セイケイ滞在4日目(動画あり)
石垣島のセイケイ滞在4日目。動画は3日目のものです。毎日、同じ行動パターンで米を食ったり、水を飲んだりしています。移動時の飛ぶコースも同じです。最近は、散歩の人にも驚かなくなりました。
石垣島のセイケイ滞在4日目。動画は3日目のものです。毎日、同じ行動パターンで米を食ったり、水を飲んだりしています。移動時の飛ぶコースも同じです。最近は、散歩の人にも驚かなくなりました。
セイケイは滞在2日目となりました。この日は、条件よく撮影することができました。自動車やバイク、自転車に対する警戒心はほとんどないので長逗留しそうな雰囲気です。
どの図鑑にも載っていないセイケイが石垣島で越冬するとなれば、大変な人気者になりそうです。くれぐれも農家の方の迷惑にならないようにしましょう。
小鳥たちも数を増やして来ました。ムネアカタヒバリやツメナガセキレイは至るところで見られます。
初記録となるセイケイを発見しました!! セイケイは1970年代に本土で3例、1995年に沖縄本島で1例あるそうですが、どれもカゴ抜け判定されているそうで正式な記録がありません。なので、今後の調査で国内初記録となる可能性大です。
予定していた取材が取りやめになったので、しかたなく田んぼに寄ったら見つけてしまいました。最初はツルクイナかと思ったのですが、双眼鏡に入れるとはてなマークが頭の中を巡りました。「えっ、タカヘ」「いや、タカヘは飛べないな」「もしかしてセイケイ!!!!!!」と、そのヤバさが現実のものになりました。
セイケイ属は世界中にいくつかおり、以前は亜種の扱いでしたが、スプリットしてIOCのリストによると少なくとも7種類はいるようです。その中ではフィリピンセイケイに一番近いように感じました。
2023年日本野鳥類目録の第8版では検討種になっています。この機会に報告論文でも書いて検討種からランクアップさせたいですね。
サシバの渡りがピークを迎えています。この日は、過去最高記録と思われる3000羽以上が渡っていきました。わたしは仕事で黒島に行っていたので、石垣島に戻ってから慌てていつもの渡り鳥観察所へ移動。向かっている最中もあちこちからサシバが湧いて来ていました。1000羽以上のタカ柱もあったそうです。
到着してからもあちこちからサシバが湧いてきてタカ柱をつくっていました。中には暗色型のいわゆるブラックサシバも確認できました。
渡り切らずに山林に降りる個体も相当数いたので、あすの朝は素晴らしいねぐらだちとなりそうです。