ミフウズラの戦いほか(動画あり)
2018年11月4日(旧暦では2018年9月27日)
ミフウズラのメッカ伊計島で、今までにないほどたくさんのミフウズラが一堂に会する場面にめぐり合いました。この時期、越冬するサシバやチョウゲンボウを警戒して見つけるのが難しくなるミフウズラですが、島の端っこの畑に一度に確認できただけでも10羽のミフウズラが集まっていました。草むらに隠れているやつもいると思われるので、実際はもっといたことでしょう。
当然というか、数が多く集まるとミフウズラ同士で戦いが始まりました。戦いは3分以上も続きました。
畑は天地返しが終わったばかりのようで、土中にいた甲虫の幼虫などが地表にあらわになっており、スズメやハクセキレイ、イソヒヨドリも集まっていた。セッカは、サトウキビの茎に嘴を差し込み中に潜む虫を捕まえているようでした。
ミフウズラ、ゴングが鳴った瞬間お互いに立ち上がった。
すぐに取っ組み合いが始まった。
一歩も引かずにお互いの顔に食らいつくミフウズラ。
戦うミフウズラの後ろをもう1羽のミフウズラが駆け抜けます。それぐらいミフウズラの密度の濃い畑でした。
相手を組み伏せようとお互い必死の形相。
右側の個体の方が、体が大きく優勢。
この直後、決着がつき、左の個体が遁走しました。
1枚の写真に4個体のミフウズラ。手前の3羽と奥の草むらの右手に1羽。
こちらにも4羽のミフウズラ。見難いですが、4羽目は奥のサトウキビ畑に背中だけ見えている個体がいます。
ミフウズラは、スズメと同じぐらいの大きさ。ミフウズラとスズメは、よく同じ餌場にいます。スズメがいたらしばらく観察していると警戒心を解いたミフウズラが現れることが多いです。
警戒心の薄い個体はこちらにどんどん近づいてきた。
サトウキビの茎に嘴を差し込み餌を探すセッカ。
食いでがありそうな大きな甲虫の幼虫を捕まえたハクセキレイ。
Category:野鳥