日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2024年7月28日(旧暦では2024年6月23日)

台風3号は大きな被害をもたらすことなく通過しましたが、台湾の西側に到達しても八重山ではまだ風の影響が続いています。

田んぼではシギの数がかなり増えて、タカブシギはどこに行っても数十羽の群れ。アオアシシギやイソシギ、クサシギ、トウネン、ヒバリシギなども増えてにぎやかになっていました。

アオアシシギ

まだまだ夏羽が残るアオアシシギ。

トウネン

今季初のトウネン。

クサシギ

遠くに今季初のクサシギ。

イソシギ

イソシギも今季初です。

ヒバリシギ

ヒバリシギも増えてきました。

セイタカシギ

セイタカシギは数羽の群がちらほら。

コチドリ

コチドリも十数羽の群れで飛来。

カンムリワシ / 足環・フラッグ付き

強風の中、カンムリワシのメスが獲物を探していました。左足に「7」と書かれた黒い足環をしているので、過去に救護されたことのある「みっちゃん」ですね。今年の4月初旬に放鳥された個体で 4月5月 にも同じエリアで確認しています。

リュウキュウヨシゴイ

この時季、リュウキュウヨシゴイに会う機会が非常に多いです。縄張りから幼鳥の追い出しに入っているのでしょうか。

クロハラアジサシ

クロハラアジサシは疲れた様子で寝ていることが多かったです。

オオアジサシ

オオアジサシは漁港でゴキブリを捕まえていました。台風の雨で排水溝から流れてきたのでしょうか。

オオアジサシ

オオアジサシには魚を食ってほしいですね…。^^;

オオアジサシ

複数羽のオオアジサシが漁港周辺を飛び回っていました。どの個体も冬羽に変わりつつあります。幼鳥を連れてくるのはもう少し先でしょう。

Category: 野鳥
2024年7月23日(旧暦では2024年6月18日)

台風3号が石垣島に迫ってきています。今年最初の接近です。

あやしげな風が吹いていましたが、アカショウビンはたくさん出会えました。ツバメチドリの巣立ちは終盤を迎えているようで数がどんどん減っています。

リュウキュウアカショウビン

いつもの林道を流すと短時間で数羽のアカショウビン。

リュウキュウアカショウビン

こちらは自宅近くのアカショウビン。巣立ったヒナたちは分散したようで見当たりませんでした。

ツバメチドリ

ツバメチドリ幼鳥。換羽が進んでいます。

ツバメチドリ

こちらはまだまだフレッシュな幼羽が残っています。

タカブシギ

タカブシギは日を追うごとに数を増やしています。

Category: 野鳥
2024年7月14日(旧暦では2024年6月9日)

アオバズクが巣立ちました。カップル成立が例年より遅かったので巣立ちも遅れました。カップルのどちらかが変わったのでしょうか。

アカショウビンはどこも巣立ちが終わって、親鳥たちはほっと一息。巣立ったヒナたちは親の縄張りに止まっていますが、獲物は自分でとっています。

リュウキュウヨシゴイも子育て終わり、あちこちの田んぼで幼鳥が出だしています。ムラサキサギも独り立ちした幼鳥が田んぼに現れだしました。アカガシラサギやクロツラヘラサギは秋の渡りで飛来しています。

シギやチドリは少しずつ動きだしています。秋の渡りが本格化するにつれ、どんどん数と種類を増やしていきます。

アジサシ類は子育て真っ最中。エリグロアジサシは孵化後1週間から2週間程度たったヒナたちの姿が見えだしました。

リュウキュウアオバズク

今季、最後の巣立ちとなったアオバズク。巣内にはまだ残っていました。

リュウキュウアカショウビン

子育てを終えたアカショウビン。警戒心ゼロ個体。

リュウキュウアカショウビン

上と同個体。枝の下を車で通過してもこのリラックスぶり。座ってしまいました。

リュウキュウヨシゴイ

リュウキュウヨシゴイのオス。婚姻色は消えましたが美しい夏羽は残っています。

アカガシラサギ

夏羽からわずかに冬羽が出ているアカガシラサギ。

ムラサキサギ

ムラサキサギの幼鳥。あちこちで見られます。

クロツラヘラサギ

クロツラヘラサギは数日前から2羽で滞在中。

クロツラヘラサギ

獲物をとらえたクロツラヘラサギ。畔沿いを歩きながら何かを捕まえていました。

アオアシシギ

アオアシシギは数羽で飛来。関羽の進み具合はばらばらでした。

アカアシシギ

アカアシシギ第1回夏羽。

コチドリ

コチドリは10羽ほどで到着。到着したばかりで疲れた様子でした。

カルガモ

親を失って3羽で育っているカルガモ。バンの親子が現れると恋しそうについていくのですが、置いてきぼりにされていました。

リュウキュウツバメ

リュウキュウツバメの巣立ちビナ。田んぼに水を飲みにきていました。

エリグロアジサシ

孵化後10日から2週間ほどのエリグロアジサシのヒナ。見えるだけで2ペア3羽いました。

Category: 野鳥
2024年7月9日(旧暦では2024年6月4日)

自宅近くで子育てしていたリュウキュウアカショウビンは、いつの間にか巣立っていました。飛べるようになったヒナを3羽確認。

ズグロミゾゴイも巣立ち。巣立ちしてしばらく経っている幼鳥を2羽確認。リュウキュウヨシゴイは水のある田んぼに幼鳥が3羽ほど。親鳥の鳴き声も聞こえていました。

ツバメチドリは私有地の採石場で繁殖したようで、成鳥と幼鳥が合わせて30羽ほどいました。コチドリの幼鳥も2羽。石垣島で繁殖している可能性もありますね。

リュウキュウアカショウビン

自宅と目と鼻の先のアカショウビンは昨年に続き、3羽ほど巣立ちました。

ズグロミゾゴイ

巣立ちして数日のズグロミゾゴイ。

リュウキュウヨシゴイ

リュウキュウヨシゴイの巣立ちビナは3兄弟がいました。

ツバメチドリ

ツバメチドリは繁殖成績がよく、巣立ったヒナが多く確認できました。

ツバメチドリ

この個体は翼を痛めているようでしたが、軽症のようなので心配ないでしょう。

ツバメチドリ

ツバメチドリの成鳥。冬羽に変わりつつあります。

コチドリ

コチドリの幼鳥。2羽いました。石垣島内で繁殖してる可能性もありますね。

ヒバリシギ

ヒバリシギ夏羽。

ヒバリシギ

ヒバリシギ第1回夏羽。

ケリ

ケリの第1回夏羽。

Category: 野鳥
2024年7月5日(旧暦では2024年5月30日)

2年前、繁殖しているところを確認した標識付きのリュウキュウコノハズク を2年ぶりに再確認。

この個体はメスで、2021年に波照間島で研究のため標識をつけられた134個体のうちの1羽でした。2023年9月23日付の新聞にも掲載しました。

引き続き、観察できるといいですね。^^

リュウキュウコノハズク / 足環・フラッグ付き
リュウキュウコノハズク / 足環・フラッグ付き

2023年9月23日付の新聞記事。島間移動を初めて証明した貴重な個体です。

Category: 野鳥