2018年1月6日(旧暦では2017年11月20日)
今冬初のツクシガモに米須海岸で出会えました。 先日、福岡県の和白干潟でツクシガモ を嫌という程見てきましたが、やはり沖縄で見るのは一味違いますね。^^
オカヨシガモやオナガガモ、ヒドリガモ、コガモなどいつものメンバーも増えてきました。
カモをじっくり見ているとシギやチドリたちが一斉に飛び立ち、カモたちも騒ぎ始めました。あいつが来たなと周りを見渡すと低空で若いハヤブサがこちらに向かって来ていました。とっさにカメラを向けなんとか撮影。3回ほどアタックしましたが獲物を捕まえることはできませんでした。
海岸にはミサゴ、後背地のサトウキビ畑にはサシバ、帰り道の平和創造の森公園には人馴れしたシロハラがいました。
ツクシガモ
海岸で休むツクシガモ。やって来たばかりで疲れている様子でした。
オカヨシガモ
ヒドリガモ
オナガガモ
コガモ
ハヤブサ
サシバ
ミサゴ
ハヤブサに驚いて飛び立ったムナグロやダイゼン、シロチドリ、アオアシシギなど。
シロハラ
シロハラのオス。散歩の人が近くを歩いても逃げない個体でした。
2018年1月5日(二十四節気の小寒、旧暦では2017年11月19日)
みなさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
1月1日から5日まで妻の実家がある福岡県に行ってきました。今まで、福岡に行くたびに何度も和白干潟などでミヤコドリを探しに行くのですが、微妙に時期がずれていてかなわずにいましたが、今回、やっと念願のミヤコドリ約20羽の群れを観察することができました!!
福岡滞在最終日、とりあえずどの辺りから見たらいいのか分からないので、Google Mapsで「和白干潟海の広場」が良さそうと見当をつけ、いざ2018年の鳥初めへ。ポイント近くに車を止め干潟に出てみると目の前に想像通りの美しいミヤコドリが群れていました。いるときはあっけなく見られるものですね。^^;
滞在期間中、この日だけ天気が崩れました。5日は寒の入りの「小寒」。冬本番を迎えた朝の気温はたったの1℃。沖縄を出てくるときは、21℃ほどだったのでその差20℃。さらに小雨が降ったりでバードウオッチャーは私以外誰一人おりませんでした。そんな悪天候の和白干潟でしたが、ほんの数分間だけ太陽が鉛色の雲の隙間から顔をのぞかせ、ミヤコドリの美しい姿をはっきりと映し出しました。なんとか写真に収めることもでき、これで私の気分も一気に晴れ晴れ。2018年は、いい鳥見スタートが切れました。^^
沖縄では数少ないツクシガモも数え切れないぐらいいました。200から300の間ぐらい。他には、ヨシガモも多数。こちらも沖縄ではあまり見られないカモです。
ミヤコドリ
雲が途切れ、光に照らされたミヤコドリ。なんと素晴らしい鳥なんだろう!!
ミヤコドリ
和白干潟には午前9時ごろ到着。昼の満潮に向かって潮が満ちてきてミヤコドリが飛んだ。
ミヤコドリ
ミヤコドリ
約20羽のミヤコドリの群れには、成鳥と第1回冬羽の幼鳥が混ざっていました。右は第1回冬羽。
ミヤコドリ
ミヤコドリ
ミヤコドリ
ミヤコドリ成鳥。成鳥は、幼鳥に比べ、目の色も鮮やかです。
ミヤコドリ
ツクシガモ
ツクシガモも大量にいた。干潟で休むツクシガモの後ろに見える白っぽい影も全てツクシガモ。
ハマシギ / ミユビシギ
ミユビシギとハマシギは数百羽の群れが舞っていた。水面に浮かぶかもはヨシガモ。
2017年12月31日(旧暦では2017年11月14日)
酉年の終わりに、久しぶりにリュウキュウオオコノハズクを見てきました。子どもを風呂に入れたりしていて、豊見城の自宅を出たのは、午後10時過ぎ。沖縄自動車道をひた走り、やんばるに着いたのは日付も変わったころでしたが、リュウキュウオオコノハズクは8個体観察することができました。撮影は2個体。
他には、コノハズク1羽とアオバズク1羽、ヤマシギ1羽でした。ヤンバルクイナは鳴き声だけ。今年は、ヤマシギとの出会いが少ないです。夜更けになると早起きのホントウアカヒゲをたくさん見ましたが暗いので撮影はパス。^^;
今年1年間はオオコノハズクの習性がなんとなく分かってきました。 巣立ちビナを連れてやってくる餌場 や年間を通して利用する餌場、季節ごとに利用する餌場なども見つけたので2018年は繁殖を観察したいな。
本日、やっと仕事納め。明日から九州へ行ってまいります。
それでは、みなさん良いお年を!!
