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日本初記録となるギンカモメが石垣島に飛来!!(動画あり)

2021年6月23日

南半球のオーストラリアなどに分布してほとんど移動しないはずのギンカモメが石垣島に現れました!! 写真は多めの13態掲載します。最後に動画もあります。

朝、職場でミーティングを終えた直後、わたしの師匠である石垣島bird観察さんから「なんか変なカモメがいるんだけど」とメールが着信。写真を開くとなんとギンカモメ!! 電話で「ギンカモメですね!! すぐ行きます!!」と場所を確認してから急行。取材の時間が迫るぎりぎりまでギンカモメを堪能することができました。

まさかギンカモメが国内で見られるとは夢にも思っておりませんでした。この先、二度と見ることはないでしょうね。

翌日の紙面用に取材するため日本で唯一、ギンカモメを飼育する福岡市動植物園に逸出などの可能性がないか聞くと羽数を確認しているので逃げた個体はいないとの返事でした。同園では2003年に国内で初めてギンカモメの繁殖に成功したそうですが、現在では増え過ぎて困るので繁殖をコントロールしているそうです。福岡に行った際には、ぜひ福岡市動植物園を訪れてみようと思います。

ギンカモメの成鳥。羽がすれっすれです。どのようなルートで南半球の留鳥が石垣島にたどり着いたのでしょうか。

一生懸命羽繕いしています。

翼を広げたギンカモメ。後ろ姿から初列風切のミラーなどを確認。

くちばしと足の赤色と白い虹彩が印象的でした。

ギンカモメの翼下面や脇はこんな感じ。

左足を少し痛めているようで浮かし気味にしていました。

後ろ姿はこんな感じ。すれすれのボロボロですね。

尾羽は真っ白。そしてやはり擦れています。

ギンカモメ飛翔。翼をたたき下ろしたところ。

初列風切の斑もしっかり写りました。

河口を一周して戻ってきました。

水浴びするギンカモメ。

左上のコアジサシと大きさ比べ。

ソリハシシギもまだいました。

キアシシギは若い個体が複数滞在。

アオアシシギも複数が越夏中。