2020年10月6日(旧暦では2020年8月20日)
イワミセキレイ、ムネアカタヒバリ、(キマユ)ツメナガセキレイの3種を今季初確認しました。
石垣島のイワミセキレイは例年、アカハラダカの渡ってくる9月中旬ごろの飛来が多いのですが、今年は少し遅めの登場です。久しぶりのイワミセキレイですが、ちょっと小ぶりで色合いが渋く、なぜか尾羽を左右にゆっくり振るところなどちょっと変わり者ないい鳥です。^^ キセキレイと行動を共にしていましたが、全長20センチのキセキレイと比べると全長15センチのイワミセキレイはやり小さいです。
ムネアカタヒバリはこれから冬にかけて数をどんどん増やしていき、まもなくタヒバリやマミジロタヒバリなども加わり石垣島の田んぼの小鳥が楽しくなります。
(キマユ)ツメナガセキレイは例年だとマミジロツメナガセキレイとほとんど変わらない時季にやってくるはずなのですが、ことしは待てど暮らせど見当たらず。10月に入ってやっと(キマユ)ツメナガセキレイの群れに出会えました。
キセキレイは林道から芝生、田んぼまでいろいろな環境にいますが、1羽から数羽の群れでいます。
イワミセキレイ
イワミセキレイの伸び。これが撮りたかった!! 次列風切の2枚に羽虫がついていますね。
イワミセキレイ
イワミセキレイ
イワミセキレイ
アリを捕食するイワミセキレイ。そんな小さな獲物で腹の足しになるのだろうか。
イワミセキレイ
イワミセキレイ
暗い環境が好きなイワミセキレイ。撮影疲れました…。
イワミセキレイ
獲物の気配を感じ取って地面を見つめるイワミセキレイ。
ツメナガセキレイ
やっと現れた(キマユ)ツメナガセキレイ。成鳥オスはまだまだ夏羽。
ツメナガセキレイ
ツメナガセキレイ
ムネアカタヒバリ
今季初のムネアカタヒバリ。草の種子を食っていました。
ムネアカタヒバリ
渡ってきたばかりなので警戒心が強く、遠くの個体しか撮影できませんでした。
キセキレイ
田んぼのツメナガセキレイの群れから少し離れてキセキレイ。いつもそんな位置取りですね。^^;
2020年10月6日(旧暦では2020年8月20日)
昨年は11月に撮影できたオオヨシキリ 。本土ではアシ原でにぎやかにさえずっている姿を目にしますが、沖縄本島や八重山の越冬や渡りの個体は静かに草むらの中を移動するのでなかなか目にする機会がありません。
きょうはスコールの後、羽を乾かすためなのか、サトウキビ畑の端へ出てきた2羽を撮影することができました。
オオヨシキリは夏季、大陸でも繁殖していますが、石垣島へ渡ってくるのはどこからなのでしょう。
オオヨシキリ
石垣島では貴重なオオヨシキリ。幼鳥。80メートルほど離れているのでこれが限界でした。
オオヨシキリ
写真右上と左下にオオヨシキリ。たまに追いかけっこしていました。
オオヨシキリ
オオヨシキリはたまに例の大声で鳴いたりしていました。
オオヨシキリ
オオヨシキリ
動き回るのでなかなか撮りにくいオオヨシキリ軍団でした。
2020年10月6日(旧暦では2020年8月20日)
アメリカウズラシギの田んぼに到着するや土砂降りに見舞われました…。
見える範囲の田んぼにはツバメチドリやアカアシシギ、ヒバリシギといった沖縄らしいシギ、チドリがいるほか、セイタカシギやコアオアシシギ、タカブシギ、ハマシギ、タシギなどが休憩中。
クロハラアジサシは石垣島のあちこちの田んぼや牧草地でヒワヒワと飛んでいる姿を目にします。
アカハラダカの渡りが終わり、サシバの姿が見え出した石垣島は、秋の渡りも終わりに近づき鳥の入れ替わりが激しいです。田んぼで観察しているだけで色々な野鳥がやってきたり飛び去ったりしているのが確認できます。
ツバメチドリ
ツバメチドリの南下もピークを過ぎてあまり見なくなったツバメチドリ。土砂降りの中、1羽だけ田んぼに降りていました。
セイタカシギ
セイタカシギ幼羽から第1回冬羽へ。秋の渡り終盤の石垣島では幼鳥が増えています。
アカアシシギ
ヒバリシギ
ヒバリシギ
ヒバリシギ成鳥夏羽後期と思ったけどすれた幼羽のようです。ヒバリシギは成鳥の冬羽や夏羽、幼鳥が入り乱れて滞在中。
タカブシギ
タシギ
タシギ幼鳥。ハリオシギとチュウジシギは数を減らし、ほとんどがタシギとなっています。
ハマシギ
ハマシギ幼羽から第1回冬羽へ。石垣島では幼鳥ばかり飛来します。今季、成鳥は見ていません。
アカアシシギ
コアオアシシギ
コアオアシシギ幼羽から第1回冬羽へ。だよね? 雨に濡れて分かりにくい。^^;
クロハラアジサシ
クロハラアジサシ成鳥。夏羽から冬羽へ。ツバメチドリは集中して渡っていきますが、クロハラアジサシはだらだらと渡りが続きます。