カタグロトビ、リュウキュウアカショウビン、リュウキュウアオバズク、リュウキュウツミの子育ての様子を確認してきました。
近所のカタグロトビは先日、3羽が巣立ち。営巣木付近をうろうろしながら親鳥からエサをもらったりして狩りの練習中。すぐそばではツミが営巣中。きょうはオスもメスも巣の外にいたのでヒナが大きくなっているのかもしれません。カタグロトビとツミはすぐ近くでの繁殖ですが、お互いに全く干渉しないのが不思議です。ほかのエリアのツミはすでに親元を離れているのもいます。
アカショウビンの子育ても順調のようで親鳥が巣のヒナへ持ってくる獲物が日に日に大型になっています。
アオバズクも観察している数カ所で順調のようで昼間、オスもメスも巣外に出ているペアも出てきました。巣の中のヒナが大きくなっている証拠です。また、きょう自宅近くで新たに見つけたアオバズクの巣は外から丸見えで高さもそれほどないので観察が楽しそうです。今季は巣内が見えるアオバズクは2ペア。以前、オオタニワタリの上や公衆トイレの床、アパートの階段下の地面などの営巣も見たことがあります。アオバズクはいろいろな所で繁殖しますね。^^;
今季、自宅から徒歩圏内で繁殖が確認された主な鳥類はカタグロトビ、ツミ、アカショウビン、アオバズク、コノハズク。鳴き声や行動からキンバト、ズアカアオバト、オオクイナ、シロハラクイナも繁殖していると思われますが、巣は見つけられず…。
カタグロトビの親鳥は主に朝と夕、子どもたちへエサを運んできます。ネズミの割合が多いです。
夕方、リュウキュウツミとリュウキュウアオバズクの繁殖状況を確認。順調です。
自宅近くで抱卵中のリュウキュウツミ とペアになっているオス。
子育て中にもかかわらず、昼間の見張りが見つからない不思議なリュウキュウアオバズクが今夜は、雌雄そろって夜の見張りをしていました。どちらがオスでどちらがメスなのか分かりにくいペアなので今後、検討してみます。
アオバズクを確認した後、リュウキュウコノハズクのポイントへ到着すると早速コノハズクを発見したのですが、何か闇の方から聴き慣れない叫び声がします。懐中電灯片手に車を降りて声のする方へ行ってみると高さ3メートルほどの木の根本から「ギャーギャー」という声。よくよく調べてみるとヤエヤマオオコウモリの幼獣が草の中に落ちていました。
親も近くにいるのですが、地面に降りることができないようで木にぶら下がって心配そうに幼獣を眺めているばかり。仕方がないので親指にあたる翼から飛び出た爪をつまんで草むらから引っ張り出した上で三脚を使い、木の枝へぶら下げることに成功しました。しばらく見ていると親がやってきて感動の再会を果たし、暗闇へ消えていきました。
クマネズミほどのサイズの小さな幼獣でしたが、翼から伸びる親指の爪と足の爪のゴツさと鋭さに驚きました。これはとても素手ではつかめないですね…。
救助中、何より怖しかったのは、私の頭上を「バッサ、バッサ」と終始、飛び回る母親オオコウモリでした…。^^;
メスだと思われるアオバズク。
久しぶりにまともなバードウオッチング。と言っても昼過ぎまでと夜に少しだけ自宅周辺を回っただけですが…。
リュウキュウアオバズク、リュウキュウコノハズク、リュウキュウアカショウビンの子育ては順調に進んでいました。
カンムリワシも子育て中ですが、こちらは警戒心が非常に強くとてもじゃないけど近寄れません…。
リュウキュウキビタキやサンコウチョウの声も減りました。写真はありませんが、キンバトも数個体に出会えました。こちらも子育て真っ盛りです。
海岸ではコアジサシやエリグロアジサシ、ベニアジサシたちが繁殖中ですが、そこまで回る時間はありません。^^;
見返りコノハズクのオス。観察しているペアのうち、ここの巣立ちが一番早そうです。
所用で久しぶりに家族で沖縄本島へ行ったついでに鳥見。やんばるではリュウキュウオオコノハズクやノグチゲラ、ホントウアカヒゲ、ヤンバルクイナなどが観察できました。
オオコノハズクは鳥見開始後、まもなく見つけましたが写真には撮れず。この日は、オオコノハズク、コノハズクともに出が悪く、両種とも1度観察できただけでした。
ノグチゲラはヤマモモが大量に実っており、その付近で合わせて6羽観察。しかし、こちらも枝や葉にじゃまされて写真に残すことはできませんでしたが、家族で連れそう姿なども見られました。
ホントウアカヒゲは林内を散歩しているとあちこちから鳴き声が聞こえてきますが、時間帯が悪く姿がはっきり見えたのは2羽だけでした。
リュウキュウアオバズクは子育て真っ最中で複数のペアを見ることができました。
帰りに寄った古宇利島では付近の岩礁でエリグロアジサシやベニアジサシがコロニーを形成して子育てをしていました。暑くて写真は撮る気になれませんね…。^^;
リュウキュウマツでお休み中のヤンバルクイナ。
先日見つけたリュウキュウコノハズク が産卵したようでメスが、樹洞に入っていました。コノハズクの雌雄の違いはよく分かりませんが、これまで観察してきた中での傾向から先日撮影した個体はメスだと判断していましたが当たっていたようです。^^
リュウキュウアオバズクも石垣島各所で抱卵に入っています。現在、3ペアを観察中。先日、抱卵に入ったと思われるアオバズク情報をスポッターさんから聞いたので見てきましたが、巣内はもぬけのからで付近にアオバズクの姿もありませんでした。数日前の大雨で営巣をやめたのかカラスの被害にあったのか…。
林道や公園ではカンムリワシやズグロミゾゴイに出会うことができました。林道ではキンバトを観察する機会が多いですが、こちらもそろそろ抱卵に入る時期と思われます。
抱卵中のコノハズクのメス。人の気配がするので巣穴から顔をのぞかせたのでしょうか?