今季、2度目のタカの渡りを名護岳の天上展望台で見てきた。家を出るのが少し遅れたので、現地に着くと、すでに名護岳の麓からもサシバのタカ柱が見える。これは、出遅れたなと思いながら林道を展望台まで上がり午前8時20分ごろ到着。
早速、北に見える尾根に双眼鏡を向けてみると、数十羽のサシバのタカ柱ができていました。今日はたくさん飛びそうな予感。^^
結局、午前10時まで観察して600羽ほどカウントできました。ダブルカウントはほぼないはず。アカハラダカも何羽か渡って行きました。しかし、ほとんどの群れがかなり遠くを飛ぶのでなかなか写真に収められない…。
前回、たくさん渡っていたエゾビタキは一羽も見当たりませんでした。
帰りは、金武の田芋畑に寄ってみると、ここにも数羽のサシバがいて、田んぼで獲物を捕まえて長旅の疲れを癒し、越冬地を目指すさらなる旅に備えているようでした。
サシバの成鳥が真上を通り過ぎますがかなりの高度があります。
10月8日、寒露の日のアカハラダカ、サシバの渡り を境に越冬組と思われるサシバが増えだし、代わりにサシバのことを恐れるミフウズラはほとんど見なくなった。^^;
今日は、伊計島のサトウキビ畑でサシバを3個体発見。石垣島の越冬サシバと違って沖縄本島のサシバは警戒心が弱いですね。サシバの止まる木の下をレンタカーが走るのですが、全く気にすることなく大きなバッタらしき獲物を捕らえていた。
チョウゲンボウは、伊計島の手前にある宮城島で2羽観察。サシバとチョウゲンボウが住み分けているのは偶然なのか。今冬の観察課題とします。
サシバが見られるようになると、すっかり姿を潜めてしまったミフウズラをなんとか発見できました。いつもいるような開けた場所でなく、上空から死角になる木の下で餌探ししていました。
ミフウズラの天敵、サシバ。この日、伊計島で3羽のサシバを発見。
田んぼに渡りの途中の野鳥がどんどん増えています。
昨日のヒシクイは、今日も全く同じ田んぼにいました。昨日はきれいだったくちばしに泥がたくさんついていますので、田んぼに落ちた稲や草の種でも食っているのでしょうか。
クロハラアジサシとハジロクロハラアジサシもどんどん増えています。今日は、全部で30羽ほどいました。マガモは10羽入っていました。ツバメも大変多く数百羽の群れが一斉に飛び立ったと思ったら南の方へ消えていきました。それでもまだまだたくさんのツバメがいます。
シギ、チドリは、セイタカシギ、アオアシシギやコアオアシシギ、アカアシシギ、タカブシギ、ヒバリシギ、ジシギなどあちこちの田んぼにいます。
きび畑には、サシバやチョウゲンボウ、ハヤブサなどがいました。渡りの途中や越冬組でしょう。お陰で、ミフウズラが全く見られなくなりました…。^^;
沖縄本島に遊びにきている友人が見たがっていたのですが、叶わず残念。
ハジロクロハラアジサシ。芋畑の上を飛び回り、獲物を捕まえていました。
今日は、二十四節気の寒露です。冬鳥たちがやってくる季節ですね。
今朝は、午前5時半に起床し、午前7時半には名護岳の天上展望台に到着しました。到着後、1時間ぐらいは何も飛びませんでしたが、午前8時半ごろから北の方角からアカハラダカの群れがやってきました。今日最大のタカ柱は100羽ほどでかなり迫力がありました。
午前9時までも観察で250羽ほどが南へ渡って行きました。
また、サシバも十数羽がアカハラダカの群に混じって南に渡って行きました。石垣島では、アカハラダカは早朝にサシバは午後15時以降に飛ぶので両者が同じタカ柱をつくることはなかったのですが、名護岳では、アカハラダカとサシバの交ざったタカ柱が観察でき得した気分!!
