2017年8月8日(旧暦では2017年6月17日)
8月6日に落ちているのを見つけて元の巣へ戻したアカショウビンのヒナ3羽 は、 昨日、再び巣から1羽が落ちていて 、迷いながらもそのままにしてきました。やはり、その後が気になるのできょうも確認してきた。
落ちてそのままにしたヒナは、ほとんど同じ場所にいたが、親から餌をもらっているようで元気にしていた。羽を覆っている鞘も割れてきて、アカショウビンらしい赤い羽が見えるようになってきました。^^
昨日は、巣内にいた2羽のヒナも落ちたようでしたが、鳴き声はすれど、姿を探すことはできませんでした。しかし、親鳥は頻繁にやってくるので藪の中で餌はもらえているようです。
リュウキュウアカショウビン
昨日から外にいるヒナは、羽を覆う鞘も弾けてアカショウビンらしくなってきました。^^
少し前にスコールがあったのですが、なんとか無事に斜面で過ごしているようです。
リュウキュウアカショウビン
リュウキュウアカショウビン
木が鬱蒼とした暗い場所なので思うようには撮れませんね。
リュウキュウアカショウビン
このアカショウビンは、通行人が通ると逃げるのですが、しばらくすると帰ってきて同じ枝に止まってはヒナの様子を見ていました。
リュウキュウアカショウビン
リュウキュウアカショウビン
来年はもう少し壊れにくい営巣木を探してくれよ。^^;
2017年8月7日(二十四節気の立秋、旧暦では2017年6月16日)
きょうは、二十四節気の一つ立秋ですね。シギやチドリの渡りが気になるのですが、 昨日、救助したアカショウビンのヒナ3羽 が心配で、きょうも仕事の合間に見てきました。
現場に午後1時ごろ到着すると昨日、巣に戻したヒナの3羽の内の1羽が巣から2メートルぐらい離れた場所にまた落ちていた。^^; 残りのの2羽は巣の中にいました。
石垣島でアカショウビンの営巣を誰よりも見ているであろう方に相談すると、難しい判断だけど昨日戻してまた出てるなら、そのままにした方がいいのではということになりました。この場所は、人は通るけど、野良猫などは一度も見たことがないので親鳥の愛情に賭けました。
営巣木から離れたところで見ていると、親鳥は巣の方へ何度か飛んで行ったので営巣放棄はしていないようです。ただ、このアカショウビンのペアは警戒心が強いので餌を持ってきたのか? 巣の外のヒナにも餌を与えているのか? までは見ていた場所からは陰に隠れてしまうので分かりませんでした。
リュウキュウアカショウビン
遠くから見ていると親鳥が目の前の木に止まった。警戒心の強いアカショウビンなので一瞬の出来事でした。
リュウキュウアカショウビン
リュウキュウアカショウビン
久しぶりにアカショウビンが撮れた気がする。それぐらい沖縄本島のアカショウビンは警戒心が強い。八重山とは大違いだ。
リュウキュウアカショウビン
リュウキュウアカショウビン
動かなければ地面にまぎれてなかなか気づかない。胸の羽もかなり伸びている。
リュウキュウアカショウビン
昨日戻したヒナ3羽のうち2羽は巣内にとどまっていた。
2017年8月6日(旧暦では2017年6月15日)
順調に育っていたアカショウビン がそろそろ巣立ちかと見に行ったら、なんと巣の中にいるはずのヒナが全て外に放り出されていた。巣の入り口の反対側には大きな穴も開いていた。カラスの仕業なのだろうか? ツミがアカショウビンの巣を襲う場面は8年前に石垣島で観察 しているのですが、彼らは、巣穴から足を器用に突っ込んでヒナをつかみ出していた。 4年前には、サンコウチョウの巣がツミに襲われかける のも見ました。これも石垣島。
