2018年4月4日(旧暦では2018年2月19日)
漫湖での滞在期間が8カ月の長逗留のナンヨウショウビン。きょうの沖縄は天気もよく汗ばむ陽気の中、何度も目の前に現れ、ナンヨウショウビンファンのみなさんを楽しませてくれました。福岡から来た若いカップルも到着早々にナンヨウショウビンを見ることができ幸先のよいスタートが切れたようです。
一番のお気に入りの枝に止まると、シロガシラ2羽の猛烈な攻撃を受けていました。巣があるのかもしれません。攻撃をうるさがってか、きょうは、いつもはあまり止まらない木を利用していました。
この木は、展望台近辺からも見えるのですが、木道をセンターの方へ戻ると1カ所だけ最短距離で抜ける場所があります。そこから撮ると距離も近く順光でナンヨウショウビンの美しい姿が夏のような太陽に照らされてひときわ輝いていました。みなさんも試してください。1人分の場所しかないので譲り合いの心でお願いします。
ナンヨウショウビン
時折、上空を気にしていました。猛禽でも飛んでいたのでしょうか。
ナンヨウショウビン
マングローブの隙間から1カ所だけ抜ける場所からナンヨウショウビン。太陽を浴びて輝いていました。
ナンヨウショウビン
シロガシラのカップルに追いやられたナンヨウショウビン。
ナンヨウショウビン
木道の展望台付近から見るとこんな感じ。少し遠いですね。
ナンヨウショウビン
展望台からセンターへ少し戻ると近い距離から順光で撮れます。しかもマングローブの隙間から撮るのでナンヨウショウビンも警戒しません。
2018年4月2日(旧暦では2018年2月17日)
昨年も多くの可愛らしいシロチドリのヒナが巣立っていった 造成地で、今年も繁殖が始まりました。昨年は、遠くから確認できるだけで8巣が作られ24羽以上のヒナが誕生しました。ことしも無事に多くのヒナが育つことを願うのですが、ついにボーリング調査が入ってしまったので、この地も間も無くアスファルトとコンクリートで塗り固められてしまうことでしょう。
屋上にシロチドリやコアジサシが営巣できる環境をつくるなどして、東京都下水道局森ヶ崎水再生センターの様に彼らの住処が確保できるといいのですが…。
4月3日追記
翌日、同じ場所へ行くと工事が本格化してシロチドリは一羽も見えなくなっていました。近くを探すとレンタカーの駐車場の端っこで途方にくれたシロチドリが数羽いました。ことしのここでの営巣はかなり厳しい感じです。
シロチドリ
2羽のシロチドリが追いかけ合ったりしていると思ったら、オスが片方の翼をメスに見せつけるような行動をしていました。求愛ですね。
シロチドリ
オス(右)は翼を見せたり尾羽を持ち上げたりしてメスにアピール。
シロチドリ
シロチドリ
シロチドリ
鳥の交尾は短時間なのが常ですが、このペアは1分30秒ほど交尾していました。
シロチドリ
シロチドリやコアジサシが繁殖したり、昨年の今ごろは、 コシャクシギ や オオチドリ もやってきました。他にもオオメダイチドリ、メダイチドリ、ムナグロなどが渡りの中継地に使っていた土地なのですが、ついに開発が始まるようです。
シロチドリ
レンタカーの駐車場に数羽のシロチドリが避難していた。
シロチドリ
工事が本格化し、重機も車両も人も増えてシロチドリは姿を消した。
2018年4月1日(旧暦では2018年2月16日)
先日のシマアジのオスはまだいました。少し離れていた2羽でしたが合流したようです。アオアシシギやセイタカシギ、ヒバリシギもこれから増えてきます。
公園にいたシマアカモズは随分人馴れしていました。
シマアジ
シマアジ
シマアジ
シマアカモズ
シマアカモズ
今まで見かけなかったシマアカモズなので北上組かな。
アオアシシギ
セイタカシギ
ヒバリシギ
2018年3月30日(旧暦では2018年2月14日)
沖縄本島南部の農耕地に今季初のオオチドリとツバメチドリを確認。午前中、師匠からメイルで情報をもらったのですが、現地についたのが日没寸前。しかも教えてもらっった場所から数百メートル移動しており、諦めかけましたが、なんとか見つけられました。
オオチドリもツバメチドリも渡ってきたばかりなのか疲れた様子で休んでいました。 一昨年もきょうと同じ3月30日にオオチドリを豊見城市で撮影 していました。その時は5羽で成鳥と幼鳥が混じっていました。
ツバメチドリは、かなり疲れた様子で羽を膨らましほとんど動きませんでした。沖縄にはこれから繁殖する群れもやってくることでしょう。
オオチドリ
オオチドリ
オオチドリ
ツバメチドリ
今季初のツバメチドリ。さらに北上する個体や沖縄本島で繁殖する個体などこれからどんどん増えてきます。
ツバメチドリ
ズアカアオバト
近くの公園では、ズアカアオバトが巣作りしていました。
2018年3月26日(旧暦では2018年2月10日)
三角池にシマアジのオスが入っていました。三角池につながる水路にもシマアジのオスがいました。 1月ごろから三角池にいたシマアジのメス は姿が見えなくなっていました。
クロツラヘラサギは10羽、アオアシシギは30、セイタカシギは20ほどがいました。コガモはオスは1羽もいなくなっていて、メスが数羽残っているだけでした。ほかは、ハシビロガモはオスメス合わせて10羽ほど、ヒドリガモのオスが1羽、タシギが2羽いました。
シマアジ
シマアジ
ほとんど寝ていました。渡りの疲れを癒しているようです。
シマアジ
シマアジ
水深が10センチもないような所ですが、一生懸命、エサをとっていました。
コガモ
三角池で越冬していたコガモたちのオスは1羽もいなくなって、メスが数羽残るのみでした。
コサギ
コサギは、枝を運んできて巣を作るような動作をしていました。