日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2021年6月11日(旧暦では2021年5月2日)

石垣島のリュウキュウアカショウビンはほとんどのペアが抱卵に入っています。7月中旬ごろには巣立ちラッシュとなります。

先日のベニバト は、2羽が滞在中でした。刈り取り後の落穂を拾っています。

クマゼミの鳴き声が島内各地で聞こえだし、石垣島はまもなく夏本番を迎えます。近年、台風が少なく暑い夏が続いていますが、今年はどうなることか今から心配です。

リュウキュウアカショウビン

リュウキュウアカショウビンのオス。メスは抱卵中と思われ、最近姿を見せません。

リュウキュウアカショウビン

上の個体とは別のエリアで抱卵中のアカショウビン。

ベニバト

滞在中のベニバトのオス。

ベニバト

メスも滞在中です。

クマゼミ

公園や学校などではクマゼミの大合唱が聞こえる季節になりました。

Category: 野鳥
2021年6月6日(旧暦では2021年4月26日)

雨で公園にも行けないし、新型コロナで人混みははばかられるということで行って来た 家族バードウオッチング の続き。

リュウキュウヨシゴイのバトルやオグロシギなどが見られて短時間鳥見にしては良かったかなと思っているとスズメの群れの中に何やらあやしい鳥影。大きさ形はスズメなんですが、明らかに赤い。オリイヤマガラをさらに赤くした感じの小鳥を双眼鏡に入れてみると赤褐色の色彩変異が見られるスズメでした。これまで バフ変の白っぽいスズメ部分白化のスズメ は見て来ましたが、こんな赤くてかっこいいスズメは初めてです。妻には「スズメまでチェックしてるの?」とか言われましたが、鳥屋なら当たり前ですよね?

同じエリアにはベニバトが3羽飛来。キジバトの群れに混じって稲刈り後の落穂を拾っていました。

スズメ

スズメ成鳥。ド派手な赤褐色が群れの中でもかなり目立っていました。

スズメ

背中はこんな感じ。全身赤いです。

スズメ

ギンネム林の中で休憩。

ベニバト

ベニバトのオス。美しい紅色をしていますが、赤褐色スズメのインパクトが強すぎました…。

ベニバト

ベニバトのメス。後ろのリュウキュウキジバトと比較すると小ささがよく分かります。この時季、オスとメスで行動しているなんて繁殖を期待してしまいます。ハトは子育中はくちばしの付け根あたりにその痕跡が現れるのですが、写真を見る限りは子育て中ではなさそうです。抱卵中やヒナが小さい時は片方は巣を離れませんしね…。^^;

Category: 野鳥
2021年6月6日(旧暦では2021年4月26日)

家族4人で1時間に満たない時間ですが、久しぶりに田んぼでのバードウオッチングをしてきました。息子は現れる鳥すべてを「鷲!!」と大喜びでした。

残念ながら石垣島唯一の鷲のカンムリワシには出会えませんでしたが、繁殖期を迎えているリュウキュウヨシゴイのオス2羽とメス1羽が入り乱れて繰り広げるバトルを観察できました。

きれいな婚姻色に染まったオレンジ色のリュウキュウヨシゴイたちがまもなく刈り取りが始まる黄金色の稲穂の上を飛び回っていました。

台風3号が通過して天候が荒れたのでオグロシギ2羽が入りました。飛翔能力の高い大型シギは、海上が荒れでもしないとなかなか石垣島には降りてくれません。セイタカシギも10羽程度いました。

