日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2024年10月12日

シマアジ10羽の群れが到着しました。成鳥、幼鳥が混じっているようでした。

ホオジロハクセキレイを今季初確認。石垣島のハクセキレイは例年、ホオジロハクセキレイが一番に到着し、その後、ハクセキレイ、タイワンハクセキレイが同じぐらいのタイミングでやってきます。ツメナガセキレイは数が増えたり減ったり。越冬組はもう少し数を増やすと思われます。

クロハラアジサシは通過個体が数を増やしています。10月下旬ごろからは幼鳥の割合が増えてきます。セイタカシギは移動中と思われる20羽程度の群れを各所で見ることができます。

シマアジのオス。全てエクリプス。

2024年10月4日

数日前から草むらからの鳴き声を確認していたセジロタヒバリがやっと撮影できました。

ムネアカタヒバリも大量に到着しているので、探し出すのは根気のいる作業でしたが、鳴き声を頼りに待っていると雨上がりのあぜにひょっこりと出てきました。狙い通りに見られるとうれしさも格別ですね。^^

アカハラダカの渡りは9月初旬から始まっていますが、最近は台風の影響で悪天候が続き、石垣島で滞在する個体が目立ちます。多い時は電線に3羽ほど止まっていました。天気が回復したら一気に渡っていくことでしょう。

渡り途中のエゾビタキや越冬組のコムシクイなども増えています。コムクドリは500羽ほどの大群が市街地の公園などを移動していました。

セジロタヒバリ第1回冬羽。

2024年2月20日

暖かい日が続き、リュウキュウキビタキの鳴き声が林道を走っていると聞こえるようになりました。キンバトの鳴き声もありました。わが家からアカショウビンの鳴き声も確認。暖冬の影響なのか、いつもより早い時期の確認です。

カンムリワシは繁殖期序盤を迎えており、田んぼやサトウキビ畑、林道などどこにいってもペアで確認できます。

ツメナガセキレイは越冬数のピークを迎えることなく、今季を終えそうです。これも暖冬の影響で、大陸から南下する群れが少なかったのでしょうか?

リュウキュウキビタキ第2回夏羽へ。

2024年2月10日

昨年から複数箇所で越冬していますが、なかなか写真の撮れないビンズイ。この日は鳴き声で発見。芝生に6羽が降りていました。ちょこまか動き回る小鳥が多い中で、ビンズイのゆったりとした動作は癒されますね。

ビンズイの近くにはツグミもいました。今冬はツグミやシロハラ、アカハラがとても少ないです。林道を走っていると茂みの中から地鳴きは聞こえますが、農耕地に出てくる個体がほとんどいません。年によっては、ハチジョウツグミだらけの冬もあるのですが、何らかの理由で年回りがあるようです。

田んぼには、ツメナガセキレイとムネアカタヒバリの数十羽の群れ。十数羽のハクセキレイの中にタイワンハクセキレイもいました。今季はタイワンハクセキレイが少なくホオジロハクセキレイが多いです。

オジロトウネンやアオアシシギ、タカブシギ、コチドリなどもぱらぱらと滞在中。

やっと撮影できたビンズイ。自宅周りにも数羽がいるのですが、警戒心が強くて写真に収められません。

2023年11月30日

カシラダカが30羽ほどの群れで飛来。石垣島でこれほどの数が見られるのはかなり珍しいです。ヒレンジャクは4羽がカポックについています。ツグミも増えて来て、ノビタキは複数滞在。ツメナガセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイも増えています。

羽づくろいするカシラダカ。

2023年5月5日

渡り鳥でにぎやかな田んぼですが、そろそろシギやチドリの春の渡りも終盤でしょうか。天候が良ければ、2〜3日の滞在で次々と入れ替わっている感じです。

人気のハリオシギ、チュウジシギ、ヨーロッパトウネン、キリアイなども逗留中です。

チュウジシギ数羽に交じりながら、あぜを歩き回って餌を取っていたハリオシギ。

2023年4月29日

田んぼでシギなどを見ていると、空からツメナガセキレイの20羽ほどの群れが降ってきました。とりあえず目の前に降りた3羽を見てみるとシベリアツメナガセキレイ、マミジロツメナガセキレイ、(キマユ)ツメナガセキレイが横一列に並んでいました。突然の奇跡に驚き!!

今季、2羽目のシベリアツメナガセキレイ。 先月のは冬羽 でしたが、今回は夏羽でした。

2023年2月28日

農耕地を車で走っているとオレンジ色の鳥が。双眼鏡で見てみると鮮やかなハチジョウツグミでした。庭にはビンズイが8羽飛来。集落で越冬している群れです。一冬で、だいぶ人馴れしてきました。

移動組と思しきハクセキレイやツメナガセキレイも日替わりで観察できます。

石垣島では珍しいカワラヒワは刈り残しの水稲について滞在中。

鮮やかなハチジョウツグミ。距離があっても肉眼で気付くほど目立っていました。

2023年2月14日

コホオアカは越冬していますが、草むらにもぐってなかなか撮りにくい。地鳴きはあちこちで聞こえます。

ムネアカタヒバリももぐることが多いのですが、この群れは開けた場所にも出てきて観察しやすかったです。換羽のステージもさまざまでいい感じでした。

セキレイはハクセキレイ、タイワンハクセキレイ、ツメナガセキレイ、キセキレイが混在していました。

島内の田んぼでは、コホオアカがそこそこ越冬していますが撮影は困難。

2023年1月24日

ハクセキレイ、ツメナガセキレイ、ムネアカタヒバリ合わせて100羽ほどの群れの中に1羽だけ異彩を放つ個体を発見。

周りの(キマユ)ツメナガセキレイとは換羽の進み具合が違うこともさることながら、明るい青灰色の頭部や太く長い眉斑、白い目の下や喉元などニシツメナガセキレイ( Motacilla flava beema )かロシアツメナガセキレイ( Motacilla flava flava )の可能性があります。

