May 21, 2024(旧暦では2024年4月14日)
石垣島に飛来したリュウキュウガモは滞在3週間の長逗留となっています。この日は活発に動き、採餌行動や飛翔する姿を確認することができました。昔は沖縄を北限として生息していたリュウキュウガモ。和名に琉球とついているので、今後、記録が増えて分布が復活することを期待します。
リュウキュウガモを一目見ようと知人が4組来島。みなさんオニカッコウとセットで石垣島の野鳥を楽しんでいます。今週も数組がリュウキュウガモ狙いでやってくる予定です。リュウキュウガモを見たい方は スポ ッターさんへガイドの予約 を!!
リュウキュウガモ リュウキュウガモ 休んでいた草むらから飛び出したリュウキュウガモ。ほぼ垂直に離陸しました。
リュウキュウガモ こちらへ向かって飛んできます。リュウキュウガモの特徴でもある長い足が目を引きますね。日本で記録のあるカモの仲間で飛翔時に足の長さが尾羽を超えるのはリュウキュウガモだけの特徴です。
リュウキュウガモ ファームウェアのヴァージョンを2系にしてからAFのフリーズに悩まされるα1ですが、この時はしっかり追尾。貴重なリュウキュウガモの飛翔写真を量産することができました。^^
リュウキュウガモ リュウキュウガモ リュウキュウガモ 水中にある水草か藻類のようなものを食っていました。
リュウキュウガモ リュウキュウガモのかわいらしさは、カリガネのようなアイリング由縁でしょうか。
May 20, 2024(二十四節気の小満、旧暦では2024年4月13日)
毎日、見られているリュウキュウガモ。この日は警戒心が強めでした。朝も夕方も首から上ぐらいしか見えませんでした…。
アカガシラサギや沖縄や八重山では数少ないケリが飛来していました。
リュウキュウガモ リュウキュウガモ オオバン(手前)とリュウキュウガモ。この日は警戒して姿があまり見えないリュウキュウガモでした。
アカガシラサギ ほぼ夏羽のアカガシラサギ。今季もたくさん飛来しています。
ケリ 石垣島では数少ないケリが到着。ちょっと疲れた様子でした。
May 18, 2024(旧暦では2024年4月11日)
石垣島のリュウキュウガモは再発見 以降、継続して観察できています。釣り人が来ると驚いて遠くへ移動し、草むらに隠れてしまいます。土日は釣り人が多いようですね。
衰弱で救護されていたカンムリワシ幼鳥の放鳥を取材してきました。左足に「6」の数字が刻印された赤い脚環が標識されています。名前はリハビリを担当した方により「未来」と名付けられました。関係者や報道陣に見守られながら、力強く羽ばたいていきました。
リュウキュウガモ リュウキュウガモ 釣り人に警戒して午後は草むらから首を出すだけになっていました。
カンムリワシ 力強く羽ばたくカンムリワシの幼鳥。救護されてから1カ月半での放鳥となりました。
カンムリワシ 負荷したのが昨年の今ごろなのでちょうど満1歳となります。まだまだ幼羽に覆われていますが、かなり摩耗が進んでいますね。
May 17, 2024(旧暦では2024年4月10日)
リュウキュウコノハズクは5カ所目で抱卵開始を確認しました。近所のリュウキュウアカショウビンは最近、メス個体の姿を見ないので、こちらも抱卵中かもしれません。
カンムリワシの保護個体のみっちゃんは、この辺りを縄張りにするオスにやられっぱなし ですが、こりずにやってきて餌探ししています。この夏、しっかり栄養を付けて冬を乗り切り、立派な成鳥へなることを期待します。
リュウキュウガモは引き続き、滞在中です。通行車両やカラスなどに対しての反応が落ち着いてきて、一日の行動パターンも安定してきたので長期滞在しそうです。越夏したら多くの鳥屋の目を楽しませてくれそうです。
リュウキュウコノハズク 巣を見張るリュウキュウコノハズクのオス。同じ場所で3年連続の繁殖です。
リュウキュウアカショウビン 近所のアカショウビン。目の前を通りかかったガを空中キャッチしましたが、吐き出して捨ててしまいました。
カンムリワシ / 足環・フラッグ付き タウナギをのみ込む救護カンムリワシのメス「みっちゃん」。お気に入りのえさ場になっていますが、この場所では縄張りの個体と争いが絶えません。
ノスリ 自宅上空を通過したノスリ。獲物をとったばかりのようで、のど元が膨らんでいます。
リュウキュウガモ カルガモ 水路に子連れのカルガモ。ヒナがカンムリワシに付け狙われていました。
May 16, 2024(旧暦では2024年4月9日)
石垣島で5月1日に発見されたリュウキュウガモが再び、現れました!! 滞在2週間の長逗留となっています。動画も撮影できました。いつまでいてくれるのでしょうか?
このリュウキュウガモですが、石垣島で撮影される前の4月28日に西表島で確認されていたようです。新聞に掲載されてリュウキュウガモだと気付いたそうです。さらに、近所の人は昨年、ある河川の下流域で2羽を見たそうです。生き物に興味のある農家の人で、話の内容を聞いてもリュウキュウガモの可能性が高そうです。
さらに、あるウェブログの記事では、2006年の5月下旬から6月上旬に小浜島で不鮮明ですが、撮影されているようです。
リュウキュウガモは沖縄が繁殖の北限でしたが、1963年の慶良間列島での観察例を最後に確実な記録が途絶えていました。1999年の調査で2羽を確認したと山階鳥類研究所の報告書にありましたが、写真などなく詳細不明でした。
西表島のどこかの河川で、やんばるのオシドリのように少数が生息していたりしないかと夢が広がりますね。
リュウキュウガモ リュウキュウガモ リュウキュウガモ