2018年9月3日(旧暦では2018年7月24日)
淡水の混じる海岸にトウネン、ヒバリシギ、ハマシギ、キョウジョシギ、キアシシギ、アオアシシギ、ムナグロ、メダイチドリ、シロチドリなどがいました。
ハマシギは1カ月前にも同所で見ています が、別の個体。シロチドリは足にメタルリングが装着されています。6月上旬に同じ場所でリング付きの個体を観察しており、同じ個体の可能性が高いです。
途中、猛禽類が突っ込みムナグロ数十羽の群れなど海岸のほとんどの鳥が飛び立ちました。猛禽は一瞬しか見えませんでしたが、おそらくハヤブサだと思われます。
2018年9月10日(旧暦では2018年8月1日)
チュウジシギは数を増やし、7羽確認4羽撮影。今季初のタシギが1羽、足元から飛び立ち写真には納められず。写真に撮れた個体はどれも幼鳥だと思われます。
ハリオシギも探すのですが、見つからず…。^^;
2018年9月10日(旧暦では2018年8月1日)
少しずつですが、田んぼのシギやチドリが数を増やしています。
セイタカシギのほぼ幼羽をはじめ、アカアシシギやアオアシシギ、ヒバリシギ、ムナグロ、コチドリなどが確認できました。ほかの場所では、サルハマシギ、ウズラシギなども飛来しています。
2018年9月10日(旧暦では2018年8月1日)
田芋畑でクロハラアジサシの群れが飛び回り獲物のバッタを捕まえていました。この地域は農薬の散布をしないのか、毎年、田芋の葉っぱがバッタの被害にあってボロボロです。そんな環境なので、渡りの季節には、多くの野鳥が訪れるのでしょう。
クロハラアジサシは、畑の上を低空飛行しながら獲物を探し、見つけると急降下してくちばしでヒョイとつまみ上げるように捕獲します。
2018年9月10日(旧暦では2018年8月1日)
リュウキュウヨシゴイのペアが住み着いている水路に2羽出ていました。幼鳥かと思ったのですが、羽衣を見る限りメスでしょうか。警戒心も薄く、車内から見ていると近く前歩いて来ます。水路では、小さな魚や昆虫を捕食しているようでした。
2羽は30メートルほど離れたところにおり、時折、上流や下流に移動しお互いの頭の上を飛びましたが、両者とも気にする様子はありません。成鳥同士なら排除するはずなのですがなぜ?
同じ水路にシロハラクイナがいました。こちらは警戒心が強かったのですが、静かに待っていればお気に入りの餌場の同じ所に出てくるので撮影は容易でした。
2018年9月16日(旧暦では2018年8月7日)
数日前の金武の田んぼの様子です。ウズラシギやトウネン、ヒバリシギ、アカアシシギ、タカブシギなどがいます。ジシギは8月後半からチュウジシギが見られるようになって今月に入ってからはタシギも見られるようになってきました。
クロハラアジサシは、数羽の群れが滞在中。数が微妙に減ったり増えたりしています。入れ替わっているのかどうなのか。ハジロクロハラアジサシはいませんでした。
2018年9月25日(旧暦では2018年8月16日)
名古屋の実家に帰省したついでに家族で立山は室堂平のミクリガ池周辺でライチョウとイワヒバリを見て来ました。写真には収められませんでしたが、ウソのオスとカヤクグリも観察できました。
ライチョウは人を恐れないとは聞いていましたが、イワヒバリやウソ、カヤクグリも人を全く恐れないようで目の前、手を伸ばせば届きそうな距離まで向こうから寄ってきたりしました。
あいにくの雨と風でしたが、ライチョウ4羽とイワヒバリ7羽、ウソとカヤクグリをそれぞれ1羽ずつと出会うことができ、目的を果たすことができました。ホシガラスも出てくれたら文句なしだったのですが、こちらは鳴き声すら確認できず…。^^;
ミクリガ池周辺情報
ライチョウは、ミクリガ池周辺の散策路で十分探せました。散策路は整備されており、積雪がなければスニーカーで十分歩けます。今回、ライチョウ探索した散策路は「Dコース」です。所要時間は約2時間と案内看板にはありましたが、濃霧と降雨の中、ライチョウなどを探しながらゆっくり歩いても90分ほどでスタート地点まで戻ってこられました。
2018年9月28日(旧暦では2018年8月19日)
沖縄本島では初めての記録となるイエスズメを台風が近づくさなか、見つけてしまいました。国内での記録は、北海道離島や秋田県、舳倉、見島など数例だそうです。今年の2月ごろには熊本県でも観察され、1カ月以上滞在したようです。
「オオチドリ、コシャクシギ、ベニバトのどれかでもいないかな?」と南部の畑を回っていたら、ドバト、キジバト、スズメが採餌している畑を発見。台風の風の影響で変なの入っていないかと双眼鏡で覗いてみると明らかに様子がおかしいスズメを見つけました。カメラを準備している間に一度は見失いましたが、30羽ほどのスズメの群れを丹念に探すと再び発見。写真に撮り詳細を見てみると、なんと沖縄本島初記録となるイエスズメでした。成鳥オスの冬羽です。イエスズメのオスは他のスズメと比べるとがっしりした印象で、頭の灰色の部分と胸のまだら模様が目立ちます。
すぐに鳥友の小学生から70代の5人に連絡すると3人は都合がつき現場にやってきました。みなで沖縄本島初記録となるイエスズメを堪能しました。後日、共著で研究紀要が出る予定です。