2017年12月23日(旧暦では2017年11月6日)
具志干潟はミサゴの良好な狩り場となっています。今日は、4羽のミサゴがドボンドボンと飛び込み、ボラやフエフキダイの仲間などを捕まえていた。狩りの上手な個体は、2匹のボラを一度の飛び込みで掴んでいました。
タイミングがちょうど良かったようで、30分の間にミサゴの狩りが終わり食事タイムに入ってしまいました。こうなるとミサゴは魚を食い終わるまで飛びません…。^^;
ミサゴ
フエフキダイの仲間でしょうか。マングローブの陰に運んで食っていました。
ミサゴ
こちらは丸々と太ったボラをゲット。片足でつかんでいます。
ミサゴ
ミサゴ
ミサゴ
こちらのミサゴは一気にボラを2匹捕まえました!! しかも片足で掴んでる!!
ミサゴ
大きなフエフキダイの仲間と思われる魚を捕まえたミサゴ。
2017年12月22日(二十四節気の冬至、旧暦では2017年11月5日)
今日は、一年のうちで一番昼の時間が短い冬至でした。本土では、カボチャを食ったりゆず湯に浸かって体を温めたりしますが、沖縄では「トゥンジージューシー」を食ってこれからやってくる寒さに備えて体力をつけます。沖縄では湯船に浸かる習慣はないので、ゆず湯のようなものはありません。^^;
さて、 8月に漫湖干潟で見つかったナンヨウショウビン はあれから4カ月が経ちました。今年のナンヨウショウビンの見納めにと久しぶりに見に行ってきました。
換羽が進んでいるようにも見えますがどうなんでしょう。
昼過ぎに到着すると、すでにナンヨウショウビンはお気に入りのマングローブに止まって潮が引き、干潟に現れる獲物のカニを待ち伏せしていました。数時間のうちに何度かカニを捕まえました。
いつもの撮影ポイントのとよみ大橋からは死角になる場所だったので、干潟の木道から回って正解でした。^^
ナンヨウショウビン
潮が引き現れた干潟でカニを捕まえたナンヨウショウビン。
ナンヨウショウビン
カニをくわえたまま、お気に入りの枝へ帰ります。肩羽と雨覆羽の色は微妙に違います。
ナンヨウショウビン
ここがナンヨウショウビンのお気に入りの枝。残念ながら体が半分隠れてしまう。
ナンヨウショウビン
またカニを捕まえた。漫湖にはカニが大量にいるので食うものには困らないのでしょう。
2017年12月17日(旧暦では2017年10月30日)
アカガシラサギが公園の池にやってきました。
昨年の9月からことしの5月までいたアカガシラサギ と同個体かもしれません。 このアカガシラサギは、本来なら夏羽に変わっていないといけない5月に、まだ冬羽をまとう換羽の遅い個体 でした。
そして、ほかのアカガシラサギが冬羽に変わっている中、やはり換羽が遅く、一部に冬羽が見えていますが、未だにほとんど夏羽で身を包んでいます。 1週間前に石垣島で見つけたアカガシラサギ は完全な冬羽でした。
水路には、ササゴイの幼鳥がいました。カイツブリやウを見ていたら上流の方からやってきて目の前を横切っていった。しかし、警戒心がとても強く、散歩の人が来るたびに右往左往していた。落ち着かない様子でしたが、ここで越冬するのだろうか。
アカガシラサギ
アカガシラサギ
アカガシラサギ飛翔。前回来たとき、飛来当初は人が遊歩道を通るたびに驚いて池の周りを飛び回っていたけど、越冬終盤には、ずいぶん人なれして数メートルの距離まで寄ってきていました。今回もしばらくしたら人馴れするでしょう。
アカガシラサギ
遊歩道からは葦が目隠しになっているので驚くと大抵ここで休憩していました。
ササゴイ
目の前をササゴイ幼鳥が横切りました。美しい模様です。
2017年12月11日(旧暦では2017年10月24日)
石垣島の2日目は、前日の忘年会の酒が残っているといけないので10時ごろまでホテルでごろごろしていました。