この田んぼで繁殖しているタマシギのオスが一羽でいました。子育ては終わったのでしょうか。

ほかにも色彩変異で赤褐色になったスズメやベニバトのオスとメスに会えました。

リュウキュウヨシゴイ

リュウキュウヨシゴイのオス。婚姻色が出ています。

リュウキュウヨシゴイ

上のリュウキュウヨシゴイを見ていたら、オスとメスのリュウキュウヨシゴイが近くに降り立ちました。真ん中がメスで両サイドがオスです。右の2羽がペア。

リュウキュウヨシゴイ

しばらくにらみ合いが続いていましたが、ついに右のオスが左のオスに飛びかかりました。下に写っているのは先制攻撃を仕掛けたオスとペアになっているメス。

リュウキュウヨシゴイ

メスのリュウキュウヨシゴイ。こちらも婚姻色が出ています。

オグロシギ

オグロシギ2羽。右は第1回冬羽から夏羽、左は冬羽から夏羽へ換羽中。

セイタカシギ

セイタカシギ成鳥メス。

タマシギ

タマシギの成鳥オス。

Category: 野鳥
2021年6月2日(旧暦では2021年4月22日)

夕方、リュウキュウツミとリュウキュウアオバズクの繁殖状況を確認。順調です。

リュウキュウツミ

自宅近くで抱卵中のリュウキュウツミ とペアになっているオス。

リュウキュウツミ

2019年から同じ場所で子育て中のリュウキュウツミ 。左足の骨折痕がトレードマーク。

リュウキュウアオバズク

アオバズクのオス。暗かった…。

Category: 野鳥
2021年6月2日(旧暦では2021年4月22日)

短時間バードウオッチングでしたが、石垣島の留鳥が勢揃いしました。^^

公園や林道などでリュウキュウアカショウビン数羽。巣穴堀りをしている個体やすでに抱卵に入っているペアなど出会えました。

キンバトの出会いは5月中旬ごろから非常に多くなり、ご多分に漏れず落下して裂開したオオバギの種子をついばんでいます。

リュウキュウキビタキは今年生まれの個体がすでにさえずりながら縄張りを主張。警戒心は弱めで縄張りの見回りなどしっかり観察できました。

リュウキュウコノハズクも数ペアが抱卵中です。

自宅近くのカタグロトビ の子育てを観察していたら、リュウキュウツミの巣を見つけました。カタグロトビの巣からほんの20〜30メートルしか離れておらず驚きました。ツミはほかのツミが近くを通ると追いかけて縄張りから排除していましたが、カタグロトビに対しては知らんぷり。カタグロトビもカラスにはアタックするのですが、ツミのことは気にかけていないようでした。不思議です。

リュウキュウアカショウビン

リュウキュウアカショウビンのオス。巣穴を掘っていました。

リュウキュウアカショウビン

上の個体が掘っていた巣穴。同じ木にいくつも穴を開けていてどれを使うかはまだ分かりません。

リュウキュウアカショウビン

林道のアカショウビン。こちらもオスと思われます。

リュウキュウアカショウビン

公園のアカショウビン。セミの幼虫を捕まえました。毎年、恒例の風景です。

リュウキュウアカショウビン

上と同個体。メスが見当たらないので抱卵に入ったのかもしれません。

キンバト

キンバトのオス。オオバギの種を拾っていました。

キンバト

歩道で見つけましたが、自動車が通ってもあまり気にしていないようでした。

キンバト

消化に必要な小石を飲み込んでいます。

キンバト

近くで撮影できる愛想のいい個体でした。

リュウキュウコノハズク

新規ポイントのコノハズク。リュウキュウキビタキを撮影していたら、メジロたちが居場所を教えてくれました。

リュウキュウキビタキ

リュウキュウキビタキのオス。第1回夏羽。よくさえずっていました。動画も久しぶりに撮りました。

リュウキュウキビタキ

上と同個体。旧羽はかなりすれています。

リュウキュウキビタキ

上と同個体。距離を10メートルほどとっていれば警戒しない個体だったので、縄張りを一周するところをついて行ってみました。^^ フライングキャッチでエサをとったり、枝先でさえずったりしながらの移動でした。笹藪にも入ったのは意外でした。

リュウキュウツミ

カタグロトビの巣の近くで見つけたツミの巣。写真中央にメスが座っているのが見えます。

Category: 野鳥