日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

Oct. 17, 2023

初記録となるセイケイを発見しました!! セイケイは1970年代に本土で3例、1995年に沖縄本島で1例あるそうですが、どれもカゴ抜け判定されているそうで正式な記録がありません。なので、今後の調査で国内初記録となる可能性大です。

予定していた取材が取りやめになったので、しかたなく田んぼに寄ったら見つけてしまいました。最初はツルクイナかと思ったのですが、双眼鏡に入れるとはてなマークが頭の中を巡りました。「えっ、タカヘ」「いや、タカヘは飛べないな」「もしかしてセイケイ!!!!!!」と、そのヤバさが現実のものになりました。

セイケイ属は世界中にいくつかおり、以前は亜種の扱いでしたが、スプリットしてIOCのリストによると少なくとも7種類はいるようです。その中ではフィリピンセイケイに一番近いように感じました。

2023年日本野鳥類目録の第8版では検討種になっています。この機会に報告論文でも書いて検討種からランクアップさせたいですね。

まったく頭にない鳥が出てくると何かまったく分かりませんね…。^^;

Oct. 14, 2023

サシバの渡りがピークを迎えています。この日は、過去最高記録と思われる3000羽以上が渡っていきました。わたしは仕事で黒島に行っていたので、石垣島に戻ってから慌てていつもの渡り鳥観察所へ移動。向かっている最中もあちこちからサシバが湧いて来ていました。1000羽以上のタカ柱もあったそうです。

到着してからもあちこちからサシバが湧いてきてタカ柱をつくっていました。中には暗色型のいわゆるブラックサシバも確認できました。

渡り切らずに山林に降りる個体も相当数いたので、あすの朝は素晴らしいねぐらだちとなりそうです。

サシバのオス成鳥。

Oct. 14, 2023

今季初のソリハシセイタカシギ、ツルシギ、ヒドリガモ、ハシビロガモが到着しました。メボソムシクイは鳴き声は数日前から聞いていましたが、写真は今回、やっと撮れました。

ハリオシギは数を減らし、今日はなんとか1羽だけ絞り出すことができました。チュウジシギはピークよりは減っていますがまだまだ滞在中。タシギは増えています。

ソリハシセイタカシギ幼鳥。

Oct. 6, 2023

エリマキシギが複数箇所に飛来。ほとんど幼鳥です。定番のトウネンやアオアシシギ、コアオアシシギ、アカアシシギ、ヒバリシギはあちこちの田んぼに滞在中。ハマシギも見られるようになって来ました。

今季初となるムナグロ幼鳥は数羽の群れで飛来。公園や牛小屋周りでは、コムクドリやギンムクドリ、カラムクドリも増えてきました。

エリマキシギ幼鳥。

Sept. 25, 2023

アメリカウズラシギの幼鳥が2羽飛来しました。ぴかぴかの幼羽で美しい個体です。アメリカウズラシギを見ているとカタグロトビが定時よりも早く登場。狩りをすることなく、すぐにいなくなってくれました。^^;

今季初のベニバトは3羽飛来ですが、猛禽類に警戒してしまっているようで見にくかったです。

アメリカウズラシギ幼鳥。

Sept. 24, 2023

久しぶりにアカハラダカの渡りが爆発しました。300羽近い群れが上空でタカ柱をつくり、朝日にキラキラと照らされるとギャラリーからは歓声が上がりました。

この日は900羽以上がバンナ公園にある渡り鳥観察所の上空を通過するのが確認されました。石垣島は沖縄県内でもアカハラダカの見やすいポイントがそろっています。

この日最大の300羽近いアカハラダカのタカ柱。

Sept. 23, 2023

ハリオシギ、チュウジシギ、タシギが交じった10羽ほどの群れを発見。とりあえずハリオシギをサーチすると2羽のみ。大半がチュウジシギで2羽がタシギでした。

ここから尾羽を撮るために粘るのですが、農家の作業のじゃまにならないように周りを気にしながら、ファインダーや双眼鏡でジシギの動きにも集中。想像以上に疲れる作業ですが、首尾よく尾羽が撮れるとかなり満足度の高い鳥見になります。^^

ハリオシギ幼鳥。典型的な個体で迷う余地なし。

Sept. 22, 2023

今季初のハマシギを確認。田んぼにはヒバリシギ、トウネン、タカブシギ、アオアシシギ、コアオアシシギ、セイタカシギなどがいます。海岸ではムナグロ、キョウジョシギ、キアシシギ、オオメダイチドリなどもたくさんいました。クロハラアジサシも数羽から20羽程度の群れを島のあちこちで見ます。

