リュウキュウアカショウビンは、抱卵、育雛しているペアが多いですが、今年は個体数が多いのであちこちで出会います。早いところでは、今月末ぐらいから巣立ちが始まると思われます。
カンムリワシも子育て中です。稲刈りやサトウキビの夏植えが始まりましたので、餌取りなどを見る機会が増えてきました。
一昨年、ミツバチが営巣していた樹洞を乗っ取ったリュウキュウコノハズク は、今年も同じところで子育てしているようです。
公園のアカショウビン。警戒心ありません。
レンカクが1羽飛来しました。夏季のレンカクは5月下旬から6月いっぱいぐらいまでが時期となります。
今季は少なめなベニバトも飛来しました。ベニバトは一昨年が当たり年で二十数羽の群れが入ったりしましたが、昨年秋と今季は少なめです。
クロハラアジサシのピークは過ぎたようですが、ぱらぱらと通過中。季節外れのユリカモメも確認。 先週の個体 とは別のようです。
レンカク第1回夏羽。
ここ数日の石垣島のアジサシ類の様子。台風2号が過ぎ去った後にクロハラアジサシとハジロクロハラアジサシの群れが飛来しました。クロハラアジサシ二十数羽の中にハジロクロハラアジサシが3羽まじっていました。
南ぬ浜町ではコアジサシが抱卵していましたが、PAC3の展開に伴い、30台以上の車両がやってきてだめになってしまいました。繁殖期初期なのでどこか別の場所で繁殖してくれるといいのですが…。人間の活動で影響を受ける生き物がいることは常に意識したいですね。
ハシブトアジサシは何日か前から滞在中。まったく警戒心のない個体で、子どもたちが水遊びでさわいでいてもお構いなしで餌取りしていました。
季節外れのユリカモメは単独で飛来。台風で流されてきたのでしょうか?
写真には撮れませんでしたが、エリグロアジサシも数羽を目視。石垣島での繁殖のため、これから数を増やしていくと思われます。ベニアジサシはまだ確認できず。
ハジロクロハラアジサシは台風の余波が残る強風の中、田んぼの上を飛び回りながらトンボを捕まえていました。
渡りは落ち着いた石垣島では、島で繁殖するリュウキュウアカショウビンやリュウキュウコノハズク、リュウキュウアオバズク、リュウキュウツミ、ズグロミゾゴイなど造巣や抱卵など活発に動き回っています。
特にアカショウビンはとても活発で、この日は本業の仕事をしながらも午前中に13羽、午後に7羽の合計20羽をダブることなく確認しました。今年はアカショウビンの個体数が多いような気がします。
カンムリワシはこの時季、抱卵中で出会う機会が減ります。カタグロトビは年中、繁殖していますので、今も何箇所かは抱卵中です。
サンコウチョウも増えてきて、さえずりがあちこちから聞こえてきます。
林道でオスのアカショウビンが至近距離でさえっずってくれました。細かいディテールまで録音できています。
田んぼでシギなどを見ていると、空からツメナガセキレイの20羽ほどの群れが降ってきました。とりあえず目の前に降りた3羽を見てみるとシベリアツメナガセキレイ、マミジロツメナガセキレイ、(キマユ)ツメナガセキレイが横一列に並んでいました。突然の奇跡に驚き!!
今季、2羽目のシベリアツメナガセキレイ。 先月のは冬羽 でしたが、今回は夏羽でした。