5月27日から6月2日まで小笠原諸島の父島と母島に行ってまいりました。写真の数が多いので小笠原航路、父島、母島を日にちで分けて掲載します。
今回の小笠原旅行のおがさわら丸は通常の25時間30分で到着する便ではなく、東京竹芝から父島二見港までを32時間20分かけ、島伝いに航行するというものです。東京を出発する時刻は午後9時40分となり通常便では夜間に通過する鳥島や孀婦岩などを日中に見ることができました。父島への到着は翌々日の午前6時です。
初日は夜に出発なので翌朝に備えて早く就寝。28日は日の出のともに起床し、早速海鳥観察を開始。午前中はめぼしいのはクロトウゾクカモメだけで、あとは小笠原航路基本種のオナガミズナギドリとオオミズナギドリ、アナドリばかり。
鳥島に近づくと、とても見たかったアホウドリやクロアシアホウドリ、アカアシカツオドリが登場し満足。その後は、やはりオナガミズナギドリが大変多く観察できました。孀婦岩周辺ではカツオドリが群れをなして飛び回り数十羽が孀婦岩の周りを取り囲んでいました。
海鳥は不案内なので間違いがあったら教えてください。
小笠原諸島シリーズ
父島航路(往路) ⇒ 母島航路(往路) ⇒ 小笠原航路(復路) ⇒ 母島1日目 ⇒ 母島2日目 ⇒ 父島1日目
アナドリに襲いかかるクロトウゾクカモメ。
いつも 塒で観察していたツミ に昼間、遭遇しました ( 追記: 後日、よく見たらメスでした。このオスとは違う個体です ) 。人を全く恐れず、5メートルぐらまで寄っても逃げる気配すらありませんでした。
先日は、18時35分に塒にやってきたので、今日も待ってみると18時39分にやってきました。「キッキッキッ」と小さく鳴いていつもの枝に止まりました。
また、リュウキュウコゲラの営巣もありました。枯れた木にゴルフボールほどの穴がきれいに開いていました。
カンヒザクラに止まるツミのオス。70-200に2倍のエクステンダーをつけてみたのですが逆光気味だとひどくコントラストが落ち、解像感も落ちます…。^^; Lightroom でコントラストは上げています。
潮が引いてくると、アジサシたちが水浴びのために宮良川河口に集まります。この日は、ベニアジサシ3羽とコアジサシ1羽、エリグロアジサシ10羽、クロハラアジサシ1羽が集まりました。
フラッグ付きのエリグロアジサシは山階鳥類研究所保全研究室鳥類標識センターに連絡したところ、2002年から2013年の間に、沖縄本島周辺で、合計323羽に装着して放鳥したもののうちの一羽と教えていただきました。また、沖縄本島以外でフラッグ付きのエリグロアジサシが観察されたのは今回が初めてだそうです。アルミリングの番号まで読めれば個体識別できるそうなんですが、残念ながらかなりの距離がありましたので、拡大しても判別不能です。
遠いのでロクヨンに2倍のエクステンダかませて1200mmでの撮影です。^^;
ベニアジサシの求愛。左がオスで右がメスです。
昨日、電線に止まっていたブッポウソウですが、私の 師匠 が、近くで撮影できる場所を見つけてくれました。2メートルはあろうかというチガヤをかき分けて崖の手前まで行くと目の前にブッポウソウが!!
師匠の行動力と根性にはいつも感動します!!
いつも電線どまりだったりでいまいちなブッポウソウが目の前に!! 久しぶりに感動しました。
午前中に崎枝半島を車で走っていると歩道から飛び立つヤツガシラを偶然見つけたのですが、警戒心が強く車道からは撮れない…。仕方ないので、アカショウビンを撮ったり、昼飯を食ったりして、夕方現場に戻ってみると近くの牧場に舞い降りていました。^^
今まで撮影したヤツガシラの中で、一番遅いのは 4月8日 でしたが記録更新です。^^
石垣島では遅めのヤツガシラ。普通は、3月いっぱいで渡りは終わります。とても警戒心の強い個体でしたので、2倍のエクステンダーかまして1200mmで撮影しました…。^^;
4月1日にアカショウビンの初鳴きを聞いて本日、撮影できました!! 昨年の9月25日に幼鳥のアカショウビン を見て以来。実に191日ぶりです!!
昨年のアカショウビンは、 3月31日に初鳴きを聞いて4月13日に撮影 でしたので、かなり早く写真に収めることができました。ちなみにこの個体は 昨年の初撮影個体 のペアのオスの方です。
美しい声でさえずるアカショウビン。背景と光がいまいちなのが残念です。^^;