日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2021年1月28日(旧暦では2020年12月16日)

石垣島では田植え前の代かきや牧草の刈り取りがあちこちで始まり、それにつられカンムリワシも餌を求めて現れています。

今季は、幼鳥の定着率が悪く、いたと思ったら翌日にはいなくなりしばらく姿を見ないというようなケースが多く発生しています。理由はよく分かりません。

カンムリワシ

カンムリワシ幼鳥。餌の少ない初めての冬を迎えて少し元気がない感じです。

カンムリワシ

田んぼの代かきでカエルなどが土中から現れると飛びかかって捕まえていました。

カンムリワシ

カエルを捕まえた。これぐらいのサイズの獲物はひとのみです。

カンムリワシ

獲物を見つけてふたたび出動。

カンムリワシ

カンムリワシのメスで通称「ポイント」。右目にシミがあることからこの名前がつきました。ペアのオスと鳴き交わしています。

カンムリワシ

上の「ポイント」とペアのオス個体。鳴き交わしています。

ジョウビタキ

ポイント夫妻のとなりにジョウビタキのオス。カンムリワシは襲ってこないことをよく知っています。

カンムリワシ / コハクチョウ

カンムリワシとコハクチョウの貴重なツーショット。

カンムリワシ

刈り取りが行われる牧草地でネズミを捕まえたカンムリワシ。

オサハシブトガラス

オサハシブトガラスが横取りしようとやってきました。^^;

Category: 野鳥
2021年1月28日(旧暦では2020年12月16日)

今冬、何羽目かのソリハシセイタカシギ。沖縄では珍鳥なモズも飛来しました。しかもうれしいことに初列風切の基部に白斑がないタイプでした。^^

アカガシラサギは昨年からの越冬個体。水路のカモはいつものメンバーで田んぼではタシギ、セイタカシギ、アカアシシギとこちらもいつもと同じメンバーです。

ソリハシセイタカシギ(アボセット)

単独で飛来のソリハシセイタカシギ第1回冬羽。

モズ

このモズは警戒心が強く、遠くに止まったのをやっと撮れました。白斑のないタイプです。

アカガシラサギ

アカガシラサギ(右)とムラサキサギ。

チュウダイサギ

チュウダイサギ。沖縄や石垣島にはオオダイサギはなかなかやってきませんね。

アマサギ

アマサギ。ほんのわずかに夏羽が出ています。

コガモ / ヒドリガモ

水路で休むカモ。コガモとヒドリガモが大半を占めています。

アカアシシギ

アカアシシギ第1回冬羽。いつもの場所に数羽が群れていました。

セイタカシギ

セイタカシギのメス第1回冬羽。

タシギ

遠くにタシギ。5羽ほどが群れていました。

Category: 野鳥
2021年1月21日(旧暦では2020年12月9日)

3日前に今冬初のクロウタドリ を発見して以来、毎日のように島内で出ており、きょうでこの冬5羽目となりました。きょうは雨の中、シロハラやアカハラとともにガジュマルの実を食っていました。

例年、石垣島のクロウタドリは春の渡りの3月ごろに現れるのですが、ことしは約2カ月も前倒しの飛来です。1羽だけなら越冬個体とも考えられますが、あちこちで複数羽が出ているので新たに渡ってきているのでしょう。

数日前の大陸の寒波が影響している可能性もありますが、クロウタドリが1月にこれだけやってくるのは初めてのことで戸惑っています。

クロウタドリ

ガジュマルの実をついばむクロウタドリのメス。黒く完熟した実を選んで食っていました。

クロウタドリ

驚いてガジュマルの中に隠れたと思うとひょこっと現れます。

クロウタドリ

こちらも黒く熟した実を食べています。

シロハラ

シロハラのメス第1回冬羽。

Category: 野鳥
2021年1月21日(旧暦では2020年12月9日)

久しぶりに夜探。新しく購入したLEDライトを携えてヤマシギ探しに出かけました。結果、写真は撮れませんでしたが1羽確認できました。^^

リュウキュウコノハズクとアオバズクは南風が吹き、暖かかったこともあり、この季節にしては出会いが大変多かったです。

リュウキュウコノハズク

近所のベタ慣れリュウキュウコノハズク。

リュウキュウコノハズク

この個体はいつも見ているリュウキュウコノハズクと模様がずいぶん違うので口笛でリュウキュウコノハズクの真似をしてコールバックを試みましたが、無反応。リュウキュウなのか本土のコノハズクなのかはたまた他の亜種なのか気になりますね。

1月25日追記

羽屋さんに教えていただいた情報を共有します。コノハズクとリュウキュウコノハズクでは初列風切の外弁の斑の数が違うそうです。羽根識別図鑑(文一総合出版)を見ると確かにリュウキュウコノハズクの方がコノハズクより密にあります。よってこの個体はリュウキュウコノハズクの珍しいバリエーションの一つということになります。

リュウキュウコノハズク

日ごろ、夜探で回らないポイントを回ってみたら思いのほか、このリュウキュウコノハズクの密度が高かったです。夜探ルートに加えよう。

リュウキュウアオバズク

ヤマシギを探していたら地上で獲物を待ち構えるアオバズクを発見。鳴き声でリュウキュウアオバズクなのかアオバズクなのか確認しましたが、コールバックしてくれずどちらの亜種かは不明。

Category: 野鳥
2021年1月21日(旧暦では2020年12月9日)

小学生の野鳥観察会の取材をしたついでに鳥見。

カンムリワシ、サシバ、ウミネコの飛翔と愛想のいいアカガシラサギやタイワンハクセキレイ、沖縄では珍しいマガモ、越冬シマアカモズ、アカハラなど見られました。^^

サシバ

農耕地を飛ぶサシバの成鳥メス。

カンムリワシ

食事を終えて飛び立つカンムリワシの成鳥メス。

ウミネコ

河口には石垣島では少ないウミネコ。

ウミネコ

ウミネコ成鳥。頭が白くなってきており、すでに夏羽への換羽が進んでいます。ウミネコの換羽は早いようです。

アカガシラサギ

昨日と同じ田んぼにアカガシラサギ。

タイワンハクセキレイ

タイワンハクセキレイ第1回冬羽。

シマアカモズ

シマアカモズの成鳥オス。

シマアカモズ

シマアカモズのメス第1回冬羽。

マガモ

沖縄では数少ないマガモですが、今季は沖縄本島でも石垣島でもよく確認されています。

アカハラ

警戒心のないアカハラ成鳥オス。

Category: 野鳥