2018年3月5日(旧暦では2018年1月18日)
沖縄本島や本島周辺の離島で散発的に観察されていたコウノトリにやっと出会うことができました。今年は、石垣島でも観察、撮影されていますので県内に最低でも2個体が滞在していることになります。
知り合いよりコウノトリを見たとメイルをもらい、翌日、現場に駆けつけると刈り取りが終わったサトウキビ畑にたたずむコウノトリをあっさりと発見することができました。このコウノトリは行動範囲が広いようで半径10キロ圏内の畑や牧草地なのに出没しているようです。シーズン序盤に何度かチャレンジしたコウノトリですが、このように移動が激しいと見つからないわけです。石垣島のコウノトリもあちこちに移動して見つけるのが大変と聞いております。
コウノトリは、しばらく見ているとバッタを捕まえたりハブを捕まえたりしていました。
近くの茂みでは今季初のウグイスのさえずりを聞きました。
コウノトリ
コウノトリは草むらに頻繁に入るので大きな鳥のわりに意外と見つけにくいかもしれません。
コウノトリ
コウノトリ
見つけた時は、こんな感じでサトウキビ畑の端っこにたたずんでいた。
コウノトリ
コウノトリ
サトウキビ畑では、ヘビを捕まえた。拡大して見るとハブでした。ハブの毒もコウノトリの大きな長いくちばしの前では無力のようです。
コウノトリ
コウノトリは、ハブをどこかに叩きつけるでもなく強靭なくちばしで頭を噛み潰してトドメを刺しひとのみにしていた。
コウノトリ
翼を広げるとこんな感じ。幼鳥ですね。今年、大陸で生まれ育ったのでしょう。
2018年2月28日(旧暦では2018年1月13日)
漫湖のナンヨウショウビンはまだいます。朝夕と潮の満ち引きに合わせて姿を見せてくれます。遭遇率は98%ぐらいでしょうか。いつ繁殖地へ帰ってしまうか気もそぞろで見守っております。漫湖で会った奈良から来沖のご夫婦には「shimasobaさんですか?」と声を掛けていただきました。見たいと言ってた鳥は見ることができたかなー?
漫湖が完全に潮で満ちるとカワセミがやって来て魚をとっていました。
豊崎では、ムネアカタヒバリ9羽の群れやムクドリ、シロガシラなどがいました。近くの草原にはアジアゾウがいました。沖縄では、空き地にウマやウシ、ヤギがつながれていることは珍しくないですが、アジアゾウは初めて見たゾー。
ナンヨウショウビン
ナンヨウショウビンは、いつもより少し遅れて登場しました。栃木や奈良からナンヨウショウビン目当てでやって来た皆さんも見られてよかった。
カワセミ
満潮を迎えるとカワセミがやって来て小魚を捕まえていた。
ムネアカタヒバリ
豊崎にはムネアカタヒバリが9羽いました。 先日は2羽 でしたが増えていた。
ムネアカタヒバリ
こちらのムネアカタヒバリは、夏羽に変わりつつあり、顔が赤くなって来ている。
ムネアカタヒバリ
ムネアカタヒバリたちはカタバミのような植物の種子をついばんでいるようだった。
ムクドリ
ムクドリは数羽の群れ。繁殖期に入っているようで巣材を運ぶ個体もいた。
シロガシラ
シロガシラたちも恋の季節を迎えているようで騒がしい。
2018年2月23日(旧暦では2018年1月8日)
本部町の八重岳とやんばるでリュウキュウオオコノハズクを撮影。八重岳での観察は初めてですが、いそうな場所にはやはり居るものです。やんばるへ行く途中に観察したのち、やんばるからの帰途でも再び確認できました。オオコノハズクお気に入りの餌場のようです。
ところで「やんばる」とは恩納村と金武町から北を言うのですが、わたしは「国頭村、大宜味村、東村」をやんばると呼んでいます。これは、ことしの夏ごろに「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(旧呼称:「奄美・琉球」)として西表島や奄美大島などとともに世界自然遺産に登録されるであろう沖縄島北部がこの3村を指すことからです。
閑話休題。
で、そのやんばるで見てきたオオコノハズクは、いつもの場所でいつもの人馴れした個体。今回も近距離でゆっくりと観察、撮影することができました。オオコノハズクたちは、早いペアではそろそろ抱卵に入っています。
リュウキュウオオコノハズク
リュウキュウオオコノハズクが畑の低木に止まっていました。私がひざをついて目線ぐらいの高さです。
リュウキュウオオコノハズク
こちらは牧草地を囲むギンネムの木に止まっていた。牧草地に住むネズミでも狙っているのだろうか。
リュウキュウオオコノハズク
畑の杭にとまるオオコノハズク。見つけたときは遠かったけど、しばらくすると近くまでやってきた。
リュウキュウオオコノハズク
獲物を見つけた模様。手前のガードレールの影になって何を捕まえたかは不明。
リュウキュウオオコノハズク
2018年2月17日(旧暦では2018年1月2日)
キバラガラを探しに行ったのですが見つからず、代わりと言ってはなんですが、リュウキュウサンショウクイの群れを観察。サンショウクイは人を恐れない個体が多いのですが、この個体は特になれていてわずか2メートルほどの距離までやってくる。
リュウキュウサンショウクイ
リュウキュウサンショウクイ
数羽の群れで移動しているようで、時折「ヒリリー」っと鳴き交わしていた。
2018年2月16日(旧暦では2018年1月1日)
シマアジは三角池のコガモの群れに混じっていました。1月6日に見つけてから1カ月ほど経ち、換羽もだいぶ進んだ模様。
豊崎のムネアカタヒバリは、なぜか30羽ほどのスズメの群れに混じっていた。なぜ?^^;
シマアジ
寝てばかりのシマアジ成鳥メスでしたがやっと起きてくれた。^^
シマアジ
シマアジ
シマアジを1月に見つけた時は、家に帰って写真を整理している時でした。左下にこっそりシマアジが写っています。このころに比べると羽衣の様子が随分違うのですが冠羽が進んでいるのか。
ムネアカタヒバリ
ムネアカタヒバリ
先週は、ムネアカタヒバリ4羽ほどいましたがきょうは、2羽だけでした。