日々の記録。主に沖縄県は石垣島の自然を写真で紹介します。

石垣島でバードウオッチング(カタグロトビ、ハイタカ、カンムリワシ、暗色型サシバなど)

2018年11月24日(旧暦では2018年10月17日)

石垣島へ1泊2日のバードウオッチングに行ってきました。島の友人たちから今年は鳥が少ないと聞いていましたが、想像以上に少なかったです。田んぼを回ってもシギやチドリがほんのわずかであとはアマサギやコサギなど。今回、カモ類は軽く見ただけでしたが、池やダムなど合わせて100羽ぐらいしかいませんでした。セキレイの仲間もほとんどいませんでした。

島では、久しぶりにカタグロトビを見てきました。1日目は夕方、餌取りをしているところを発見したのですが、撮影にはいたらず。2日目になんとか見ることができました。^^

暗色型サシバは2日目の午後、意外と近い枝に止まっているところを発見。しかし、警戒心は強めでした。現在、沖縄には暗色型サシバが少なくとも3個体はいることになります。沖縄本島の暗色型サシバは 南部中部 に1羽ずつ。

カンムリワシの幼鳥は、今年は非常に少ないようでした。成鳥は、あちこちの畑や田んぼで見ることができました。

田んぼでは、ベニバトの成鳥メスが1羽電線に止まっているところを発見。地面に降りるのを待っていたら、どこからともなく現れたハイタカに飛ばされた…。^^;

ほかには、タカサゴモズを牧草地で発見したのですが事前情報がなかったため、「シマアカモズか?」と不用意に寄って飛ばしてしまい、写真には収められず…。場所を島の友人たちに教えてきたので、近いうちに写真がウェブログなどにアップされるでしょう。^^ キガシラセキレイもベニバトと同じ場所にいたのですが、こちらもハイタカに飛ばされて行方不明になってしまいました…。キガシラセキレイは、ハイタカが現れたおかげで見られたようなものですが、写真に撮っておきたかったー。

ユリカモメが田んぼに1羽いました。 2016年に同じ時期に同じ場所で見ています が、前回は成鳥で今回は幼鳥でした。

稲刈りをしているとムラサキサギも集まってきました。

今回もバードウオッチングガイドのスポッターさんや師匠、Hさんにお世話になり、短い日程でいろいろ見ることができました。ありがとうございます。

サシバ

今季、沖縄で3個体目となったサシバの暗色型。なかなか見られないはずなのに、なんで今年はこんなに暗色型が現れるのか?

サシバ

沖縄本島の暗色型サシバは2個体とも成鳥ですが、石垣島の暗色型サシバは幼鳥でした。

ハイタカ

ハイタカも幼鳥でした。警戒心の薄い愛想のいい個体です。

ハイタカ

田んぼの上を飛び回り、稲の間にいるスズメやセキレイなどを追い出していた。ハイタカは今年は沖縄本島でも見る機会が多く、石垣島でも同じ状況だそうです。沖縄本島も石垣島でも見かけるのは全て幼鳥。美しい成鳥が見てみたい…。

カタグロトビ

カタグロトビのオス。

カタグロトビ

太陽の光が差すと目がルビーのように輝いた。これぞカタグロトビですね。

カンムリワシ

今年は非常に少ないカンムリワシの幼鳥。

カンムリワシ

カンムリワシのオス。

カンムリワシ

上のカンムリワシとつがいの個体。鳴き交わしていた。

カンムリワシ

こちらは崎枝周遊道路沿いにいたカンムリワシ。

ベニバト

ハイタカに飛ばされ、行方不明になったベニバト。

ムラサキサギ

ムラサキサギ成鳥。今年は沖縄本島にも幼鳥が現れた。

ユリカモメ

ユリカモメの幼鳥。幼鳥を見たのは今回が初。

カンムリワシ

ハイタカと同じ田んぼにいたカンムリワシ。お互い無関心だった。