エゾビタキも小さな群れがいくつも南に飛び去って行きました。田んぼには、ヒシクイが5羽やってきていました。季節の移ろいを感じさせます。
10月10日追記: この日は、最終的にアカハラダカ500オーバー、サシバ40ほどが飛んだそうです。
アカハラダカのメス。今年は、秋の渡りが遅れているそうです。
妻の実家、福岡へ遊びに行ったついでに、ハチクマの渡りを佐賀県唐津市の鏡山にある西展望台で観察してきました。この展望台は、眼下に長さ4.5kmの「虹の松原」と、その奥には穏やかな唐津湾が一望できる風光明媚なロケーションです。
この日は、午前9時ごろに展望台の東に見える一番高い山の上あたりを双眼鏡で覗くと数十羽のハチクマのタカ柱が認められました。それから30分後には、なんとか肉眼で見えるところまでタカ柱がやってきたのですが、雲に入ってしまいました。
午前10時すぎから、ぼちぼちハチクマが現れ出すのですが、残念ながら鏡山の南側を通過し、山が邪魔してうまく写真に収められません。
午前11時ごろになると、やっと山の北側を通過する群が現れだし、写真にも収めることができました。石垣島でもアカハラダカやサシバの渡りの時季に観察できることがあるのですが、シーズンに1羽か2羽程度と非常に少なく、今回、午前9時から午前11時半までの間に100羽以上のハチクマを観察でき大変感動しました。いつかは、五島の福江でハチクマの渡りを見て見たいものです。
和白干潟では、多くのカモと一緒にヘラサギとクロツラヘラサギが休んでいました。例年であれば、7〜8羽は飛来しているそうですが今季は遅いとのこと。どこの渡りを見に行ってもみなさん異口同音に今年の渡りは遅いと言います。台風の影響なのか繁殖地の問題なのか、はたまた気象条件が変わってきているのか…。
この日、一番近くを飛んでくれたハチクマのメス。
ソリハシセイタカシギが漫湖水鳥・湿地センターに1羽入っていました。干潮時は、かなり遠かったですが、潮が満ちてくると比較的近くで休憩していました。今季2羽目のソリハシセイタカシギです。
このソリハシシギ、上のくちばしが欠けているので 先日、うるま市で今季初確認したソリハシセイタカシギ とは別の個体のようです。
チュウシャクシギとアカアシシギが数十羽ずついました。漫湖に大量に生息しているヒメヤマトオサガニはシギたちの餌になっているようです。
休んでいるソリハシセイタカシギを見ていると目の前にカワセミが止まりました。久しぶりにカワセミの撮影ができました。^^
今季2羽目のソリハシセイタカシギ。遠くて大気の状態も悪く撮影には悪条件でした。^^;
八重山では、そこら中にいるシマアカモズですが、沖縄本島では少ないです。今日は、原っぱの真ん中に綺麗なオスのシマアカモズがいました。^^ 幸い警戒心のあまりない個体でした。いつもは、セッカがたくさんいるポイントなのですが、今日は、シマアカモズが原因なのか、セッカの姿をさっぱり見ませんでした。
八重山のイタチザメの腹を開けるとシマアカモズの嘴が大量に入っているそうです。渡りの途中で相当な数が海に落ちて命を落としているのでしょう。ダイバーが保護するケースも多いです。
帰りに漫湖水鳥・湿地センターに寄ったら、係の人が「アボセットいますよ」ってんで探してみたのですが潮が引いてて見つからず。^^;
数は少ないですが、沖縄本島にも渡ってくるシマアカモズ。
2日前の秋分の日、朝夕が涼しくなったはずなのですが、きょうは、非常に暑かったです。鳥たちも暑そうに口を半開きです。^^;
先日も訪れた 堆肥の撒かれた畑 は、餌を求めてやってくる鳥たちで大混雑です。^^
きょうは、ツメナガセキレイのほかに、ホオジロハクセキレイかシベリアハクセキレイと思われるセキレイが入っていました。
また、キョウジョシギは100羽近くに増えていました。エリマキシギやキアシシギ、トウネン、ムナグロ、キジバトなどが小さな畑に集結してすごい密度です!!
ホオジロハクセキレイの夏羽。
今日は、秋分の日。朝夕は涼しくなってきました。
仕事帰り、小さな田んぼを一度は通り過ぎたのですが、気になったのでUターンして戻ってみるとオグロシギが1羽とエリマキシギが1羽いました。ほかには、コアオアシシギやセイタカシギ、ヒバリシギ、トウネン、アカアシシギなどなど。初めて寄った田んぼですが、これからは巡回コースに入れようと思います。^^
海岸にはミユビシギが数羽いました。沖縄本島でミユビシギを見たのは初めてでしたが遠かったー。^^;
堆肥の撒かれた畑にもエリマキシギがいました。ことしは、エリマキシギをよく見かけます。多いのですかね。キョウジョシギやキアシシギ、ムナグロ、イソシギなども堆肥に湧いた虫を食っていました。
ツメナガセキレイも十数羽まとまっていました。石垣島ではいたるところにいますが、沖縄本島でこれだけ集まっているのは初めて見ました。
幼羽→第1回冬羽のオグロシギ。