日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2016年8月12日

昨日の夕方、名護市内に水田地帯を発見したので、今日の昼過ぎに訪れてみましたところ、コアオアシシギやヒバリシギ、ムナグロ、タカブシギなどが入っていました。また、サギ類も数種類いました。

沖縄本島は田んぼが少ないので貴重なポイントになりそうです。^^ 冬場に水を張ってくれるといいなー。

8月19日追記: 沖縄本島の師匠の指摘により、コアオアシシギとヒバリシギの羽衣を訂正しました。なかなか羽衣を当てるのは難しいですが練習あるのみです。^^;

コアオアシシギ。幼羽→第1回冬羽に換羽中。

2016年8月12日

先日見つけたエリグロアジサシのコロニー はほとんど巣立って飛び回っていましたが、ヒナは親鳥に餌をもらっているようでした。

昨日、同コロニーを訪れた時は、親鳥の警戒が強く撮影がはばかられたのですが、なぜか今日はこちらを全く気にしません。もしかしたら、昨日は飛べるようになったヒナが陸側にいたのかも。

左の親鳥に餌をねだるエリグロアジサシのヒナ。すでに飛べるようになっていました。

2016年8月11日

今日は山の日なので取材が帰りに林道に寄ってきました。その林道入り口にいきなりアカショウビンがいて慌てました…。心の準備ができていないので飛ばしてしまったのですが、幸いなんとか見える場所に止まってくれました。

沖縄本島のアカショウビンは、生息密度が少ないようでなかなか見つかりません。

先日、 半年ぶりに帰った石垣島ではアカショウビンを見放題 でした。アカショウビン見るなら石垣島ですね。^^

足を伸ばして、 先月見つけたエリグロアジサシのコロニー も観察してきましたが、ほとんどのヒナはすでに飛べるようになっているようでした。今年は、台風がまだ一つも来ていないのでアジサシ類の営巣は順調です。

写真を撮ろうとしたのですが、親鳥の警戒がきついので断念しました。前回、観察した時は全く反応がなかったのですがヒナが巣から出ると警戒範囲が広がるようです。

見つけた時は、いい枝に止まっていたのですが、飛ばしてしまいこんなところに…。^^;

まさか林道入り口でいきなり発見とは!!

2016年8月8日

昨日、立秋を迎え、秋の渡り途中のシギチが増えてきました。

海岸や田んぼには、コチドリやメダイチドリ、シロチドリ、アオアシシギ、キアシシギ、タカブシギ、イソシギが増えてきました。また、ツバメやリュウキュウツバメ、クロハラアジサシも渡ってきています。

8月11日追記: 沖縄本島の師匠に間違いを指摘してもらい訂正しました。4枚目のタカブシギと10枚目のハジロクロハラアジサシです。

マングローブ湿地ではアオアシシギが、小魚を追いかけて浅瀬を走り回っていました。なかなか捕まえられないようでした。

2016年8月5日

ツバメチドリは畑などに20羽ほどの群れがいくつかいました。ムナグロもぼちぼち見られるようになってきました。砂浜には、チュウシャクシギも渡った来ていました。秋の渡りが少しずつ始まりつつあります。

三角池にはリュウキュウヨシゴイがいましたが、足元にいたので気づいた時は飛ばれた時でした…。^^; 干潮で浅瀬に追い込まれたティラピアを狙っていたようです。

ムナグロは畑や干潟に少数が渡ってきていました。

2016年8月1日

石垣島ではそれほど珍しくないベニバトですが、沖縄本島でも観察できるとは思ってもみませんでした。最初は、シラコバトと勘違い。^^;

ベニバトの渡りのコースになっているなら、これからの季節は気をつけて探さないといけませんね…。

ベニバトとしては珍しく非常に警戒心の強い個体で、数枚撮れた後、近くを通ったトラックに驚いて飛び去ってしまいました。もう少し見たかったな。

ベニバトのメス。石垣島では稲刈り後の落穂を拾いに田んぼでよく見かけましたが、沖縄本島では、荒地で草の種を拾っているようでした。

2016年8月1日

ツバメチドリが20羽ほどの群れで農耕地に入っていました。幼羽や第1回冬羽、成鳥冬羽などの羽衣がいました。

近くのサトウキビ畑を餌場にしているようでした。

8月11日追記: 沖縄本島の師匠に間違いを指摘してもらい訂正しました。2枚目のツバメチドリです。顔つきからして成鳥の冬羽へ換羽中個体ということです。

ツバメチドリ成鳥冬羽。

2016年7月26日

2015年の10月から石垣島に住み着くカタグロトビ3羽。約10カ月たった今もまだ滞在しているとのことなので友人でもあり スポッター石垣島ネイチャーガイドサービス を今年からスタートさせた河野さんにカタグロトビ撮影にはもってこいのポイントを教えてもらいました。あまりにいい景色なので親の仇のようにカタグロトビを連写しまくって撮影してきました。^^ 動画も撮影してきましたので鳴き声も聞けます。

