ツミのヒナは順調に育っています。真っ白い綿毛から黒い羽が出だしました。一人っ子なので、親の持ってくる餌も独り占め、巣内も広くマイペースな性格に育っています。
明後日からやってくる、非常に強い台風13号の被害だけが心配です。
また、今日は、獣医さんとバードウオッチングしたのですが、アカショウビンの渡り始めの4月ごろは石垣島の南に位置する新栄町で交通事故に遭った成鳥がよく保護されるとか、秋口はアカショウビンの幼鳥が保護されるが場所の偏りはないとか、治療中に餌付きやすい野鳥はコノハズクで、餌付きにくいのはクイナ系とかアオバズクは凶暴で恐ろしいとかいろいろ興味深い話も聞けました。^^
8月9日追記: 7日の台風13号でツミの巣は吹き飛ばされ、ヒナは地面に墜落し何者かに食われてしまったようです。下に写真も追加しました。残念です。
8月17日追記: 巣が壊れて、ヒナがいなくなって7日たちますが、親鳥たちは未だ巣のあったアカギにやってきて、時には、獲物を運んできます。ツミの「ケー、ケー、ケー」という鳴き声が悲しく森に響き渡ります。
巣のふちに立って羽ばたきの練習をしています。
潮が引いてくると、アジサシたちが水浴びのために宮良川河口に集まります。この日は、ベニアジサシ3羽とコアジサシ1羽、エリグロアジサシ10羽、クロハラアジサシ1羽が集まりました。
フラッグ付きのエリグロアジサシは山階鳥類研究所保全研究室鳥類標識センターに連絡したところ、2002年から2013年の間に、沖縄本島周辺で、合計323羽に装着して放鳥したもののうちの一羽と教えていただきました。また、沖縄本島以外でフラッグ付きのエリグロアジサシが観察されたのは今回が初めてだそうです。アルミリングの番号まで読めれば個体識別できるそうなんですが、残念ながらかなりの距離がありましたので、拡大しても判別不能です。
遠いのでロクヨンに2倍のエクステンダかませて1200mmでの撮影です。^^;
ベニアジサシの求愛。左がオスで右がメスです。
本日、アカショウビンのヒナ3羽が巣立ちました。2羽は私が現場に着く前に巣立ったようで、1羽はスコールが来て避難しつつ昼飯を食ってる間に巣立ってしまった模様です。巣立ちを促すためか巣穴から見える場所に親鳥が止まったり、餌をヒナの口に入れてもなかなか餌を離さない行動をしていました。
餌渡しの動画もあります。
6/25に孵化を確認しているので、孵化後19日での巣立ちでした。アカショウビンの巣立ちとしては1日遅いです。残りの2羽も夕方には「ピーピー」という鳴き声から巣立ち直前の「ケッケッ」に変化したので明日には巣立つことでしょう。
今日運んできた餌は、カエルやイシガキモリバッタ、緑のバッタなどでした。
それと、フィールドでお会いしたバードウオッチャーのご夫婦に「shimasobaさんですか?」って聞かれちゃいました。^^; 車が緑だから分かるのかなー?
親鳥がバッタを運んできましたが、与えずに戻ってしまいました。