リュウキュウオオコノハズク
このオオコノハズクは、川の上に突き出した松の木に止まり、川の淀みにやってくるカエルを狙っているようでした。一度いなくなってもしばらくすると戻ってきます。お気に入りの餌場のようです。ただ、あまり慣れていない個体なのでシャッターは1枚しか切りません。貴重な餌場を放棄されたらオオコノハズクもかわいそうですし、私の楽しみも減りますので…。^^;
止まっている枝に大きなタカアシグモが写っていますが気付いていないのだろうか?
リュウキュウオオコノハズク
こちらは公園に住む非常になれたオオコノハズク。うっかり2メートルぐらいまでに接近しても全く動じません。
この個体は少しぐぐもった「ウォッ、ウォッ、ウォッ、ウォー」という尻下がりの鳴き声を聞かせてくれた。リュウキュウコノハズクのようにリュウキュウオオコノハズクも雌雄で鳴き声が違うのだろうか?
2017年12月31日(旧暦では2017年11月14日)
リュウキュウヨシゴイのオスとメスが100メートルほど離れて同じ水路にいました。ペアかもしれませんね。
リュウキュウヨシゴイ は、朝と夕方が出がいいですね。また、昼間うっかり見つけた個体より、朝夕の方が落ち着いているような気がします。
この2羽はこの水路でよくみる個体だと思いますが、オスの方が警戒心が強いです。メスは、車から出なければ10メートルぐらいまで寄れますがオスは、40メートルぐらいが限界でしょうか。
リュウキュウヨシゴイ
リュウキュウヨシゴイ
リュウキュウヨシゴイのメス。このメスは、くちばしの先が欠けているので個体識別できます。
羽の模様は、 先日のオオヨシゴイのメス とは明らかに違いますね。どちらも素晴らしい鳥です。^^
2017年12月28日(旧暦では2017年11月11日)
11月に漫湖干潟でナンヨウショウビンを観察していたら偶然見つけたオオヨシゴイに、約1カ月ぶりに国場川で再開できました。前回発見場所から数百メートルしか離れていないので同じ個体だと思われます。
前回、オオヨシゴイを見つけた時は、沖縄本島に鳥見に訪れる友人のため、帰宅途中にナンヨウショウビンの様子を確認しに行っただけでしたので、カメラも持っておらず悔しい思いをしておりました。そして、それ以来姿を見ることもなく記憶から薄れていました。
きょうの午後、妻をヨガに送っていき潮汐アプリを見てみると今からがちょうど満潮。オオヨシゴイは、満潮時に餌探しをするだろうと予想していましたので、さっそくオオヨシゴイのポイントで1時間ほど探索すると、目論見通り干潟をオオヨシゴイが獲物を探しつつ歩いているのが見えました。しかし、非常に距離があり、マングローブに時折、隠れてしまうので何度も見失って沈黙の時が続きましたが、30分以上たったころになんと目の前20メートルほどの距離にひょっこり現れました。
ど逆光でしたが、まずは写真にオオヨシゴイを収め、慌ててカメラと三脚を担ぎ順光になるところまで移動しました。妻を迎えに行く時間でしたが事情を話し、30分ほど待ってもらうことにして何枚かオオヨシゴイを写真に捉えることができました!!
オオヨシゴイは、獲物を待ち構える態勢でじっとしていましたが、数分後には再びマングローブの中へ消えていきました。
オオヨシゴイの一日の行動は、干潮時にはアシやマングローブの中で休んでいて、満潮に合わせて干潟に出て小さな魚や虫を水際で捕まえているようでした。
オオヨシゴイ
目の前20メートルほどに姿を現したオオヨシゴイのメス。
オオヨシゴイ
オオヨシゴイ
リュウキュウヨシゴイとは明らかに違うオオヨシゴイの姿は逆光の中でも分かりました。
ダイシャクシギ
満潮になるとダイシャクシギやチュウシャクシギ、アカアシシギ、ムナグロなどが干潟で休んでいた。