日々の記録。主に沖縄県は石垣島の自然を写真で紹介します。

与那国島でアカハラダカ、ブッポウソウ、アリスイ、ハリオシギほか

2020年9月22日(二十四節気の秋分、旧暦では2020年8月6日)

新型コロナで県外へ出られないので、シルバーウイーク中は2泊3日で与那国島へ家族旅行に行ってきました。

移動途中、林道や海岸線などをちょっとだけ鳥見。秋の渡りには若干早かったのと、2日目まで南風が吹き続けていたので与那国らしい鳥は出せませんでした…。^^;

2日目の夕方から北寄りの風になり、前日まで全くいなかったアカハラダカは林道などでたくさん見られました。西崎で観光していると南側の海上から目線の高さでアカハラダカが単独で島へ飛び込んできました。アマサギやコサギの群れは北風が吹き出した3日目に幾度となく海から与那国島へ到着する群れを見ました。40羽から最大で100羽ほどの群れでやってきました。

ブッポウソウは2日目の夕方に1羽、3日目にもう1羽を確認しました。八重山のブッポウソウはだいたいこの時期で石垣島でも1羽出ていました。

この時期、島内で特に目につくのはエゾビタキとシマアカモズ とツメナガセキレイで、何羽見たかわかりません。ツメナガセキレイは珍しい亜種も期待したのですが、全てマミジロツメナガセキレイでした。

東崎では、まさに到着したばかりというチュウジシギが岬の先端にいました。

ライファーとなるアリスイも確認。沖縄ではなかなか見ることができず「やばいの見つけた」というと息子が「長芋見つけた?」と聞き返し3歳児のかわいさ全開です。^^

沖縄県が設置したウリミバエの不妊虫放飼カゴ周りにはサンコウチョウやキマユムシクイ、キセキレイ、エゾビタキ、ツバメ、タイワンヒヨドリなどが集まっていました。

林道ではトケン3羽を見たのですがどれも飛び去る後ろ姿だけなので同定できず…。カラムクドリは十数羽の群れ、サンショウクイも数羽の群れを何度か見ました。ムシクイは子連れでの撮影は厳しいですね…。^^;

そして与那国島で一番の成果はハリオシギの死体を拾ったことです。^^ このハリオシギは featherbase にて 羽根標本(Exhibit #5698) になりました。

アカハラダカ

近くで撮影することができたアカハラダカの成鳥メス。

アカハラダカ

アカハラダカ正面顔。

アカハラダカ

いつも遠いアカハラダカを近くで見られて幸せでした。^^

ブッポウソウ

ブッポウソウの幼鳥。

リュウキュウサンコウチョウ

ウリミバエの不妊虫放飼カゴ周りに数羽が集まっていたサンコウチョウ。ほかにもエゾビタキやキセキレイ、ムシクイなどがウリミバエを狙っていました。

アリスイ

ライファーのアリスイ。沖縄本島や石垣島でもほとんどお目にかかれません。

チュウジシギ

岬の先端にポツンと。チュウジシギには似つかわしくない環境なので渡ってきたばかりでしょうか。

ハリオシギ

路上で死んでいたハリオシギ。足の先が尾羽を超えます。

ハリオシギ

ハリオシギの針。手が臭くなった。息子も「くっしぇ!!」を連発していた。郵便で送った。

エゾビタキ

エゾビタキの幼鳥。集落内から林道までどこにでもいる。

エゾビタキ

頻繁にフライングキャッチで虫を捕まえていた。

アマサギ / コサギ

アマサギとコサギの群れ。大小さまざまな群れがやってきて渡りの勇壮さを感じさせてくれました。

アマサギ / コサギ

こちらもアマサギとコサギの混群。足を骨折している個体が1羽写っています。

シマアカモズ

シマアカモズ成鳥オス。

ムナグロ

ムナグロ幼鳥。幼鳥は今季初確認。

インドハッカ

与那国島で繁殖しているインドハッカ。町役場の通風口で今年も子育てしていました。

ムシクイの残像。足の色や頭部や上面の色合いなどからエゾムシクイかアムールムシクイの可能性が高いそうですが、鳴き声を聞かないことには…。乳幼児2人を連れてではこれが限界。^^;