日々の記録。主に沖縄県は石垣島の自然を写真で紹介します。

ソリハシセイタカシギ、エリグロアジサシほか(動画あり)

2021年6月15日(旧暦では2021年5月6日)

石垣島では春と秋の渡りの時季に通過するソリハシセイタカシギが、なぜかこんな時季に到着しました。石垣島ではすでに稲刈りが始まっており、2面だけ残された水の張られた田んぼでエサをとっていました。セイタカシギも数羽滞在中です。

海岸には、チュウシャクシギ3羽とキアシシギ7羽が滞在していました。どれも若い個体なので繁殖に参加しないということなのでしょうか。

エリグロアジサシたちは産卵が始まったようでコロニーでは数ペアが抱卵していました。狭い岩礁でコロニーを形成しているので場所取りで大騒ぎです。

ソリハシセイタカシギ(アボセット)

ソリハシセイタカシギのメス第1回夏羽。

セイタカシギ

セイタカシギのバトル。第1回夏羽(左)と成鳥夏羽の戦いでしたが、成鳥夏羽が勝ちました。

セイタカシギ

セイタカシギのオス。上と同個体。

セイタカシギ
エリグロアジサシ

エリグロアジサシ。セイタカシギもなのですが、繁殖期に胸のあたりがピンク色っぽくなるのは婚姻色なのでしょうか。

エリグロアジサシ

エリグロアジサシのコロニー。小さな岩礁に20羽以上が集まって大騒ぎしていました。すでに抱卵しているペアもちらほらいました。

キアシシギ

キアシシギ第1回夏羽。海岸のシギはキアシシギぐらいしか残っていません。

チュウシャクシギ

この時季にしては珍しく、チュウシャクシギ3羽が飛来。3羽とも第1回夏羽でした。こちらも繁殖に参加しないので、こんなところをうろついているのでしょうか。