今季初のハマシギ。幼鳥でした。

Sept. 21, 2023

たまにはカタグロトビの写真でも撮ってやろうと餌場で待ち伏せしました。時間通りに現れて目の前でホバリングするなど獲物を探していました。いつもは2羽で来るのですがこの日は1羽だけでした。

石垣島のカタグロトビはずいぶん増えて、今では主な田んぼで朝と夕方、必ず訪れます。警戒心は強いので、ポイントを決めて待ち伏せするのが常套手段です。

カタグロトビ成鳥。雌雄は不明。

Sept. 21, 2023

今季初となるチョウゲンボウとコガモを確認しました。秋がどんどん深まっていきます。ジャワアカガシラサギは長期に渡って逗留中。一時は同じ田んぼに2羽いましたが、この日は1羽だけ。

タマシギは2回目の繁殖でしょうか。あちこちの田んぼで小さなヒナを連れた親鳥を見ます。

コアオアシシギ、アオアシシギ、アカアシシギ、タカブシギ、ヒバリシギ、トウネン、クサシギ、セイタカシギ、ジシギ3種あたりは数を増減させながら滞在中です。

ツメナガセキレイを捕まえたチョウゲンボウ幼鳥オス。

Sept. 18, 2023

子どもの運動会を見に行く前に近所を一回り。リュウキュウアカショウビン5羽とキンバト3羽を観察。アカショウビンはそれなりに個体数も多く、見ることができます。キンバトは巣材を何度も運んでいました。宮古島と同様にこの時期でも繁殖する個体がいるようです。年に2回の繁殖なのでしょうか?

近所のアカショウビン。そろそろ旅立ちの時なので終認すべく、毎朝、滞在を確認しています。すぐそばにもう1羽います。

Sept. 15, 2023

石垣島のジシギ3種そろいました。調子に乗ってハリオシギ、チュウジシギ、タシギを撮りまくってしまいました。尾羽付きの写真もかなり集まっています。今回は力作と自負しております。^^

飛ぶハリオシギ幼鳥。

Sept. 15, 2023

シベリアオオハシシギの幼鳥が飛来しました。田んぼでアオアシシギやセイタカシギと共に行動しています。

キリアイは各所の田んぼに入り、3エリアに4羽います。当然のことながら全て幼鳥。たまには成鳥が見たい…。

エリマキシギも複数飛来。オジロトウネンも少しずつ増えて来ました。

今季初のチュウシャクシギ幼鳥も確認。田んぼは秋が深まるごとに、にぎやかになってきました。

シベリアオオハシシギの幼鳥。農家の軽トラックが通るたびに驚いていた。

Sept. 15, 2023

8月下旬から滞在のジャワアカガシラサギ は相変わらず警戒心なしで餌探ししていました。

リュウキュウヨシゴイは今年巣立ったヒナの分散期であちこちで出会います。道路を横断する個体も多く、1カ月で2個体の交通事故を目撃しました。

ハジロクロハラアジサシはクロハラアジサシの群れに1羽だけ交ざっていました。

警戒心ゼロのジャワアカガシラサギ。1週間以上の滞在となりました。

Sept. 12, 2023

仕事で北部へ行くとシマアカモズが増えていました。南部の個体も増えてくると思います。ツメナガセキレイはマミジロツメナガセキレイばかり、そろそろ(キマユ)ツメナガセキレイなどがやってくるはずなのですが…。

シマアカモズ第1回冬羽。

Sept. 11, 2023

リュウキュウアカショウビンはまだまだ出会えます。わが家の周辺でも複数個体が観察できます。9月中には渡って行ってしまうと思います。4月から半年もの間、朝のさえずりなど生活に彩りを与えてくれました。^^

カラムクドリ1羽をインドハッカの群れの中で今季初確認しました。これから石垣島で越冬するカラムクドリ、ギンムクドリ、コムクドリ、ホシムクドリ、バライロムクドリなどがやって来ます。

一番ご近所さんのアカショウビン。ここでは 数日前に撮影した個体 と合わせて、少なくとも2羽がここで渡りに備えているようです。

Sept. 11, 2023

キリアイとオジロトウネンを今季、初めて確認しました。いずれも幼鳥でした。ハリオシギとチュウジシギも少しいました。タシギは相変わらず確認できず。

田んぼにはセイタカシギやアオアシシギ、コアオアシシギ、タカブシギ、ヒバリシギ、トウネン、コチドリ、ムナグロ、ソリハシシギなどがいました。

クロハラアジサシは小さな群れが、エサをとったり水浴びしたりしていました。

娘が見つけた今季初のキリアイ。秋はいつも幼鳥です。