日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2017年6月21日(二十四節気の夏至、旧暦では2017年5月27日)

沖縄では昨日、夏至南風が吹きました。明日ぐらいには梅雨も明けることでしょう。夏至南風とは、沖縄で梅雨明けごろに吹く南寄りの強い風のことです。沖縄方言ではカーチベー、八重山方言ではカーチバイといいます。ちなみにMacでは「かーちべー」で変換できます。^^

アジサシの仲間もこのころから増えだし、きょうは、エリグロアジサシとベニアジサシの100羽以上の群れが、うるま市の海中道路から見られました。また、近くの漁港でも数十羽の群れがいくつか確認できた。

これから、積乱雲が立ち上る夏の空と真っ青な海にアジサシが似合う季節になります。^^

エリグロアジサシ / ベニアジサシ

エリグロアジサシとベニアジサシの群れ。8割ぐらいがエリグロアジサシでした。

エリグロアジサシ / ベニアジサシ

漁港内にもエリグロアジサシとベニアジサシ。

エリグロアジサシ

エリグロアジサシ。ベニアジサシは、あまり近くを飛んでくれませんでした。

Category: 野鳥
2017年6月10日(旧暦では2017年5月16日)

昨年、ズアカアオバトが営巣していたポイントで、ことしも営巣が確認できました。昨年は、2ペアともモクマオウの高い所への巣がけだったので、ヒナの姿など確認することはできなかった。

今回は、フクギに巣を作っていた。高さは、3メートルほどだけど葉っぱの密度が高くてかなり観察は困難。^^;

巣内に2羽で入り、さえずりとは全く違う独特の小さな鳴き声で絆を強めあっていた。産卵はまだだと思われるので引き続き観察してみたい。巣立ちも見たいなー。

ズアカアオバト

巣の前であたりを警戒するズアカアオバトのオス。

ズアカアオバト

オスの尾羽とメスの顔の一部が葉っぱのわずかな隙間から見えます。ズアカアオバトはいつも込み入った葉っぱの間に巣を作ります。

ズアカアオバト

巣に座るズアカアオバトのオス。

Category: 野鳥
2017年6月8日(旧暦では2017年5月14日)

公園を歩いていると私の背より低いところにいい感じの樹洞がありました。「こんな人通りの多いところでまさかねー」と樹洞をのぞいてみるとアオバズクが飛び出しました。全く予想もしていなかったので腰を抜かした。^^;

親鳥がいなくなった巣穴をもう一度見てみると白い卵が4個あった。念のため親鳥が戻るのを物陰から見守っていると15分後ぐらいしたところで戻ってきました。一安心です。家から近い公園なので巣立ちはぜひ確認したいですね。

現在、アオバズクの営巣はきょうのを含めて6巣を観察中。

6月22日追記

梅雨の終わりがけに連日続いた大雨により、巣が浸水し営巣放棄となりました。来年に期待。

リュウキュウアオバズク

巣から飛び出したメスは無事に帰ってきて抱卵に戻りました。一安心。

物陰に隠れながらの撮影でしたが、こんな時、シャッター音を小さくする「ソフト連続撮影」が役に立ちました。アオバズクは、こちらの気配に全く気づくことなく巣に入りました。^^

リュウキュウアオバズク

アオバズクのオス。体を細くし、半身の構えを見せているので警戒しています。^^;

リュウキュウアオバズク

こちらは4日前に撮影した別の場所のアオバズク。すでに抱卵に入っている。

リュウキュウキジバト

近くには、巣立ってしばらく経っているキジバトを見つけた。

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2017年6月8日(旧暦では2017年5月14日)

数日前に芒種を迎えた沖縄は、梅雨真っ盛りのはずなのですが、ここ数日いい天気です。しかし、梅雨明けはまだ先になりそうな予報。

職場からほど近い公園をのぞいてみると駐車場近くにツミがちょうど巣作り中でした。松やモクマオウの葉をちぎっては巣に運んでいた。

この巣を合わせて4巣を観察中ですが、見やすいのは今回見つけた営巣です。警戒心も強くないので時間の許す限り観察できそうです。

ツミ

巣材の松の葉を持ってきたツミのメス。

ツミ

餌乞い鳴きでオスを呼ぶツミのメス。オスも現れましたが、一瞬だったので撮影には至らず。

ツミ

4日前に撮影した別の場所のツミの若いオス。

ツミ

上のオスとペアのメス。写真右上に巣の陰からくちばしと鼻が見える。4日前に撮影。すでに抱卵に入っているようです。

近くにカラスの巣があった。下の通路を人が通るたびにモクマオウの葉をちぎっていた。かなりイライラしている様子。

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2017年5月28日(旧暦では2017年5月3日)

牧草地に巣立ちから1〜2日経過したセッカのヒナが5羽いました。セッカは一夫多妻なのでオスは子育てに参加しません。メス親はヒナへの餌を運びに、オス親は縄張りに入ってきたよそ者のセッカを追い払うのに大忙しでした。

ヒナに持ってくる餌は、ほとんどがカマキリの幼虫で、たまにクモを捕まえてくるようです。ヒナたちは、目の前をハエなどが飛ぶと反応して目で追っていた。生まれながらにしてなかなかの動体視力を持っているようだ。

セッカの巣立ちしたヒナたちは、通常、草むらの中に紛れて観察、撮影ともに難しいのですが、この牧草地は、巣立ち直後ぐらいに草が刈られたようで比較的見やすかった。草刈りが数日早かったら巣立ちもできなかった可能性があります。巣立ち、発見ともに絶妙のタイミングでした。^^

ミフウズラの親子も期待したのですが、1ペア見ただけに終わりました。

セッカ

カマキリをもらったセッカのヒナ。右は親鳥。

セッカ

セッカの親鳥(上)とヒナ。こんな開けたところに止まるのはまれ。

セッカ

セッカのヒナ。ヒナのころから「セッカ立ち」。

セッカ

セッカ親鳥。小雨が降っていましたがせっせと子育て。

セッカ

セッカのヒナ2羽。

セッカ

右下の親鳥に餌をねだるが、すでにほかのヒナに餌を与えてしまった。

セッカ

草むらの中で餌をもらうセッカのヒナ。

セッカ

運んできた獲物はまたカマキリの幼虫。

セッカ

セッカのメス親。子育てするのはメスだけ。

セッカ

セッカの親。

セッカ

トウモロコシの葉に止まりました。

セッカ

刈られた草の上に立つセッカのヒナ。

セッカ

セッカのヒナが3羽写っています。

Category: 野鳥