日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2024年5月16日

石垣島で5月1日に発見されたリュウキュウガモが再び、現れました!! 滞在2週間の長逗留となっています。動画も撮影できました。いつまでいてくれるのでしょうか?

浮草の上で休むリュウキュウガモ。

2024年5月14日

オニカッコウの鳴き声がするので双眼鏡で見回してみるとモクマオウのてっぺんでさえずるオスを発見。近くへ寄れそうなので、慎重に車を進めました。100メートルほどまで近づいてもこちらを気にする気配はなし。さらに接近。あと20メートルのところで道が途絶えたので、茂みに隠れながら徒歩でさらに近づき、オニカッコウがさえずるモクマオウの下まで行くことができました。こちらに気づいていないようで、間近で迫力の姿と鳴き声を堪能することができました。これまでもしばしば確認されていましたが、石垣島のオニカッコウは2020年ごろから5月の飛来数がかなり増えています。

10分ほど観察しているとすぐそばの茂みからオニカッコウのメスの鳴き声。2個体いるようでした。メスの鳴き声に誘われるようにオス個体がいなくなったので付近を探索。オニカッコウの托卵相手と見られるオサハシブトガラスも巣を作っているようでした。これは繁殖の確認ができるかもしれないチャンスですね!!

今季は石垣島をはじめ、沖縄本島や南西諸島各地で飛来が多いオウチュウですが、ピークが過ぎてしばらくたちましたが、この日は2羽確認しました。さすがにそろそろ終わると思います。

自宅近くで毎年、繁殖するリュウキュウコノハズクは今年も抱卵スタートしたようです。7月初旬にはヒナが巣立つと思われます。

オニカッコウのオス。かなりの至近距離で長時間、観察することができました。

2024年5月12日

田んぼを回っていると林縁部からリュウキュウキビタキの鳴き声。探してみるとオス個体がさえずっていました。なぜか田んぼの灌木にも移動していました。

久しぶりにバンナ公園を訪れるとリュウキュウアカショウビンに複数個体出会えました。オスが目立つので、すでに抱卵に入っているペアが多いのかもしれません。

ベニバトも1羽確認。渡ってきたばかりで疲れているのか、電線に止まったまま時折、目をつぶっていました。

夕方の田んぼではリュウキュウツミが農道におりてきょろきょろしています。観察していると茂みに逃げ込んだスズメを狙っているようでした。

さえずるリュウキュウキビタキのオス。

2024年5月11日

アカショウビンは順調に繁殖が推移しているようで、巣作りしたり、求愛給餌したりの風景が観察できます。

クロツラヘラサギは数日前から滞在。アカガシラサギはあちこちの田んぼに夏羽個体が複数います。

水面の見える田んぼでは、エリマキシギやウズラシギ、コアオアシシギ、クロハラアジサシなどが休んでいました。

自宅近くのリュウキュウアカショウビン。巣穴を何カ所か試し掘りしているようです。

2024年5月9日

自宅近くに現れたオウチュウは、少しずつ東に移動しながら滞在4日目となりました。警戒心のない個体で、いつも道路脇の電線に止まっています。石垣島の今季はオウチュウの当たり年で、多い日は一日で20羽近い個体が観察されていました。

ツバメチドリの小さな群れは田んぼに入っていました。クロハラアジサシと同じエリアで虫をとりますが、クロハラアジサシはふわふわと飛んで稲に付いている虫を捕食。ツバメチドリは高いところで飛んでくる虫を襲っていました。

田んぼには、クロツラヘラサギ、ヘラサギ、アカガシラサギなども次々と飛来しています。

自宅近くで滞在4日目のオウチュウ。

2024年5月7日

田んぼにつくと土砂降りの雨に見舞われましたが、しばらくして止むと草むらからリュウキュウヨシゴイが出てきました。

雨の後は活性が高く、同じエリアでオス2個体、メス1個体を見ることができました。オスのさえずりも始まり、動画に収めることもできました。^^

土砂降りの雨が止むと目立つところに現れたリュウキュウヨシゴイのオス。婚姻色が出ています。

2024年5月6日

リュウキュウコノハズク、リュウキュウアオバズクともに繁殖シーズンに入りました。どちらも複数箇所で抱卵スタートです。6月下旬ごろには巣立ちが見られると思います。

リュウキュウコノハズクのオス。このペアは、昨年とほぼ同じタイミングでの繁殖スタートです。リュウキュウコノハズクは3巣確認。

2024年5月2日

昨年の春のハリオシギは5月29日が最後の確認 でしたが、今季はこれで終認となりそうです。

この春は、シギ、チドリの数がとても少なく、ハリオシギやチュウジシギ、タシギの出会いもほとんどありませんでした。8月中旬から渡りが始まる秋のジシギに期待です。

そして昨年に続き、今年の秋も8月下旬ごろに「第3回石垣島ジシギ合宿」を開催したいと思います。ふるってご参加ください。 第1回(秋)第2回(春) の模様もご覧ください。

稲が成長して、全身を拝むことはできませんでしたが、ハリオシギを発見。

2024年4月28日

先日の3羽のオウチュウ とは別の場所に2羽のオウチュウが現れました。今季6羽目です。西表島や沖縄本島にも同じタイミングで出ています。南西諸島では、例年より多いようです。

