2024年5月18日(旧暦では2024年4月11日)
石垣島のリュウキュウガモは再発見 以降、継続して観察できています。釣り人が来ると驚いて遠くへ移動し、草むらに隠れてしまいます。土日は釣り人が多いようですね。
衰弱で救護されていたカンムリワシ幼鳥の放鳥を取材してきました。左足に「6」の数字が刻印された赤い脚環が標識されています。名前はリハビリを担当した方により「未来」と名付けられました。関係者や報道陣に見守られながら、力強く羽ばたいていきました。
リュウキュウガモ リュウキュウガモ 釣り人に警戒して午後は草むらから首を出すだけになっていました。
カンムリワシ 力強く羽ばたくカンムリワシの幼鳥。救護されてから1カ月半での放鳥となりました。
カンムリワシ 負荷したのが昨年の今ごろなのでちょうど満1歳となります。まだまだ幼羽に覆われていますが、かなり摩耗が進んでいますね。
2024年5月17日(旧暦では2024年4月10日)
リュウキュウコノハズクは5カ所目で抱卵開始を確認しました。近所のリュウキュウアカショウビンは最近、メス個体の姿を見ないので、こちらも抱卵中かもしれません。
カンムリワシの保護個体のみっちゃんは、この辺りを縄張りにするオスにやられっぱなし ですが、こりずにやってきて餌探ししています。この夏、しっかり栄養を付けて冬を乗り切り、立派な成鳥へなることを期待します。
リュウキュウガモは引き続き、滞在中です。通行車両やカラスなどに対しての反応が落ち着いてきて、一日の行動パターンも安定してきたので長期滞在しそうです。越夏したら多くの鳥屋の目を楽しませてくれそうです。
リュウキュウコノハズク 巣を見張るリュウキュウコノハズクのオス。同じ場所で3年連続の繁殖です。
リュウキュウアカショウビン 近所のアカショウビン。目の前を通りかかったガを空中キャッチしましたが、吐き出して捨ててしまいました。
カンムリワシ / 足環・フラッグ付き タウナギをのみ込む救護カンムリワシのメス「みっちゃん」。お気に入りのえさ場になっていますが、この場所では縄張りの個体と争いが絶えません。
ノスリ 自宅上空を通過したノスリ。獲物をとったばかりのようで、のど元が膨らんでいます。
リュウキュウガモ カルガモ 水路に子連れのカルガモ。ヒナがカンムリワシに付け狙われていました。
2024年5月16日(旧暦では2024年4月9日)
石垣島で5月1日に発見されたリュウキュウガモが再び、現れました!! 滞在2週間の長逗留となっています。動画も撮影できました。いつまでいてくれるのでしょうか?
このリュウキュウガモですが、石垣島で撮影される前の4月28日に西表島で確認されていたようです。新聞に掲載されてリュウキュウガモだと気付いたそうです。さらに、近所の人は昨年、ある河川の下流域で2羽を見たそうです。生き物に興味のある農家の人で、話の内容を聞いてもリュウキュウガモの可能性が高そうです。
さらに、あるウェブログの記事では、2006年の5月下旬から6月上旬に小浜島で不鮮明ですが、撮影されているようです。
リュウキュウガモは沖縄が繁殖の北限でしたが、1963年の慶良間列島での観察例を最後に確実な記録が途絶えていました。1999年の調査で2羽を確認したと山階鳥類研究所の報告書にありましたが、写真などなく詳細不明でした。
西表島のどこかの河川で、やんばるのオシドリのように少数が生息していたりしないかと夢が広がりますね。
リュウキュウガモ リュウキュウガモ リュウキュウガモ
2024年5月14日(旧暦では2024年4月7日)
オニカッコウの鳴き声がするので双眼鏡で見回してみるとモクマオウのてっぺんでさえずるオスを発見。近くへ寄れそうなので、慎重に車を進めました。100メートルほどまで近づいてもこちらを気にする気配はなし。さらに接近。あと20メートルのところで道が途絶えたので、茂みに隠れながら徒歩でさらに近づき、オニカッコウがさえずるモクマオウの下まで行くことができました。こちらに気づいていないようで、間近で迫力の姿と鳴き声を堪能することができました。これまでもしばしば確認されていましたが、石垣島のオニカッコウは2020年ごろから5月の飛来数がかなり増えています。
10分ほど観察しているとすぐそばの茂みからオニカッコウのメスの鳴き声。2個体いるようでした。メスの鳴き声に誘われるようにオス個体がいなくなったので付近を探索。オニカッコウの托卵相手と見られるオサハシブトガラスも巣を作っているようでした。これは繁殖の確認ができるかもしれないチャンスですね!!
今季は石垣島をはじめ、沖縄本島や南西諸島各地で飛来が多いオウチュウですが、ピークが過ぎてしばらくたちましたが、この日は2羽確認しました。さすがにそろそろ終わると思います。
自宅近くで毎年、繁殖するリュウキュウコノハズクは今年も抱卵スタートしたようです。7月初旬にはヒナが巣立つと思われます。
オニカッコウ オニカッコウのオス。かなりの至近距離で長時間、観察することができました。
オニカッコウ 100メートルぐらい離れてのオニカッコウ。近くにヒヨドリも止まっており、オニカッコウの大きさが際立っていました。日本産のカッコウ科で最大の体格を誇るだけあり、オサハシブトガラスと同大でした。
オウチュウ 田んぼに現れたオウチュウ。旧羽を多く残している個体です。第1回夏羽へ移行中でしょうか。
オウチュウ 上と同個体を前から。胸の辺りも旧羽が目立ちます。この日は別にもう1個体確認。
リュウキュウコノハズク 自宅近くで毎年、繁殖するリュウキュウコノハズク。営巣木はいつものモクマオウのようでした。
2024年5月12日(旧暦では2024年4月5日)
田んぼを回っていると林縁部からリュウキュウキビタキの鳴き声。探してみるとオス個体がさえずっていました。なぜか田んぼの灌木にも移動していました。
久しぶりにバンナ公園を訪れるとリュウキュウアカショウビンに複数個体出会えました。オスが目立つので、すでに抱卵に入っているペアが多いのかもしれません。
ベニバトも1羽確認。渡ってきたばかりで疲れているのか、電線に止まったまま時折、目をつぶっていました。
夕方の田んぼではリュウキュウツミが農道におりてきょろきょろしています。観察していると茂みに逃げ込んだスズメを狙っているようでした。
リュウキュウキビタキ リュウキュウキビタキ リュウキュウアカショウビン バンナ公園のアカショウビン。お気に入りのモダマの太いつるに止まっていました。
ベニバト リュウキュウツミ 茂みに逃げ込んだスズメを狙うリュウキュウツミのオス。
リュウキュウツミ この田んぼによく現れる若い個体で、警戒心は全くありません。朝と夕によく出没します。
雑種