スポッターは写真にこだわっているので、野鳥撮影がメインの方は、石垣島で唯一無二のガイドですよ。お勧めです。

カタグロトビは、巣材を運んだり、交尾したりしていましたが、繁殖するのでしょうか。ペア以外の個体が来ると追い回していました。

石垣島シリーズ(7月24、25日)

石垣島でバードウオッチング(田んぼ、畑、牧草地編)

石垣島でバードウオッチング(林道、森林公園編)

石垣島でバードウオッチング(特別編カタグロトビ)

ロクヨンに2倍のエクステンダーを装着して1200mmで撮影。こちらはオスですが、眼の色がオレンジ色っぽいです。若い個体なんでしょうか?

2016年7月26日

石垣島でバードウオッチングの林道、森林公園編です。リュウキュウアカショウビンやカンムリワシ、リュウキュウツミ、チュウダイズアカアオバトなどです。

沖縄本島でアカショウビンを探すのはやんばるまで行かないといけない上に、密度も少なく空振りに終わることが多いです。それに比べて、八重山、特に石垣島はリュウキュウアカショウビンが撮り放題!! 今回は、初日に10羽、2日目に4羽の合計14羽を観察することが出来ました。多くの個体で撮影も出来ました。初日の午前中は全く姿も鳴き声も聞こえずでしたが、昼のスコールの後には活性が上がってたくさん出てきました。

カンムリワシも久しぶりの再開です。運がいいことに幼鳥の観察もできました。7月に幼鳥を見たのは初めてです。子育て中で観察が比較的難しい時期でしたが、合計4羽撮影出来ました。

リュウキュウツミは、ちょうど親離れしたぐらいの若鳥に会えました。行動は幼い部分も残っていましたが、鋭い目つきは猛禽そのもの。リュウキュウクマゼミを捕らえて食っていました。

石垣島シリーズ(7月24、25日)

石垣島でバードウオッチング(田んぼ、畑、牧草地編)

石垣島でバードウオッチング(林道、森林公園編)

石垣島でバードウオッチング(特別編カタグロトビ)

森林公園でリュウキュウアカショウビン。これを撮影するために石垣島に来たと言っても過言ではありません。^^

2016年7月26日

沖縄本島へ異動になってから半年。会社の送別会で石垣島に戻ったついでに24、25日の2日間、久しぶりの石垣島バードウオッチングを楽しんできました。やっぱり石垣島は野鳥の宝庫です。^^

数が多いので、 この田んぼ、畑、牧草地編林道、森林公園編特別編カタグロトビ の三つに分けて掲載します。

今回は、リュウキュウヨシゴイやツバメチドリなど石垣島の田んぼや畑、牧草地などで観察できる野鳥です。

リュウキュウヨシゴイは、沖縄本島にも生息するのですが、数が少なく撮影するのはなかなか大変。石垣島では、平田原で4個体を観察、撮影できました。しかも沖縄本島と違って、八重山産は警戒心が薄く撮影も楽勝です。

秋の渡りも始まりつつあるようで、田んぼにはアカアシシギやジシギ、クサシギ、タカブシギ、アオアシシギなどが入っていました。

ツバメチドリは年中観察できます。今回は、ツバメチドリの餌場となっている牛種子牧場で撮影です。入れ替わり立ち代り常に数羽が牧草の上を素早く飛び回り、獲物となる昆虫を捕まえていました。すっかり冬羽に変わっていました。

歩行者に驚いて飛び上がったリュウキュウヨシゴイのメス。

2016年7月23日

エリグロアジサシのコロニーを2カ所見てきました。まだ、抱卵中のペアや孵化後3週間以上たったヒナなど十数ペアが繁殖しています。海岸から営巣する小島まで30メートルほどしか離れていないので肉眼でもヒナが見えるほどです。

今年は台風がまだ来ていないので多くのヒナが巣立っていきそうです。^^

このペアはまだ抱卵していませんでした。

2016年7月22日

15日ぶりにバードウオッチングしてきました。こんなに長期間バードウオッチングしないと体調がおかしくなるね。^^;

成果は、いつものメンバーでホントウアカヒゲ、サンコウチョウ、アカショウビン、ヤンバルクイナ、ノグチゲラなど。ヤンバルクイナは、いつも通り道路を横断する個体ばかり。たまに林道で見つけたと思ったら撮影する間もなく藪の中へ…。ノグチゲラも数はそこそこいるのですが、撮れる場所には出てこない。

