日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2018年4月15日(旧暦では2018年2月30日)

今年の沖縄は、渡り鳥がめちゃくちゃ少ないです。^^; 渡りが遅れているわけではなく、鳥自体が少ない模様。今ごろ、渡り途中のシギやチドリの仲間で賑わう金武の田んぼもさみしい限りです。

そんな中、ウズラシギ4羽の群れとムナグロの20羽ほどの群れが二つとダイゼンが数羽飛来してきていました。アマサギは30羽ほどで、夏羽に変わった個体が増えていました。

名護の田んぼでは、シロハラクイナをよく目にしました。また、鳴き声もあちこちから聞こえてきて、シロハラクイナも繁殖シーズンを迎えていることをうかがわせます。

ウズラシギ

4羽のウズラシギが田植えが終わった田んぼにいました。

ウズラシギ

ウズラシギ成鳥夏羽。

ウズラシギ

ウズラシギはお疲れモード。

ダイゼン

ダイゼン成鳥冬羽。

ムナグロ

ムナグロ成鳥。冬羽から夏羽へ移行中。

シロハラクイナ

シロハラクイナ成鳥。

シロハラクイナ

繁殖期だからなのか、行動が大胆で開けた場所に現れたり、こちらに近ずいてきたりした。

アマサギ

アマサギの群れも多くの個体が夏羽に変わっていた。

Category: 野鳥
2018年4月10日(旧暦では2018年2月25日)

サシバなど猛禽類がいなくなった畑では、ミフウズラを見る機会が増えてきました。きょうも南部の畑で数羽に会うことができました。

農道を横切るミフウズラがいたので逃げ込んだ草むらを見ているとミフウズラのメスが現れました。車内から見るぶんには全くこちらを気にする様子もなく餌をついばんでいました。

前後に揺れながら歩く姿は、カメレオンのようです。^^

ミフウズラ

ミフウズラのメス成鳥。目つきがミフウズラ独特です。

ミフウズラ

ミフウズラまでの距離は結構近いのですが、車内から観察していたらどんどんこちらに近ずいてきます。

ミフウズラ

複雑な模様が美しいですね。

Category: 野鳥
2018年4月9日(旧暦では2018年2月24日)

今年は渡りのスタートが遅いようで鳥が少ない日々を送っていますが、やっとウズラシギが現れました。シギ、チドリの渡りは、この後が続くといいのですが…。

南部の畑には、 3月末に見て 以来、少しずつ増えてきたようで、あちこちにツバメチドリが入ってきました。喜屋武と米須合わせて7羽ほど確認できました。

カモは、三角池にはコガモのメスが3羽とハシビロガモのオスが1羽、米須海岸には、ヒドリガモがオスとメス合わせて数羽でした。

シギとチドリの仲間は、アオアシシギとセイタカシギが三角池でそれぞれ20と50。米須海岸では、ヒバリシギが十数羽、アオアシシギ数羽、ムナグロ数十羽、コチドリ、シロチドリ 、メダイチドリが少しずついました。

シロチドリは、すでに抱卵に入っているペアもいました。

ウズラシギ

やっと渡ってきたウズラシギ。三角池に数分間滞在したのちどこかへ飛び去りました。タイミングの良い出会いでした。

ツバメチドリ

ツバメチドリもやっと増え出しました。

ツバメチドリ

ツバメチドリは夏羽に変わっています。

ツバメチドリ

赤土の中でしゃがんでしまうと、なかなか見つけにくい。

シロチドリ

シロチドリは、抱卵に入っていました。

ミサゴ

三角池上空には、ミサゴがやってきますが、ほかの鳥たちは動じることはありません。

アオアシシギ / アカアシシギ

真ん中のアカアシシギを取り囲むアオアシシギたち。

セイタカシギ

三角池のセイタカシギはどんどん数を増やしています。

Category: 野鳥
2018年4月8日(旧暦では2018年2月23日)

沖縄市にある沖縄こどもの国の園内の池に毎年、キンクロハジロが数十羽やってきます。 今シーズンも昨年11月には数羽の群れを確認 し、年末には数十羽まで確認できました。そして、3月ごろには繁殖地へ旅立っていなくなってしまうのです。

こどもの国へ家族サービスで出かけると、1羽だけキンクロハジロが残っていました。羽ばたくシーンを見ると右の翼を骨折しているようでした。これでは飛べないので、仲間達が渡って行ってしまう中、1羽取り残されたのでしょう。渡れなかったキンクロハジロは、池にすむバンや飼育されているコクチョウに混ざって来場者のまく餌を食って元気にやっていました。

本来は、群れる動物なので心細いだろうなー。

4月9日追記

沖縄野鳥の会に連絡したところ、けがの状態などを確認の上、捕まえて保護するか施設と協議していただけるようです。

キンクロハジロ

たった1羽で池に残されたキンクロハジロ。

キンクロハジロ

右の翼が骨折しているようで飛べません。一生をこの池で過ごすことになるのでしょうね。

キンクロハジロ

来場者の投げ入れた鯉の餌を食うキンクロハジロ。

Category: 野鳥
2018年4月8日(旧暦では2018年2月23日)

サシバはほとんど繁殖のため本土へ渡ってしまったのですが、わずかに幼鳥が残っています。繁殖には参加しないのでゆっくりなのでしょう。

シロハラも数は少なくなりましたが、こちらはまだまだ見る機会が多いです。

しばらく安定して暖かかった沖縄地方ですが、大陸からの寒気の擾乱により寒の戻りとなり、最高気温18.0度、最低気温15.0度と冬に逆戻りしたような寒い一日でした。明日以降は、だんだん暖かくなるそうでこのまま若夏に突入です。

サシバ

残りわずかとなったサシバ。未だ残っているのは繁殖に関係のない若い個体ばかり。

シロハラ

シロハラはまだまだ残っていますが、こちらも繁殖のため間も無くいなくなるでしょう。

イソヒヨドリ

寒の戻りで日中の最高気温18度と気温が上がらず、イソヒヨドリも寒そう。

Category: 野鳥