前回の成鳥2羽 に続き、今回は幼鳥のアカツクシガモが飛来しました。成鳥たちは警戒心がめちゃくちゃ強かったのですが、今回の幼鳥は若さゆえか警戒心はほとんどなく、楽に観察できました。
ハイイロガンも長逗留中でこのまま越冬モードでしょうか。ヒシクイ、マガン、カリガネ、クロヅルも滞在中です。
海岸にはメダイチドリやシロチドリ、ムナグロ、キョウジョシギ、アオアシシギ、ハマシギなどが少数ながらも滞在。田んぼではツルシギやセイタカシギ、タカブシギ、ヒバリシギ、ウズラシギ、タシギあたりが目立ちます。クロハラアジサシも成鳥、幼鳥とも滞在。
今シーズンはムクドリの仲間が種類はいますが数が少ないですね。
ツグミ、シロハラ、アカハラ、マミチャジナイも到着し出しました。
今シーズン、3羽目となるアカツクシガモは幼鳥でした。幼羽から第1回生殖羽へ移行中。
10日ほど前に現れたハイイロガン。現在石垣島には、ハイイロガンのほかにカリガネ、マガン、ヒシクイ、コハクチョウ、クロヅルと南の島らしくない鳥たちが滞在しています。
カンムリワシの幼鳥は今シーズン9個体目となりました。非常に活発な個体で、水田や採草地で獲物を捕まえていました。
数日前からオニアジサシも飛来。例年、しばらくは滞在しますが、越冬まではなかなかしないです。海岸には、メダイチドリやシロチドリ、コチドリ、ムナグロ、キアシシギ、アオアシシギ、キョウジョシギなどが数を増減させながら滞在中です。
ハイイロガンは昨年末、沖縄本島で5羽の群れ を見ていますが、石垣島では初めての出会いとなりました。
石垣島にも越冬組の小鳥が増えてきました。
そんな中、見つけた変なジョウビタキ。最初はオスの幼鳥が第1回冬羽に変わりつつあるのかと思いましたが、そうでもないようで、メスタイプの変な羽衣の個体という可能性も指摘されています。いずれにせよ興味深いジョウビタキでした。
川沿いの茂みにはムジセッカがそれなりの数でやってきているようでした。写真はなかなか撮れないですね。
シベリアアオジはサトウキビ畑に結構な数が潜んでいました。アオジっぽい個体も混じっていました。
喉のあたりがオス成鳥の姿に変わる途中かと思ったのですが、羽が抜けてしたの黒い部分が露出しているようです。それでも目の上からえらの辺りにかけての白っぽい羽毛はオスのように見えます。
ただ、ジョウビタキは幼羽から第1回冬羽に代わる時、オス個体は鮮やかなオレンジの羽が出るようです。この個体は一部オレンジがかっていますが、ほかは茶色です。
2018年から石垣島で毎年、越冬している暗色型のサシバ が今年もやって来ました。最初の年は幼鳥だったので、今年で5歳になります。少しずつ警戒心が弱くなり、今年はかなり近くで観察できるようになりました。
2015年に石垣島に初めて現れて 以来、順調に繁殖を重ねていまや石垣島内のあちこちで見ることができるカタグロトビはついに、町中へも進出して来ました。この日は真栄里にあるマックスバリュ上空で2羽が連れ添って飛ぶのを確認。石垣市役所東側の荒地で餌取りしているのもよく見かけます。
石垣島に越冬に訪れたブラックサシバ。5年目の飛来となります。例年、3月ごろまで滞在します。
約2年ぶりにコハクチョウが飛来しました。前回は春になるまで滞在したけど、今回はいつまでいるのか。警戒心はほとんどないので、長逗留してくれるとうれしいですね。
カンムリワシの動きが繁殖期を前に活発になっています。鳴き交わす声や縄張り上空を飛翔する姿をよく目にするようになりました。
アカガシラサギは複数箇所で越冬中。草むらに入ると同化して見つけにくいです。
オオバンが11月に入り、一気に増えました。一昨年はオオノスリによく襲われていました。今季はチュウヒ、ハイイロチュウヒ、ハヤブサが滞在しているのでオオバンにとっては気の抜けない越冬になりそうです。
シギはアオアシシギやコアオアシシギ、セイタカシギ、ヒバリシギ、タシギ、タカブシギあたりが滞在中です。
今季初のオカヨシガモを確認。ダムにはキンクロハジロやヒドリガモも増えてきました。
2年ぶりのコハクチョウ。あまり警戒心はない模様。
昨年 に続き、今年もアカツクシガモが飛来しました。今季は2羽で警戒心が非常に強いです。
先日のベニバト は滞在10日になりました。天候が悪くて移動できないと思われます。
10月26日から滞在のソリハシセイタカシギ も逗留中。こちらも滞在10日になります。
警戒心が強く、レンタカーに攻められるたびに飛び上がっていました。
石垣島で初記録となるカンムリオウチュウが現れました。強い風と雨の中、飛んでいる(飛ばされてくる?)虫を捕まえていました。オウチュウよりも体はひと回り大きく、がっしりとしていて、羽毛の光沢は太陽が出ていないにもかかわらず、かなり強い感じでした。
カンムリオウチュウは2000年に日本初記録として与那国島に飛来。以降、沖縄本島や本島周辺離島で数例が確認されています。
日本産オウチュウ属は、今回のカンムリオウチュウで3種コンプリート。国内未記録種のヒメオウチュウの飛来にも期待がかかります。
仕事中、仲間内の連絡網に「カンムリオウチュウ確認」と着信。そわそわしながら、仕事を終えると連絡から2時間遅れでなんとか現場へ到着。強い雨と風の中、カンムリオウチュウの姿を見ることができました!!