ベニバトはオスとメスで飛来。土砂降りの雨の後、メスは出てこなくなりましたが、オスは地面で採餌していました。

自宅近くのアカショウビンは、毎日のように顔を合わせているのでこちらを全く気にしないです。さえずりとダンスの動画も撮ることができました。

土砂降り後のオウチュウ。枝先に止まったまま動かず。羽を乾かしているようです。

2024年4月26日

オウチュウ3羽が飛来しました。 一昨年の7羽の群れ にはかないませんが、複数羽で来てくれるとうれしいですね。田んぼの上を滑るように飛びながら獲物を捕らえていました。

カタグロトビやハイイロチュウヒ、カンムリワシも観察できました。

目の前に止まったオウチュウ。くちばしの根元の小さな白い斑点も見えます。

2024年4月24日

リュウキュウアカショウビンが巣作りに精を出していました。オスとメスが交代で一生懸命に穴を掘っていました。順調にいけば6月下旬にはヒナが巣立ちます。そんなアカショウビンのペアを見ているとオオクイナのペアが通り過ぎていきました。^^;

アカショウビンのオス。

2024年4月18日

昨年、ヒナが3羽巣立ったリュウキュウアオバズク が今年も同じ営巣木に帰ってきました。今季は少し早めの繁殖スタートのようですので、6月下旬には巣立ちそうですね。

リュウキュウアカショウビンも個体数が増え、あちこちで見られます。

カンムリワシの幼鳥は16号が安定して見られるようになりました。

今季はシギもチドリも少なく寂しい限りですが、ハリオシギやアカアシシギ、コアオアシシギ、アオアシシギ、タカブシギなどがほんのわずかだけいます。

今季も帰ってきたアオバズク。これはオス個体。

2024年4月15日

第2回石垣島ジシギ合宿の副産物としてキガシラセキレイが登場しました。しかも夏羽に変わった美しいオスの成鳥。幼鳥は毎年現れますが、成鳥は少ないのでうれしいですね。

タイワンハクセキレイやキセキレイの群れに入っていましたが、キセキレイとキガシラセキレイは相性が悪いようで、キガシラセキレイが追い払われる場面が何度かありました。

今回の ジシギ合宿本編 では、数多くのハリオシギ、チュウジシギが登場するので、そちらもご覧ください。第3回は8月下旬に予定しています。秋はハリオシギ、チュウジシギともに個体数が多く、幼鳥や成鳥、ハリオシギとチュウジシギの換羽状況の違いなども観察できるのでとても楽しいですよ。

キガシラセキレイ夏羽のオス。鮮やかな黄色が美しいですね。

2024年4月15日

お待ちかねの石垣島ジシギ合宿を開催しました。 秋の第1回 に続く第2回には、島外と島内から2人の好き者にご参加いただきました。^^

番外編 ではキガシラセキレイの夏羽になった美しいオスも現れるなど、楽しい合宿となりました。

春の合宿は、ハリオシギもチュウジシギも個体数は少ないですが、アカショウビンやヤツガシラ、クロウタドリなど定番の渡り鳥に会うチャンスがあるとともに、夏羽に変わったシギやチドリ、思わぬ珍鳥が出る可能性もあります。今後も、春と秋の年2回の開催を目指しますので、ふるってご参加ください。

春の石垣島の典型的なハリオシギ。

2024年4月13日

第2回石垣島ジシギ合宿の下見。前日までタシギ以外、全く確認できずにあせりが出ていましたが、合宿前日にまとまった数のチュウジシギとハリオシギが到着しました。ジシギたちは近すぎず、遠すぎずでゆっくり観察するには申し分ない距離。明日の観察が楽しみです。

チュウジシギ5羽とハリオシギ1羽。

2024年4月13日

田んぼでカンムリワシが獲物のヘビをめぐって争っていました。結果はわかっていましたが、やはり、ここの縄張りの主のオス個体が圧勝しました。詳細は動画をご覧ください。

右が縄張りのオスで左は救護経験がある「みっちゃん」。情けない声をあげるばかりで勝負になりません。

2024年4月11日

今季の石垣島のヤツガシラの渡来はだらだらと続いています。ヤツガシラとリュウキュウアカショウビンが同時に観察できる場所もあるなど、県外からのバードウオッチャーはみなさん、よろこんでおられるようです。^^

この日はヤツガシラを2カ所で3羽、アカショウビンは10羽近く確認できました。なぜかどの個体も警戒心がなく、撮影もストレスなくできます。

到着したばかりなのか少し疲れた様子のヤツガシラ。

2024年4月8日

石垣島のリュウキュウアカショウビンは4月に入り、数を増やしてあちこちから鳴き声が聞こえます。雨も上がったので、午後3時ごろから家族でアカショウビン探しに出掛けてきました。すでにペアになっている個体など、短時間ながら5羽を確認することができました。

一番近い個体は、ほんの5メートルの距離から観察することができ、子どもたちもしっかり見ることができました。^^

目の前5メートルで観察できたアカショウビン。この場所が餌場のようでした。

2024年4月2日

2月中旬に一瞬、石垣島に現れたアカショウビンはその後、1カ月以上、音沙汰なしが続いていました。3月末ごろから鳴き声が一気に増え、29日には自宅からも鳴き声を確認。31日に姿を見ることができ、4月1日に写真に記録することができました。例年と全く同じパターンです。リュウキュウアカショウビンは5月、6月が一番美しい時期で観察もしやすいです。

当たり年のヤツガシラは第3波が到来。この日は島内で6個体が確認されました。

リュウキュウキビタキも活発にさえずり、ペアで動き回っている場面にもよく出くわします。

リュウキュウアカショウビンのオス。渡ってきたばかりのようで、少し疲れた様子でした。