日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2020年1月6日(二十四節気の小寒、旧暦では2019年12月12日)

ミズカキチドリ に続き、こちらもなかなかの珍鳥なコノドジロムシクイ。全国的に記録はあるようですが、数は多くない模様。

愛知県の公園では、2019年の11月ごろに飛来したようです。当初は、関東や関西などからたくさんの人が一目見ようと詰めかけたそうですが、私が訪れた日は、数人のみの観察、撮影者でした。

コノドジロムシクイも警戒心は強くなく、何かの拍子に飛び去ったりしても追いかけるような人はいなかったので、しばらく待っていれば同じ場所に戻ってくるような感じでした。

コノドジロムシクイ

コノドジロムシクイは茂みの中を動き回っては、小さな虫を捕まえていた。木の実も食うようですが、私の見ている限りは小さな虫ばかり食っていました。

コノドジロムシクイ

上の写真に続き、一匹目の虫を食い終えると同じ枝に止まっていた同じ種類の虫をまた捕まえた。

コノドジロムシクイ

小さな体ですが、コノドジロムシクイは温帯ヨーロッパや西、中央アジアで繁殖し、越冬のためサハラ砂漠やアラビア、アフリカまで渡るそうです。

コノドジロムシクイ

正面顔は、バンディットマスクをかぶせたみたい。^^

コノドジロムシクイ

野バラの周りにいることが多く、赤い実を食っているのかと思いましたが、そうではないようです。

コノドジロムシクイ

この個体は白いアイリングと眉斑も目立ちます。

コノドジロムシクイ

写真は開けたところに出てきたのを選んでいますが、基本的にはこのような藪の中を移動していました。

Category: 野鳥
2020年1月2日(旧暦では2019年12月8日)

年末から名古屋の実家に帰省したついでに噂のミズカキチドリを見てきました。

現場の田んぼに着くとハヤブサがドバトを食っている最中で、目当ての鳥はいないかと焦りましたが、コチドリ数羽とハジロコチドリ数羽が隣の水が張られた田んぼで呑気に群れていました。双眼鏡で一羽ずつ確認していくとミズカキチドリらしき個体を発見。足指の間の蹼が写った写真も得ることができました。

この個体についてはミズカキチドリかハジロコチドリかでさまざまな意見があるようですが、中趾と内趾の間に小さな蹼が認められるのと中趾と外趾の間の蹼がハジロコチドリより明らかに大きいこと、1月の時点でくちばしの付け根に赤みが残っていること、過眼線が口角まで届いていないことなどからミズカキチドリだと思われます。

また、沖縄ではハジロコチドリも希少なので数羽が同じ田んぼに群れていることに感動しました。

水の張られていない田んぼではニュウナイスズメやケリ、カワラヒワなどが群れていました。

帰り道、コミミズクが頭上を飛び去りましたが、すでに県道に出ており、駐車することができず残念ながら撮り逃しました。名古屋市内にもコミミズクがいるなんてびっくり。

ミズカキチドリ

2年連続で同所で確認されたミズカキチドリ。

ミズカキチドリ

内側の蹼が確認できます。

ハジロコチドリ

ハジロコチドリが複数羽群れているのを見られるのも貴重な体験。

コチドリ

コチドリは沖縄や八重山でも普通に見ることができます。

スズメ / ニュウナイスズメ

スズメの大群にニュウナイスズメがたくさん混ざっていた。

カワラヒワ

カワラヒワもスズメの大群と同じ田んぼに。こちらはスズメの群れとは合流しないようだ。

ケリ

ケリはどこにでもいる感じだった。こちらも沖縄では珍しい部類に入ります。

Category: 野鳥
2019年12月27日(旧暦では2019年12月2日)

新年号の取材など忙してくて鳥見に行く暇もなかったのですが、ちょうど時間が開いたところに師匠からメッセージ。「タカサゴモズいるよ」と。たまたま部分日蝕の取材で近くにいたので急行するもタカサゴモズはお留守。次の取材もあったので後ろ髪を引かれながら現場を後にしましたが、取材を済ませて戻るとタカサゴモズいました。

獲物のバッタなどを捕まえるシーンも見ることができました。^^

石垣島では、タカサゴモズやブラックサシバ、アオシギ、カンムリワシの幼鳥などコンスタントに見えています。見たい方は石垣島ナンバーワン野鳥ガイドのスポッターさんへどうぞ。

商売っ気がないので勝手に宣伝しときます。^^ 今、一番鳥ネタを持っているのがスポッターさんです。

タカサゴモズ

美しいタカサゴモズ。警戒心も強くないので撮りやすいですよ。

タカサゴモズ

バッタを捕まえたタカサゴモズ。

シマアカモズ

こちらはシマアカモズの成鳥オス。

シマアカモズ

シマアカモズの成鳥メス。

Category: 野鳥
2019年12月27日(旧暦では2019年12月2日)

石垣島の部分日蝕。厚い雲が立ち込めていましたが、蝕の最大の時間帯には雲の隙間から一瞬だけ太陽が顔をのぞかせてくれました。

部分日蝕で約40%が欠けた太陽。

Category: 天体
2019年12月27日(旧暦では2019年12月2日)

年末の追い込みで鳥を見に行く時間がない!! 横目で鳥を見ながら石垣島や与那国島を走り回り回っています。

そん中、移動中に撮影した鳥たちを数種。キガシラセキレイ2羽とコホオアカは数十羽の群れ、ツグミ、ノビタキたち。

タカサゴモズやカンムリワシ幼鳥なども出ていますが、時間がなくて見にいけない…。^^;

キガシラセキレイ

田んぼでキガシラセキレイ。ことしはキガシラセキレイが多い年だった。

キガシラセキレイ

ツメナガセキレイの群れの中にキガシラセキレイが2羽混じっていた。

コホオアカ

コホオアカは与那国島出張で撮影。比川の田んぼに数十羽が越冬中。

ノビタキ

与那国島ではノビタキも越冬中。眉斑が白くて一瞬焦ったけど、若いノビタキです。

ツグミ

ツグミのオス。与那国島にて。久部良の漁港近くにたくさんいた。

ツグミ

ツグミのメス。

Category: 野鳥