今期の石垣島製糖工場は12月4日からサトウキビの受け入れが始まっており、それに合わせてサトウキビ農家は一斉にサトウキビの刈り取りを開始します。キビの機械刈りが始まるとハーベスターに驚いて畑から飛び出してくるネズミやカエル、昆虫などを狙ってカンムリワシやアマサギなどが畑の周りに集合します。今の時期や水稲の刈り取りの時期はカンムリワシの飛翔写真を撮る大チャンスです。
2日目は、あちこちでキビ刈りが行われており、カンムリワシも10個体以上観察しました。下の動画は、サトウキビを収穫するハーベスターとスプリンクラーの上で獲物を待つカンムリワシです。かなりやかましいハーベスターですが、餌に夢中なカンムリワシやサギたちには関係ないようです。
田んぼではカンムリワシ以外にもサシバやチョウゲンボウ、冬羽のアカガシラサギやタゲリ、シロハラクイナが獲物を求めて活動していました。諦めきれずにアオシギを探していると口元からグッピーがのぞくリュウキュウヨシゴイに出会いました。^^
石垣島シリーズ(12月10日〜11日)
石垣島でバードウオッチング(1日目)
石垣島でバードウオッチング(2日目)
カンムリワシ
カンムリワシ
カンムリワシ
上の写真の続き。勢いよく襲いかかった割りには獲物はミミズでした…。^^;
カンムリワシ
カンムリワシ
カンムリワシ
カンムリワシ
カンムリワシ
カンムリワシは全換羽に何年か要するようなので古い羽はボロボロですね。厳しい自然の中での生活の苦労が垣間見えます。
リュウキュウヨシゴイ
リュウキュウヨシゴイは狩りの最中のようでした。口元からグッピーがのぞいています。^^
アカガシラサギ
アカガシラサギ
アカガシラサギ
アカガシラサギはコサギより一回り小さくてリュウキュウヨシゴイより一回り大きいサイズです。
タゲリ
収穫が終わった牧草地にタゲリが2羽入っていました。両方とも幼鳥でした。
タゲリ
シロハラクイナ
シロハラクイナは農道を歩きながら時折草むらで餌をついばんでいた。
2017年12月10日(旧暦では2017年10月23日)
先月11月 に続き今月も石垣島に行ってきました。 前回は、ハイイロオウチュウという目的 があったのですが今回は特に狙うものもなく行ってきました。
空港に到着し、レンタカーを借りたら前回は撮影しなかったカタグロトビも一応撮ってきました。しかし遠いこと遠いこと。おまけに天気が良く気温が上がり大気が揺らぐ悪条件でした。^^;
田んぼには、ツクシガモが4羽でいました。午前中、訪れた時はいなかったのですが、夕方に戻ったようで石垣島の野鳥ガイド「スポッター」さんに教えてもらい撮影できました。^^
シギチやツメナガセキレイなどの数も減っていました。
1日目はその他にミヤマホオジロやタヒバリ、アオジなどを確認できました。ジョウビタキは愛想のいい個体が複数いて芝生に座りながら呑気に撮影。石垣島のジョウビタキは鷹揚だなー。本島のは目があった瞬間、逃げてしまう。
カンムリワシやサシバの狩りの観察と撮影も予定通りこなし、夕方には社の忘年会へ参加してきました。
石垣島シリーズ(12月10日〜11日)
石垣島でバードウオッチング(1日目)
石垣島でバードウオッチング(2日目)
ツクシガモ
ツクシガモが4羽田んぼに。石垣島でツクシガモが4羽とは珍しい。
カタグロトビ
カタグロトビのカップル。遠くて大気の状態も悪くどこにもピントが合わない写真を量産してしまいました。これでもマシな方。^^;
カンムリワシ
カンムリワシ
サシバ
サシバはバッタめがけて出動。足で掴むと防風林の方へ持って行きました。
ミヤマホオジロ
ミヤマホオジロ
ジョウビタキ
ジョウビタキのオスはカラスの食い残しのソテツの実を一生懸命つついていた。
ジョウビタキ
ミヤマホオジロを観察しているとどこからともなくジョウビタキのメスもやってきた。
タヒバリ
田んぼには、タヒバリがいた。アオジ8羽の群れもやってきたが、ススキの茂みに入ってしまい撮影は叶わず…。
タシギ
ジシギはタシギばかりでした。他にはアオアシシギやセイタカシギ、コアオアシシギ、アカアシシギなど。師匠に教えてもらったアオシギは探し出すことができず残念。