第一発見者の 石垣島BIRD観察 さんのおかげでライフリストも増えました。^^
イエスズメが2年連続で石垣島に飛来しました。 昨年は、11月3日にパイナップル畑 。今回は田んぼでの確認です。
稲刈りが進み、ベニバトが見やすくなってきました。
田んぼにコオバシギが入っていました。海岸で見ることがほとんどですが、田んぼにもたまに入るようです。
昨年に続き現れたイエスズメ。沖縄県内では 2018年に沖縄本島の糸満市で本島発記録としてオス を見つけて、昨年(2021年)は石垣島中部でメスを発見。今回は残念ながら自力での発見でなく、島外からのバードウオッチャーが発見しました。
ベニバトを見る機会が増えてきました。ソリハシセイタカシギも複数場所に現れています。
ヨシゴイは昨年同様に多いようです。ちなみに 昨年の11月はタカサゴクロサギ、オオヨシゴイ、ヨシゴイ、リュウキュウヨシゴイと1カ月の間に日本産ヨシゴイ属全てをコンプリート するという奇跡の年でした!!
石垣島で残っているジシギはほぼタシギとなってしまいました。
ベニバトのオス。
弊紙読者の方が17日に石垣島初記録として観察したクロヅルはまだ滞在していました。無事に写真に収めることもできました。^^
鹿児島出水平野で見たクロヅル は虹彩の色が濃いオレンジだったのですが、今回の個体の虹彩は薄い黄色。これはクロヅルの年齢によるものなのか、亜種による違いなのか、それとも個体差なのか気になるところですね。
ちなみにこの秋は、石垣島初記録が 先日のヒメカッコウ に続き、2種目となりました。昨年は11月以降が過去に例を見ないほどにフィーバーした石垣島の野鳥界ですが、今年は、この2種含め、さらにすごいことになっています!!
出勤しがてらのぞいてきたら、 3日前に見つけたコシャクシギ も元気に滞在中でした。
石垣島にクロヅル。数日前まで吹き荒れていた北寄りの風で吹っ飛ばされてきたのでしょうか?
昨日、見つけたコシャクシギ は、きょうも雨の中の牧草地を元気に歩き回っていました。
雨に濡れて真っ黒になったコシャクシギ。暗色型かと見まごうほどの黒さ…。^^;
今季6羽目のカンムリワシ幼鳥を見つけました。警戒心の薄い個体で近距離で観察することができました。採餌に差し支えるので、幼鳥の場合は短時間の観察に留めます。
田んぼではチュウヒが現れてレンカクを驚かせていました。 10月12日から滞在中のレンカク は稲の中に入って出てこなくなってしまいました…。
美しいカンムリワシの幼鳥。
昨日 に続き、今季2羽目のアメリカウズラシギを発見しました。今回はいい条件で観察、撮影することができました。
今季初となるタゲリは10羽ほどの群れで、全てが幼鳥でした。石垣島でこの時期に見られるタゲリはほとんど幼鳥です。
写真は撮れませんでしたが、ベニバトやセジロタヒバリ、ヒバリなども確認できました。
今季2羽目の発見となったアメリカウズラシギ。昨日同様にこちらも幼鳥でした。