日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2022年11月17日

石垣島にも越冬組の小鳥が増えてきました。

そんな中、見つけた変なジョウビタキ。最初はオスの幼鳥が第1回冬羽に変わりつつあるのかと思いましたが、そうでもないようで、メスタイプの変な羽衣の個体という可能性も指摘されています。いずれにせよ興味深いジョウビタキでした。

川沿いの茂みにはムジセッカがそれなりの数でやってきているようでした。写真はなかなか撮れないですね。

シベリアアオジはサトウキビ畑に結構な数が潜んでいました。アオジっぽい個体も混じっていました。

喉のあたりがオス成鳥の姿に変わる途中かと思ったのですが、羽が抜けてしたの黒い部分が露出しているようです。それでも目の上からえらの辺りにかけての白っぽい羽毛はオスのように見えます。

ただ、ジョウビタキは幼羽から第1回冬羽に代わる時、オス個体は鮮やかなオレンジの羽が出るようです。この個体は一部オレンジがかっていますが、ほかは茶色です。

2022年11月14日

2018年から石垣島で毎年、越冬している暗色型のサシバ が今年もやって来ました。最初の年は幼鳥だったので、今年で5歳になります。少しずつ警戒心が弱くなり、今年はかなり近くで観察できるようになりました。

2015年に石垣島に初めて現れて 以来、順調に繁殖を重ねていまや石垣島内のあちこちで見ることができるカタグロトビはついに、町中へも進出して来ました。この日は真栄里にあるマックスバリュ上空で2羽が連れ添って飛ぶのを確認。石垣市役所東側の荒地で餌取りしているのもよく見かけます。

石垣島に越冬に訪れたブラックサシバ。5年目の飛来となります。例年、3月ごろまで滞在します。

2022年11月8日

約2年ぶりにコハクチョウが飛来しました。前回は春になるまで滞在したけど、今回はいつまでいるのか。警戒心はほとんどないので、長逗留してくれるとうれしいですね。

カンムリワシの動きが繁殖期を前に活発になっています。鳴き交わす声や縄張り上空を飛翔する姿をよく目にするようになりました。

アカガシラサギは複数箇所で越冬中。草むらに入ると同化して見つけにくいです。

オオバンが11月に入り、一気に増えました。一昨年はオオノスリによく襲われていました。今季はチュウヒ、ハイイロチュウヒ、ハヤブサが滞在しているのでオオバンにとっては気の抜けない越冬になりそうです。

シギはアオアシシギやコアオアシシギ、セイタカシギ、ヒバリシギ、タシギ、タカブシギあたりが滞在中です。

今季初のオカヨシガモを確認。ダムにはキンクロハジロやヒドリガモも増えてきました。

2年ぶりのコハクチョウ。あまり警戒心はない模様。

2022年11月6日

昨年 に続き、今年もアカツクシガモが飛来しました。今季は2羽で警戒心が非常に強いです。

先日のベニバト は滞在10日になりました。天候が悪くて移動できないと思われます。

10月26日から滞在のソリハシセイタカシギ も逗留中。こちらも滞在10日になります。

警戒心が強く、レンタカーに攻められるたびに飛び上がっていました。

2022年11月3日

石垣島で初記録となるカンムリオウチュウが現れました。強い風と雨の中、飛んでいる(飛ばされてくる?)虫を捕まえていました。オウチュウよりも体はひと回り大きく、がっしりとしていて、羽毛の光沢は太陽が出ていないにもかかわらず、かなり強い感じでした。

カンムリオウチュウは2000年に日本初記録として与那国島に飛来。以降、沖縄本島や本島周辺離島で数例が確認されています。

日本産オウチュウ属は、今回のカンムリオウチュウで3種コンプリート。国内未記録種のヒメオウチュウの飛来にも期待がかかります。

仕事中、仲間内の連絡網に「カンムリオウチュウ確認」と着信。そわそわしながら、仕事を終えると連絡から2時間遅れでなんとか現場へ到着。強い雨と風の中、カンムリオウチュウの姿を見ることができました!!

第一発見者の 石垣島BIRD観察 さんのおかげでライフリストも増えました。^^

2022年10月30日

イエスズメが2年連続で石垣島に飛来しました。 昨年は、11月3日にパイナップル畑 。今回は田んぼでの確認です。

稲刈りが進み、ベニバトが見やすくなってきました。

田んぼにコオバシギが入っていました。海岸で見ることがほとんどですが、田んぼにもたまに入るようです。

昨年に続き現れたイエスズメ。沖縄県内では 2018年に沖縄本島の糸満市で本島発記録としてオス を見つけて、昨年(2021年)は石垣島中部でメスを発見。今回は残念ながら自力での発見でなく、島外からのバードウオッチャーが発見しました。

2022年10月28日

ベニバトを見る機会が増えてきました。ソリハシセイタカシギも複数場所に現れています。

ヨシゴイは昨年同様に多いようです。ちなみに 昨年の11月はタカサゴクロサギ、オオヨシゴイ、ヨシゴイ、リュウキュウヨシゴイと1カ月の間に日本産ヨシゴイ属全てをコンプリート するという奇跡の年でした!!