現場に着いた時は、アカショウビンの親が、巣の正面の枝に止まっていたので、無事に巣立ちしたのかと思いましたが、聞こえてくるヒナの鳴き声が巣立ち後特有のものとは少し違う。あたりを念入りに探してみると3羽のヒナが見つかりました。
急斜面に巣を構えているので、木につかまりながら池に転落しそうになりながらの捕獲でした。見つかった3羽のうちの1羽は、斜面下の池まで転落し、その後自力で陸に上がったようで、池の波にげずられたくぼみに隠れていた。水面とほとんど同じ高さなので雨が降ったら水没するようなところです。
この巣には4羽いたのですがもう1羽はどうしても見つからず。あまり長時間巣の周りに滞在して営巣放棄したら元も子もないので、その1羽は諦めました。
リュウキュウアカショウビン
巣の中にいる時は、今日ぐらいが巣立ちだと予想していましたが、この感じだと、巣立ちにはあと数日かかる見込み。
リュウキュウアカショウビン
分かりにくいですが、2羽目、3羽目も無事に救出。
巣立ち直前になるとこのピンフェザーが弾けて中から羽毛が出てきます。巣内で羽が汚れない仕組みなんですかね。
リュウキュウアカショウビン
池に一度落ちて自力で陸に上がったアカショウビンのヒナ。写真の下に池の水が迫っています。
「ここのヒナたちは巣だったら池に落ちるだろうね」「でも、泳げるから問題ないでしょう」なんて先日、友人と話していたのですが、まさか巣立ち前に落ちてしまうとは…。^^;
リュウキュウアカショウビン
巣に戻したヒナ。いつもは、親に餌を一番にもらおうと巣の入り口からヒナたちが見えるのでうが、かなりびびっているようで巣の壁に張り付いていました。
リュウキュウアカショウビン
入り口の反対側に大きく開いた穴。向こう側が丸見え。こんな大きな穴を開けるのは何者の仕業だろうか。
2017年8月2日(旧暦では2017年6月11日)
先月、見つけたアカショウビンの巣 で4羽のヒナが孵化していました。孵化後、2週間程度なので巣立ちは8月6日ごろの予定です。
時間がないので1時間程度しか観察出来ませんでしたが、2回餌を運んできました。2回ともオスと思われます。獲物はカニでしょうか。ここのポイントは海や河口からは遠いので池のカニのようです。
リュウキュウアカショウビン
獲物を持ってきたアカショウビンの親鳥。警戒心が非常に強く、かなり離れた場所から茂みに隠れて撮影。さらに逆光で条件が悪かった。^^;
リュウキュウアカショウビン
リュウキュウアカショウビン
遠い、暗い、逆光の三重苦で画質が悪く、持ってきた獲物が何か分からない。
カワセミ
池では、カワセミがアカショウビンの巣の前を行ったり来たりしていた。カワセミもどこかで営巣している可能性がある。
2017年7月29日(旧暦では2017年6月7日)
福岡県の実家に子どもと帰省していた妻を迎えに行きがてら、佐賀県の有明海に面する東よか干潟に行ってきました。ラムサール条約湿地に登録されていて、鳥屋の間では大授搦と呼ばれており、シギやチドリの仲間の日本一の飛来数を誇る干潟です。
秋の渡りには少し早かったようで、ダイゼンとハマシギぐらいしかいませんでした。
干潟には、7月5日に九州を襲った大豪雨により海に流された流木が大量に漂着していた。17日には、この付近で女性の遺体が2体見つかったそうだ。冥福を祈る。
2泊3日の間、被害のひどかった朝倉市や日田市なども立ち寄った。重機などが入り復旧に向けて作業が進んでいた。大授搦にも重機が数台入り、漂着物の除去を行なっていた。
ダイゼン
ダイゼンは、流木を取り合いケンカが絶えない。^^;
ハマシギ
ダイゼン
ダイゼン
この日は、大潮であっという間に潮が満ちてきて流木も沈んでしまった。ダイゼンは、最後まで場所の取り合い。
九州大豪雨で流れ着いた漂着物が干潟を覆っていた。奥には、漂着物を撤去する重機が見えます。