんが帰ったらゆっくり見ますか」と3人で悠長に構えながらシロアゴヨタカの動向を見守っていました。

そして、本気を出す時間が到来。時差ぼけの青年実業家から運転を替わり、ポイントの農耕地を巡回。高を括るも全く見つからず時間だけが過ぎていきました。気がつくと空港に向かう時間の午前6時。なんと最初に2回ほど見た後は全く出現することなく、弾丸遠征は終わってしまいました。

残念ながら今回は写真は撮れませんでしたが、寸詰まりなかわいらしい姿は、なんとか見ることができました。^^

そして現地を見て、八重山でも十分、発見のチャンスがあると思いました。近いうちに石垣島でも見つけたいと思います。^^

国内初記録のシロアゴヨタカ!! 写真が撮れなかったので、竹下君に写真提供いただきました!!

2024年1月9日

今季もコミミズクが越冬のためやってきています。オオノスリやハヤブサ、サシバ、チョウゲンボウ、ハイイロチュウヒなど多くの猛禽類も越冬中。

田んぼのコミミズク。人間を気にしない個体なので観察しやすいですが、狩りのじゃまになるといけないので、記録用の撮影は1分以内に終わらせます。

2024年1月9日

海岸でオニアジサシが大きな魚と格闘。体高があり、なかなか飲み込めないようでした。魚は糸状の背びれが確認できるのでシマヒイラギと思われます。

オニアジサシは、小さな魚は飛びながら飲み込むのですが、このシマヒイラギは大きすぎたので波打ち際まで運んできました。よく見てみるとじゃまな背びれや胸びれをくちばしで引きちぎっていました。

2024年1月6日

ずいぶん白い鳥が飛んだなぁと思ったら真っ白なシロガシラでした。アルビノかと思いましたが、写真に撮って見てみると少し色素が残っているようです。最初はシロガシラ? ウグイス? セキレイ? と迷いましたが「地ビール、地ビール」の鳴き声でシロガシラと相成りました。

写真を撮っているとすぐにほかのシロガシラ10羽ほどが合流。オオムラサキシキブやカポックの熟した実を食っていました。

美しいシロガシラの白化個体。

2024年1月6日

ハイイロガン5羽滞在中。オオヒシクイ、ヒシクイとともにいます。ハイイロガン5羽という群れは 2年前に沖縄本島北部 で見て以来でした。

ハイイロガン5羽とオオヒシクイ(右)、ヒシクイ(右から3羽目)。ヒシクイは小型タイプなのでツンドラ型でしょうか。全て成鳥です。 ヒメヒシクイと見られる個体 は、群れから離れてしまったようです。

2024年1月4日

年末年始を名古屋で過ごしたので、3時間だけ鳥見。同じエリアにエンベリが何種類もいて地鳴きを聞くのが楽しかった。石垣島ではできない体験ができて短時間でしたが満足度は高かった。^^ 島では出会う機会が少ないヒバリやモズも見ることができました。

同じ田んぼにホシムクドリがいて驚いた。ムクドリの群れに5羽混じっていた。タゲリとケリもいた。この辺りにはケリはいつもいるけど、タゲリは初めて見た。

エンベリの地鳴きを聞いていると目の前に現れたのはオオジュリン。石垣島ではお目にかかれない。

2023年12月23日

オオノスリやシベリアハヤブサ、チュウヒ、サシバ、チョウゲンボウ、コミミズクなど石垣島で越冬する猛禽類がそろってきました。

獲物となるカモやオオバン、小鳥たちは猛禽が現れるとピリピリしています。

オオノスリ幼鳥。毎年、現れますがこの個体は警戒心も弱く、観察撮影がしやすいです。

2023年12月23日

オオヒシクイとともに小さなヒシクイが2羽。ロシアヒシクイとかヒメヒシクイとかの亜種と思われますが、識別は困難ですね。

小さな沈砂池にはオシドリやキンクロハジロ、ヒドリガモなどが滞在中。正体不明なカモもいましたが、雑種にしては親の想像がつかず、家禽が混じっているのかもしれません。

オオヒシクイと小型のヒシクイとヒメヒシクイと思われる個体。

2023年12月8日

サバクヒタキが現れました。沖縄本島や与那国島では記録がありましたが、その間の島々では記録がなかった鳥です。聞いたことのない鳴き声が聞こえたので周囲を見回していると民家から1羽の鳥が飛び出しました。

道路を挟んだコンクリートの屋根に止まった瞬間、サバクヒタキと確信。カバンに入っていたカメラを取り出して慌てて撮影しました。完全に油断していました。

数カット撮影するとサバクヒタキはどこかへ飛んでいってしまいました。越冬することを期待して機会があればまた探してみたいと思います。

いきなり現れたサバクヒタキ。慌てて撮影しました。

2023年12月7日

今季はなかなか安定して見られないカンムリワシの幼鳥が農耕地にいました。数日前から滞在のチョウセンチョウゲンボウは牧草地が気に入ったようで落ち着いた様子で狩りをしていました。

ジャワアカガシラサギは長逗留中ですが、夏羽に変わる前の3月ごろにいなくなるのが近年の傾向です。

ソリハシセイタカシギは4カ所で6羽が滞在中。こちらは、いつまでいるでしょうか。

カンムリワシ幼鳥。鳴き声が聞こえてくるので探してみるといました。

2023年11月30日

今季は少ないカンムリワシ幼鳥。小さな田んぼに住み着いていますが、チョウゲンボウと争いが絶えません。

ベニバトは複数箇所で滞在。

チョウゲンボウに煽られて逃げるカンムリワシ幼鳥。