石垣島で残っているジシギはほぼタシギとなってしまいました。

ベニバトのオス。

2022年10月26日

弊紙読者の方が17日に石垣島初記録として観察したクロヅルはまだ滞在していました。無事に写真に収めることもできました。^^

鹿児島出水平野で見たクロヅル は虹彩の色が濃いオレンジだったのですが、今回の個体の虹彩は薄い黄色。これはクロヅルの年齢によるものなのか、亜種による違いなのか、それとも個体差なのか気になるところですね。

ちなみにこの秋は、石垣島初記録が 先日のヒメカッコウ に続き、2種目となりました。昨年は11月以降が過去に例を見ないほどにフィーバーした石垣島の野鳥界ですが、今年は、この2種含め、さらにすごいことになっています!!

出勤しがてらのぞいてきたら、 3日前に見つけたコシャクシギ も元気に滞在中でした。

石垣島にクロヅル。数日前まで吹き荒れていた北寄りの風で吹っ飛ばされてきたのでしょうか?

2022年10月23日

仕事の移動中にコシャクシギを見つけました。こんな時のために社用車には常に600ミリレンズを積んでいます。コシャクシギはムナグロの群れとともに牧草地で餌を探し回っていました。近くにはツバメチドリ2羽もいました。

別の田んぼではカリガネ、ヒシクイ、マガンが滞在中。今季初のオナガガモも飛来していました。

コシャクシギの成鳥夏羽後期。

2022年10月22日

今季6羽目のカンムリワシ幼鳥を見つけました。警戒心の薄い個体で近距離で観察することができました。採餌に差し支えるので、幼鳥の場合は短時間の観察に留めます。

田んぼではチュウヒが現れてレンカクを驚かせていました。 10月12日から滞在中のレンカク は稲の中に入って出てこなくなってしまいました…。

美しいカンムリワシの幼鳥。

2022年10月22日

ベニバトがオスとメスで飛来。収穫前の米をキジバトとともに食っていました。

今季初のノビタキを水田地帯で確認。強い風の中、枝から枝へと飛び移りながら餌をとっているようでした。

ガン、カモが増えてきました。特に今季はシマアジを多く確認します。沖縄では珍しいマガモも飛来しました。カリガネ2羽は滞在2週間となりました。ヒシクイ、マガンと合流して26羽の大所帯となっています。

ベニバトのオス成鳥。電線と田んぼを行ったり来たり。

2022年10月21日

アメリカウズラシギはたまに猛禽に脅されながらも元気に田んぼで滞在中です。

ホシムクドリは今季初確認。タシギの群れについて回っていました。よくあるケースらしい。ずいぶん大きさは違うけどなんでだろ? 羽色の金属光沢が似てるから親近感で?

ムネアカタヒバリ主体の群れにマミジロタヒバリ、セジロタヒバリ、ヒバリが混じっていましたが、チョウゲンボウが2羽付近にいてなんどもぶっ飛ばされる。3時間で写真撮れたのはムネアカタヒバリ3羽のみ!!

滞在中のアメリカウズラシギ幼鳥。

2022年10月20日

昨日 に続き、今季2羽目のアメリカウズラシギを発見しました。今回はいい条件で観察、撮影することができました。

今季初となるタゲリは10羽ほどの群れで、全てが幼鳥でした。石垣島でこの時期に見られるタゲリはほとんど幼鳥です。

写真は撮れませんでしたが、ベニバトやセジロタヒバリ、ヒバリなども確認できました。

今季2羽目の発見となったアメリカウズラシギ。昨日同様にこちらも幼鳥でした。

2022年10月19日

今季初となるアメリカウズラシギを見つけました。ムネアカタヒバリも増えてきましたがまだまだ写真は撮りにくいです。

今季はシマアジが多いようであちこちの田んぼで確認されています。

台風かと思うような強い北風が吹いているのでツバメたちは農道に降りて休んでいました。

今季初のアメリカウズラシギ幼鳥。

2022年10月18日

10月12日に見つかったレンカク は発見から6日たったいまもまだ滞在中です。トラクターの農作業が入りましたが、あまり気にしていない様子で餌をとっています。

カリガネ2羽も逗留中で、こちらは10日目になります。相変わらずヒシクイと行動をともにしています。マガン12羽も飛来して一時は合流したのですが、結局別れて過ごしています。

レンカク幼鳥。トラクターを恐れることなく、作業で浮いてきた獲物を捕まえていました。

2022年10月15日

気温が下がり、カモたちが増えてきました。今季初のハシビロガモとヒドリガモを確認。 ハシビロガモは7月にも飛来 しましたが、渡りとしては今回が初でしょう。

シギ類の渡りのピークはすぎましたが、それでも田んぼにはオジロトウネンやトウネン、ヒバリシギ、チュウジシギ、タシギ、ヒバリシギ、タカブシギ、アオアシシギなどが滞在中です。

今季初のハシビロガモ。オス幼鳥。

2022年10月13日

レンカクの幼鳥が田んぼに飛来しました。小さな巻貝などを食っている様子でした。例年なら10月下旬から11月上旬にかけてやってくるので今年は少し早いようです。

レンカクの幼羽から第1回冬羽へ移行中。

2022年10月12日

サシバの渡りが始まっています。まだ序盤ですが、すでに渡りは本格化してきており、この日は、午後4時ごろには視界に入る空一面にサシバが飛んでいる状態となりました。

市街地上空を飛ぶサシバのメス成鳥。