日々の記録。主に沖縄県は石垣島の自然を写真で紹介します。

台風2号の影響で増えた海岸のシギとチドリ

2021年4月23日(旧暦では2021年3月12日)

春の渡り中のシギやチドリを台風2号が直撃したため、飛翔力が高く天候が良ければ石垣島に降りずにノンストップで行ってしまうような大型のシギが多く降り立ちました。また、波が高いことから沖合の岩礁での休憩ができず、いつもより多くのシギチが海岸に身を寄せていました。

この日、一番の収穫はコオバシギ。スポッターさんに教えてもらって現場に出向いたのですが、散歩の人に飛ばされてロストしたとのこと。近くを探してみると200メートルほど西の海岸に降りていました。

別の海岸にはオオソリハシシギ。こちらはノンストップで1万1000キロを飛べるとあって天候に恵まれた年は会えませんが、今回は台風の影響で4羽が飛来しました。

ホウロクシギも台風の影響が出だしてから立て続けに確認。この日は2羽が砂浜で採餌していました。

沖縄本島や宮古島では多くみられますが、なぜか石垣島では少ないチュウシャクシギも到着。オバシギ3羽とハマシギは数日前から場所を変えつつ滞在している模様。キアシシギは一気に数を増やして30羽ほどをカウント。ダイゼンは越冬組は抜けて渡り組が到着。キョウジョシギ、ムナグロ、アオアシシギ、メダイチドリなども台風で足止めを食らっていますが、これからどんどん北上していきます。

コオバシギ

コオバシギ成鳥。冬羽から夏羽へ換羽中。

オバシギ

オバシギ第1回冬羽から夏羽へ。

オオソリハシシギ / 足環・フラッグ付き

オオソリハシシギのメス成鳥。

オオソリハシシギ

オオソリハシシギのオス。冬羽から夏羽へ移行中。

ホウロクシギ

ホウロクシギ成鳥がテッポウエビを食っていた。

ホウロクシギ

ホウロクシギの成鳥。少し夏羽が出ています。砂浜でミナミスナガニかツノメガニの巣穴にくちばしを突っ込んでいました。

チュウシャクシギ

チュウシャクシギ第1回冬羽。

ダイゼン

ダイゼン第1回冬羽。

ダイゼン

ダイゼン成鳥冬羽。

キアシシギ

キアシシギ成鳥。夏羽へ衣替え中。

キアシシギ

キアシシギ第1回冬羽から夏羽へ。

キョウジョシギ

キョウジョシギ成鳥オス。

オバシギ

オバシギ成鳥冬羽。

メダイチドリ

メダイチドリ成鳥。夏羽へ移行中。

アオアシシギ

アオアシシギ成長。夏羽へだいぶ変わっています。

キョウジョシギ

キョウジョシギ成鳥夏羽。

オオソリハシシギ / 足環・フラッグ付き

オオソリハシシギのメス冬羽。

ホウロクシギ

ホウロクシギ成鳥。

ムナグロ

ムナグロ夏羽が多くみられます。

オバシギ / ハマシギ / メダイチドリ

左からハマシギ、メダイチドリ、オバシギ。

アオアシシギ

夏羽に変わりつつあるアオアシシギ。

オオソリハシシギ

オオソリハシシギ飛翔。この日はよく飛んでいました。早く渡りたいのかな?

コチドリ

右足が壊死したコチドリ。

ツバメチドリ

ほぼ夏羽のツバメチドリ。

ハマシギ

ハマシギ成鳥。冬羽から夏羽へ。

オオソリハシシギ

オオソリハシシギ冬羽。

キアシシギ

キアシシギの群れ。

メダイチドリ

メダイチドリ第1回冬羽から夏羽へ。

オオソリハシシギ / キアシシギ / キョウジョシギ / ムナグロ

オオソリハシシギは2羽とも成鳥冬羽。周りにはキアシシギ、キョウジョシギ、ムナグロ。

アオアシシギ

ハゼを捕まえたアオアシシギ。魚を求めて波打ち際を走り回っていました。

メダイチドリ / 足環・フラッグ付き

フラッグ付きのメダイチドリ。

オオソリハシシギ / 足環・フラッグ付き

標識付きのオオソリハシシギ。「CZS」のフラッグとメタルリングは全部は読めず「0737529」までを確認。下のくちばしが欠けているようで餌が取れるのか心配です。