2025年1月14日(旧暦では2024年12月15日)
昨年の10月に石垣島に現れたナンヨウショウビンは無事に年を越して元気に越冬中です。橋から観察するぶんにはいいんですが、近くで見ようと農道を歩いて近づくとあっという間に飛び去ってしまいます。一度、いなくなると次に現れるのは何時間後になるか分かりません。車両での接近をお勧めします。ただし、普通の乗用車だと座席が低くて水路がのぞけませんので、ワンボックスか軽トラ、軽バンなどをレンタルしましょう!!
この日は、ムカデやミナミトビハゼを捕まえていました。これまで確認できた餌生物はカニ、ヤドカリ、ムカデ、ミナミトビハゼとなりました。2017年8月から2018年4月にかけて沖縄本島の漫湖湿地で越冬したナンヨウショウビンはカニの捕食しか確認できませんでしたが、環境が変わればさまざまな生き物を餌とするようです。
ナンヨウショウビン ムカデを捕まえたナンヨウショウビン。アカショウビンもカンムリワシもイソヒヨドリも鳥類はムカデが大好物のようです。
ナンヨウショウビン ムカデの次は、ミナミトビハゼを捕まえました。獲物の表情は絶望的です…。
ナンヨウショウビン 石垣島にナンヨウショウビンがやってきて3カ月が経ちます。頭部や背中の換羽が少し進んでいるようです。
ナンヨウショウビン 車から観察する分には全く警戒しないので、羽毛をふくらませてリラックスしています。
ナンヨウショウビン 徒歩で近づいた鳥屋に驚いて飛んだナンヨウショウビン。尾羽のT1とT2は換羽しているようです。
2025年1月16日(旧暦では2024年12月17日)
ツメナガセキレイ、ムネアカタヒバリ合わせて数十羽の群れの中にシベリアツメナガセキレイが1羽いました。今季はツメナガセキレイ、ムネアカタヒバリなどが少なくさみしい限りです。
シベリアツメナガセキレイ ツメナガセキレイ ツメナガセキレイ マミジロツメナガセキレイ タヒバリ ムネアカタヒバリ 石垣島や沖縄ではタヒバリよりムネアカタヒバリの方が圧倒的に多いです。
シベリアハヤブサ シギを見ていたらハヤブサがいつもの場所にやってきました。狙いはオオバンですが、軽トラが通ったのでどこかへ飛んで行きました。
タシギ 2025年1月10日(旧暦では2024年12月11日)
公園で弁当を食べていたらズグロミゾゴイの幼鳥が近づいてきました。餌付けをされているわけではなく、たまたま近寄っただけのようでした。それにしてもズグロミゾゴイの幼鳥の警戒心のなさは心配になる…。
田んぼにはアカガシラサギが3羽ほど越冬中。水路に降りたり、草むらに入ったりとさまざまな環境で餌をとっているようです。
昨年の11月に放鳥されたカンムリワシの幼鳥の「はやて」を久しぶりに確認。放鳥地点から直線距離で10キロ以上も南下してきていました。市街地に近く、交通量が多いので事故に遭わないか心配です。
ズグロミゾゴイ ズグロミゾゴイの幼鳥。昨年、生まれたので成鳥の羽衣に変わりつつあります。
ズグロミゾゴイ ズグロミゾゴイの成鳥。巣作りにはまだ早いのですが、枝を拾ったりしていました。
アカガシラサギ アカガシラサギ 田んぼのアカガシラサギ。畔沿いを歩きながら小さな昆虫などを捕まえていました。
カンムリワシ カンムリワシの「はやて」。交通事故に遭って救護され、昨年の11月23日に野生復帰した個体です。左足に「8」が刻まれた緑の足環が見えます。
ツメナガセキレイ ムネアカタヒバリ 放置自動車のミラーに映る姿を攻撃するキセキレイ。フンの跡からするとずいぶん前からこの状態のようです。かわいそうなのでミラーは閉じておきました。
2025年1月8日(旧暦では2024年12月9日)
昨年末から滞在しているオオノスリは2個体とも幼鳥ということもあって、警戒心がそれほど強くなく観察できる機会は多いです。農地にいない時は山裾のお気に入りの木に止まっていることが多いです。
カンムリワシh幼鳥、成鳥とも見やすくなっています。寒い日が続くと獲物が獲りにくくなり、幼鳥の元気がなくなるので心配です。
オオノスリ 水路のそばの枝に止まり、オオバンを狙うオオノスリ。この後、急降下で水路に飛び込みましたが、狩りには失敗していました。
オオノスリ 別個体のオオノスリ。田んぼの上を旋回するとオオバンたちは、お互いに身を寄せ合って警戒していました。
カンムリワシ カンムリワシ カンムリワシ 県道沿いの街路樹にいたカンムリワシの幼鳥。最近、この場所でよく目撃されますが、交通事故が心配ですね。
カンムリワシ カンムリワシの成鳥が現れると幼鳥は一目散に逃げて行きます。
カンムリワシ こちらの成鳥は小さな水路を見下ろしていました。カニかカエルでもいるのでしょうか。
2025年1月8日(旧暦では2024年12月9日)
ソリハシセイタカシギは1羽になってしまいましたが、警戒心もなく長期滞在中です。近くにはタゲリ数羽とケリ2羽も逗留しています。
タシギの群れも同じ場所で滞在。チュウジシギやハリオシギはいません。コハクチョウ2羽も仲良く南の島で越冬中です。
ソリハシセイタカシギ(アボセット) 11月に11羽で飛来したソリハシセイタカシギも少しずつ数を減らして最後の1羽となりました。
タゲリ ケリ 沖縄や石垣島では数少ないケリですが、今季は2羽が滞在中です。
タシギ タシギ 大きな群れの近くにいるのですが、なぜか合流しないタシギ。いつも少し離れている個体です。
コハクチョウ コハクチョウも11月から滞在。狩り残した水稲がたくさんあるので、餌には困らないようです。