ホントウアカヒゲは、日の出から1時間も経たずして目視30以上、鳴き声を合わせると100近くが確認できました。巣立ちしたヒナも独り立ちし、ホントウアカヒゲが一年で一番個体数を伸ばす時期ですね。さえずってる個体も時々います。午前10時を過ぎると森の中に入ってしまい探すのは困難。

アカショウビンは、やっとやんばるで撮れたのですが、いざ撮影を始めたら枝にいた獲物を捕まえて谷へ降りてしまいました。獲物を枝に叩きつける音は聞こえるのですが、藪で姿が確認できず。タイミングの悪いこと…。^^;

ツミのメスもいましたが、やんばるの個体は警戒心が強いです。市内の公園に住むツミとは大違い。

やっとアカショウビンが撮れたと思ったらこんなの。この後すぐに獲物をくわえて藪の中へ。石垣島なら撮り放題なのになー。

2016年7月6日

観察していた四つのアオバズクの営巣が数日の間で全て巣立ちました。しかし、巣立ちビナが確認できたのは1ペアだけ。^^; 先日の巣立ち寸前のアオバズク とは別の場所です。

ここ1カ月ほど、高校野球、参院選、県議会があり、なかなかバードウオッチングに時間が割けませんでした。来月からは秋の渡りも始まりだすのでなるべく時間を見つけて見廻りたいですね。

アオバズクは巣立ちの日が毎年ほとんど同じなので来年は、もう少し楽に観察出来そうです。^^

夕方、アオバズクの営巣地に出向くと、1羽が巣立っていました。モクマオウのかなり高いところにいました。

2016年7月4日

先日、巣から顔を覗かせていた2羽のアオバズク のうち、どうも片方は巣立ったようで巣には1羽しか残っていませんでした。明日の昼にでも巣立ちビナを探してみよう。

午後8時に今夜最初の獲物を持ってきました。40分の間に6回という頻度で獲物をヒナへ運び、午後9時ごろには給餌を終了しました。最後の方は、ヒナの食い気がなくなり、なかなか餌を受け取らないような状況でした。なかなか狩り上手なアオバズクのペアです。^^

残っているヒナも今日明日中には巣立ちそうな感じでしたが、今夜は、妻の昆虫採集に付き合わないといけないので午後9時には引き上げました。

ずいぶん成長しました。

2016年7月4日

シロチドリが3ペアほど営巣していました。孵化後数日のヒナも何羽か見られました。途中、海水浴客の飼い犬がシロチドリの営巣エリアに乱入していましたが、偽傷行動する親鳥を追いかけ回すだけでヒナに被害は出ませんでした。

とても小さなシロチドリのヒナ。孵化後数日経っていると思われます。砂浜を走ったりもしていました。

2016年6月29日

自宅から一番近く、一番警戒心の薄いアオバズクの営巣を夜、観察してきました。^^

現場に到着が午後9時半を回っていたので、給餌タイムは終了していました。観察していた午後11半ごろまでの約2時間、親鳥は2羽とも巣の近くに止まり、中のヒナをずーっと見守っていました。アオバズクってこんな行動しましたっけ?^^;

ヒナはたまに顔を出す程度でした。確認できたのは2羽です。あと、4〜5日で巣立ちでしょうか。

営巣している樹洞を見つめるオスと思われる個体。

2016年6月25日

アオバズクの3営巣地を巡回してきました。二つはオスもメスも外にいたのでヒナは大きくなっていると思われます。一つは、オスのアタックが激しくてメスを探すことができませんでした。 カラスにはアタック するのを何度も見たことがありますが人間にこんなにアタックが激しい個体は初めて見ました。^^; このアオバズクはカラスにも相当激しくアタックしているようで、巣の近くにはカラスの羽が数枚落ちており、近くのカラスも懲りているのか全くアオバズクを攻撃しません。

どの営巣も1週間以内には巣立つと思います。親子揃った姿が見られるといいのですが。

こいつが気性の荒いオス。恐ろしかった…。^^;

2016年6月25日

17連勤が終わったので久しぶりにやんばるに行ってきました。

ホントウアカヒゲも繁殖は終わってオスのさえずりもあまり聞こえなくなりました。その代わり、地鳴きしながら巣立ちビナを連れていました。地鳴きして、ヒナを連れている今の時期の方が撮影はしやすいです。

サンコウチョウは数十メートルごとにおり、非常に濃い生息数。ノグチゲラは鳴き声だけ8個体、アカショウビンも5個体。撮影には至らず。

このオスのホントウアカヒゲはまださえずっていました。

2016年6月19日

梅雨が明けてから晴天続きで暑い日が続きます。なかなか時間が取れないので探鳥できていません…。^^;

アオバズクはどこも抱卵中ですね。明後日巣立ち予定のサンコウチョウは見に行けるのだろうか。

アオバズクがこんな開けた場所に。天敵のカラスが少ないからですかね。