ちなみにニシツメナガセキレイはツメナガセキレイとは別種とする分類もあるそうで、その場合、ロシアツメナガセキレイはニシツメナガセキレイの亜種となります。

ただ、この個体は第1回冬羽なのでもう少し換羽が進まないと決め手にならないようです。大量にいるセキレイの中からこんな個体を探し出すのも楽しいですね。

ハクセキレイの群れには、ハクセキレイのほかにタイワンハクセキレイとホオジロハクセキレイがいました。

かなりの違和感を放つニシツメナガセキレイかロシアツメナガセキレイと思われる個体。ただ、マミジロツメナガセキレイの第1回冬羽から夏羽への換羽中も目の下が白くなるケースがあります。

2022年12月29日

年末、血を吐きながら年内の原稿を出稿し終えたので、短時間ですが2022年、最後の鳥見をしてきました。

12月に入り、ツグミやアカハラ、シロハラが一気に増えていました。ツグミはほとんどがハチジョウツグミで羽衣の色合いがバリエーションに富んでいて比較するだけで楽しいです。アカハラ、シロハラも渡り直後より警戒心が緩み、観察しやすくなっています。

ちょっとした草むらからはチョウセンウグイスやムジセッカの鳴き声が聞こえてきますが、昨年よりは若干少ないようです。

ジョウビタキ、ノビタキ、ムネアカタヒバリ、ツメナガセキレイなども越冬中。

以前から滞在中のアカツクシガモ3羽に加えてツクシガモ4羽も飛来しました。コハクチョウやクロヅル、ヘラサギなども引き続き滞在しています。

カモの仲間はハシビロガモが最も多く、次いでヒドリガモやコガモ、キンクロハジロなど。今季はメジロガモがまだ確認できていません。

多くのタシギが越冬中で、複数箇所の田んぼで合計200羽ほど見た中に、1羽だけチュウジシギがいました。

カンムリワシは幼鳥、成鳥とも見やすくなってきました。これから輪禍も増えるので石垣島や西表島でハンドルを握る時は注意が必要です。

この日、一番鮮やかだったハチジョウツグミ。成鳥。

2022年8月27日

ツメナガセキレイはかなり数を増やしています。そんな中、今季初の幼鳥を確認しました。アオアシシギも今季初の幼鳥が飛来していました。

ツバメチドリもぱらぱらとやってきていますが、まだまだ数は少ないですね。

今季初となる(キマユ)ツメナガセキレイの幼鳥。

2022年5月6日

先月から滞在中のオウチュウ2羽は1羽増えて3羽になり、5羽になり最終的には7羽までふくれ上がりました。

ツメナガセキレイは数を減らし、出会う機会が少なくなりました。

大発生中のツマグロゼミを捕まえたオウチュウ。

2022年3月27日

農地はツメナガセキレイの大群が通過して行っています。その中にキガシラセキレイが2羽混じっていました。ほかの場所ではハクセキレイの群れの中に1羽確認されており、現在3羽のキガシラセキレイが滞在中です。

ハクセキレイの群れには、ホオジロハクセキレイやタイワンハクセキレイがそこそこの割合でいます。

まだまだ第1回冬羽が大半をしめますが、一部、夏羽も見え始めています。

2022年3月23日

1時間ほどの隙間時間でキガシラセキレイ、タイワンハクセキレイ、ツメナガセキレイを確認できました。2日ほど前から悪天候が続いており、さまざまな鳥が渡りの途中に石垣島に舞い降りている感じです。

キガシラセキレイ第1回冬羽から夏羽へ換羽中。この翌日、同じ場所で別個体も確認されました。

2021年12月27日

久しぶりにコホオアカを撮影。エンベリが少ない沖縄では確実に毎年、観察できるのですが、草にもぐりがちで撮影する機会は少ない…。

ツメナガセキレイは群れが島内を移動しながら越冬しています。その群れの中にハクセキレイやキセキレイ、タヒバリなどが入っています。

2021年12月2日

サンカノゴイが数日前から滞在中。神出鬼没で目の前の草むらにいても出てこず、なかなかタイミングが合いませんね。^^;

リュウキュウヨシゴイ、ヨシゴイは毎日、元気にけんかしてます。^^;

ベニバトも複数箇所で複数羽。今年生まれの幼鳥がほとんどです。

ハクセキレイ、ツメナガセキレイ、ムネアカタヒバリ、タヒバリなども滞在中。

今季は、タゲリの数が目立って多く、20羽ほどが滞在しています。

田んぼのシギは、ヒバリシギ、ハマシギ、アカアシシギ、アオアシシギ、タシギあたりが越冬中です。

タウナギを食うサンカノゴイ。

2021年11月8日

立冬のこの日、マガンが25羽飛来しました。石垣島はもちろん沖縄でも最大の飛来数だと思われます。これまで県内でもっとも多い飛来数は 2018年の11羽 なので倍以上の数に記録更新です。ついでにオナガガモ3羽もついてきました。

今季初となるキンクロハジロを確認。単独で水路を泳いでいました。

先月、50羽ほどの群れで入ったタゲリは島内で分散してあちこちの田んぼにいます。

ツメナガセキレイとムネアカタヒバリは群れで島内を移動していて、昨日は100羽以上の群れがいたのに今日はいないなんてことがよくあります。

ほかにはオグロシギやムナグロ、リュウキュウヨシゴイ、カンムリワシ、ムラサキサギ、シマアカモズ、サシバなどレギュラーメンバーに会えました。

マガンの群れは成鳥、幼鳥合わせて25羽でした。