石垣島でバードウオッチング(2日目)
石垣島の2日目は、前日の忘年会の酒が残っているといけないので10時ごろまでホテルでごろごろしていました。
今期の石垣島製糖工場は12月4日からサトウキビの受け入れが始まっており、それに合わせてサトウキビ農家は一斉にサトウキビの刈り取りを開始します。キビの機械刈りが始まるとハーベスターに驚いて畑から飛び出してくるネズミやカエル、昆虫などを狙ってカンムリワシやアマサギなどが畑の周りに集合します。今の時期や水稲の刈り取りの時期はカンムリワシの飛翔写真を撮る大チャンスです。
2日目は、あちこちでキビ刈りが行われており、カンムリワシも10個体以上観察しました。下の動画は、サトウキビを収穫するハーベスターとスプリンクラーの上で獲物を待つカンムリワシです。かなりやかましいハーベスターですが、餌に夢中なカンムリワシやサギたちには関係ないようです。
田んぼではカンムリワシ以外にもサシバやチョウゲンボウ、冬羽のアカガシラサギやタゲリ、シロハラクイナが獲物を求めて活動していました。諦めきれずにアオシギを探していると口元からグッピーがのぞくリュウキュウヨシゴイに出会いました。^^
石垣島シリーズ(12月10日〜11日)
石垣島でバードウオッチング(2日目)
牧草地のカンムリワシ。
勢いよく獲物に襲いかかるカンムリワシ。
上の写真の続き。勢いよく襲いかかった割りには獲物はミミズでした…。^^;
定位置のスプリンクラーに戻るカンムリワシ。
獲物を見つけて再び出動。
羽を広げた背面が写るので換羽の状態が分かります。
強風にあおられながらも狩りに精を出していました。
カンムリワシは全換羽に何年か要するようなので古い羽はボロボロですね。厳しい自然の中での生活の苦労が垣間見えます。
リュウキュウヨシゴイは狩りの最中のようでした。口元からグッピーがのぞいています。^^
畔でケラを捕まえたアカガシラサギ。
獲物は軽く水で洗ってから食っていました。
アカガシラサギはコサギより一回り小さくてリュウキュウヨシゴイより一回り大きいサイズです。
収穫が終わった牧草地にタゲリが2羽入っていました。両方とも幼鳥でした。
こちらは田んぼにいたタゲリ。
シロハラクイナは農道を歩きながら時折草むらで餌をついばんでいた。
関連記事
- 金武の芋畑にタゲリ4羽ほか(Dec. 3, 2017)
- 1年2カ月ぶりのタゲリ(Feb. 19, 2019)
- 今季2羽目のアメリカウズラシギ、タゲリ、カンムリワシほか(動画あり)(Oct. 20, 2022)
- カンムリワシ幼鳥、ズグロミゾゴイ、ハリオシギ、タゲリほか(March 1, 2024)
- 田んぼにタゲリ、ケリ、ヒシクイ、マガンなど(Jan. 19, 2017)
- 田んぼでサカツラガン、レンカク、タゲリ(Nov. 13, 2019)
- カンムリワシ、チョウゲンボウほか(Feb. 15, 2023)
- ソリハシセイタカシギ、タゲリ、ケリ(Jan. 8, 2025)
- 田んぼでサンカノゴイ、リュウキュウヨシゴイ、ヨシゴイ、ベニバトなど(Dec. 2, 2021)
- 今季初のレンカク、ヒドリガモと長逗留のアカガシラサギほか(Oct. 26, 2020)