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シロチドリ求愛、交尾

2018年4月2日

昨年も多くの可愛らしいシロチドリのヒナが巣立っていった 造成地で、今年も繁殖が始まりました。昨年は、遠くから確認できるだけで8巣が作られ24羽以上のヒナが誕生しました。ことしも無事に多くのヒナが育つことを願うのですが、ついにボーリング調査が入ってしまったので、この地も間も無くアスファルトとコンクリートで塗り固められてしまうことでしょう。

屋上にシロチドリやコアジサシが営巣できる環境をつくるなどして、東京都下水道局森ヶ崎水再生センターの様に彼らの住処が確保できるといいのですが…。

4月3日追記

翌日、同じ場所へ行くと工事が本格化してシロチドリは一羽も見えなくなっていました。近くを探すとレンタカーの駐車場の端っこで途方にくれたシロチドリが数羽いました。ことしのここでの営巣はかなり厳しい感じです。

2羽のシロチドリが追いかけ合ったりしていると思ったら、オスが片方の翼をメスに見せつけるような行動をしていました。求愛ですね。

オス(右)は翼を見せたり尾羽を持ち上げたりしてメスにアピール。

メスが姿勢を低くした。交尾の前兆です。

オスがメスの背中に飛び乗りました。交尾です。

鳥の交尾は短時間なのが常ですが、このペアは1分30秒ほど交尾していました。

交尾直後のオス(左)とメスのシロチドリ 。

シロチドリやコアジサシが繁殖したり、昨年の今ごろは、 コシャクシギオオチドリ もやってきました。他にもオオメダイチドリ、メダイチドリ、ムナグロなどが渡りの中継地に使っていた土地なのですが、ついに開発が始まるようです。

レンタカーの駐車場に数羽のシロチドリが避難していた。

工事が本格化し、重機も車両も人も増えてシロチドリは姿を消した。